爺々の雑記帳

定年退職後の出来事や思いを書き留める

聖火ランナー妨害事件に思う

2008-04-28 15:56:00 | 雑記帳

(4月28)

 中国によるチベット弾圧に抗議する為と称しチベットで暴動が起きた。しかし暴動が起きる前に中国がチベット

弾圧している報道があったようには見受けられない。自分の勉強不足は認める所だが、私は暴動がいきなり起

こった印象があり、なぜ今暴動がと思ってしまった。どんな弾圧があったのか、全く知らなかった。なんらかの報

道があったのだろうか。


 今思うとこの暴動が用意周到に計画さていたとしか思えない。報道は暴動を批判する事無く、中国側の鎮圧にに

行き過ぎがあったのではと報道した。行き過ぎがあったかもしれぬが、暴動を批判する報道はなかった。自由諸国

はこぞって中国を批判した。自分がチベットに住む中国系住民だったら暴動の最中の恐怖は計り知れない。暴動は

暴力以外の何者でもない。

 
 今回の報道は公平に欠けるのではないだろうか。このチベット擁護報道をチベットの運動家を次のステップに走

らせた。オリンピックの聖火リレーを利用する計画である。聖火リレーを妨害する行為に対しても自由諸国は妨害

自体は困ったものだとしながらも、開会式の出席を辞退する等の発言で、妨害自体よりも中国のチベット政策を批

判した。

 これでいよいよチベット活動家を勇気づけてしまった。ここで中国側は「留学生」と称する活動家を作り上げ、

聖火ランナー妨害に対抗させた。この「留学生」は純粋に自国が開催するオリンピックを応援する学生が大半であ

るとは思うが、中国政府のテコ入れがあったように思えてならない。考え過ぎだろうか。全国に散らばっている学

生が同じ大きさの中国の国旗を揃えて集まった。色々な大きさの国旗や、手作りの国旗等様々な国旗があって良い

はずだが。まさか日本に来るときに国旗を各自持ってくるとは思えない。


 日本以外でも「留学生」が同じ国旗を掲げている。中国政府が協力し、中国政府意を受けた者の存在なくしては

なし得ないのではと思うのである。暴動はデモではない。暴力と略奪、群集心理が政治的無関心な者まで巻き込

み、生命を奪い憎しみを育てる。決して褒められる行為ではないが、残念ながら、結果的にチベット暴動はチベッ

ト系住民の意思を全世界にアピールする目的は大成功となってしまった。

 オリンピックを露骨に利用したチベット側の行為は自由諸国の報道関係者が中立的ではなかった事。聖火リレー

妨害を厳しく糾弾しなかった事は反省すべきである。4年後またこのような事が発生しなければ良いと思わざるを

えない。


我家の庭木

2008-04-21 12:32:38 | 雑記帳

 我が家の周囲には狭いながらも庭木が取り囲んでいる。サラリーマンをしていた頃は何の興味もなかっ

たが、いつの頃からか、たぶん定年が見えて来た頃であろう、植木に徐々に興味を抱くようになった。

不思議な事である。脳内の趣向をつかさどる部分が老化しての事だろうか。


 書店で庭木の剪定や育て方に関する書を購入し慣れない手つきで鋏を入れている。庭木を整えるには

私のようにセンスが無いとちっとも格好がつかない。臆病でもいけない。思い切って鋏を使えないからだ。

そこでこのページでは、我が家の庭木を中心に手入れのノウハウを書いて行こうと思う。私の知識ではなく、

下記の書籍の知恵である。下記植木名をクリックすると画像がUPするが、剪定の見本では無いので

お断りをしておく。


参考文献   「庭師の知恵袋」豊田英次氏=講談社  「整枝と剪定」川原田邦彦氏監修=㈱永岡書店
          特に上記「庭師の知恵袋」は職人魂が随所に見られおもしろい

梔子(くちなし)

香りの高い花が咲く。昔は便所の近くに植えたと言う。くちなしの名は実が割れても口が

開かないからと言う。開花は6月~7月頃に新しく伸びた枝の先端に咲く。特に手入れの必要は無いが、

形を乱すような枝が伸びたら剪定する程度で良い。時期は7月上旬までに。青虫が7月前後に発生する

時がある。葉の色と同色の為見つけにくい。夜行性で昼間は葉の裏に潜む。葉の上に黒い糞を見つけたら

周囲に必ず居るので、丸坊主にされる前に取り除こう。

きょうちくとう

 この木はどんどん伸びる。ほっておくと背も高く、幅も取ってしまう為、庭木には向かないが、

なぜか我が家の庭にはある。公害に強いと言われているが、確かに萌芽力が強い。剪定は枝の根本から切

らないと、切った所から新しい枝が出てしまい格好が悪くなる。又根元から「ひこばえ」が出やすいので

早めに剪定する(写真はひこばえの様子)。

わが家の松は自分で手を掛けてた事がない。大きな理由は背が高く危険だからと言う

事も有るが、格好をつけるのが難しい。他の植木は丸く仕上げたり、平らにしたりと素人でもなんとか

誤魔化しが出来るが、松だけはそうはいかない。若いときから毎年手入れをしてきた方は別だが、私のように

定年になってから挑戦しようと思った方は、庭師にたのんだ方が無難だと思う。手入れとしては春の

「みどり摘み」と秋~冬の「もみ上げ」があるが、この方法については文献を熟読するか、1度庭師にたのみ、

ノウハウを盗んでから自分で出来るか判断してほしい。

もみじ

我が家には以前西側、南側、西側とそれぞれ間隔をおいて3本のモミジがあった。

しかし現在は何故か東側の一番条件の悪いモミジだけが残り、後の2本は枯れてしまった。1~3月に

切ると切り口から水が出て枯れる事がある。と文献にはあったが、原因は解らない。この木も丸や四角

に整える木ではないので、素人にはどのように整えてのか難しい。剪定は11~12月冬眠中にする。

この木は幹肌を鑑賞する木でもあるので下枝は切っても良いが、上部は神経質に切ることはない。

庭の場合あまり伸ばすと梯子を使用しなければならなくなるので、高枝鋏が届く範囲に使用。梯子は危険。

ナンテン

新しく伸びた枝先に7~8月に花が咲き、翌年実を付ける。剪定は葉が混雑したら

切れば良い。どこから切っても新しい枝が生えてくるが、一度に全部切り詰めるのは良くない。

世代交代のため、主枝を切ってひこばえを伸ばしてやる方法もある。実をたくさん付けるには、受粉時に、

雨がかからない工夫が必要だ。

サクランボ

DIYの大規模店で数年前70cm程の苗を1株購入した。亡くなった母がサクランボが

大好物であった為だ。しかし今では上記写真にもあるが、私の背丈の倍はある。桜は庭に植えるもので

はないと言う。根が所かまわず伸び近くの植木の養分を横取りする。大きなお屋敷なら別だが、貧乏人の

家には不向きである。また買った翌年から実を付けたが、食べる寸前で鳥にやられた。家族が枝が伸びすぎて

邪魔だと言い。きれいに剪定した。「桜きるばか・・・・」と言うがそれ以来花が咲かない。当然実も

付かない。さんざんである。今年花が咲かなかったら、切るしかない。

せんりょう

赤い実のせんりょうは家の周囲の所々に生えているが、黄色い実のセンリョウは

植えた覚えがない。しかし黄色い実がついている。鳥の糞にで運ばれたものか。縁起の良い木であり、

ダブルで幸運である。実が付くとその枝は枯れるそうなので、花?として根本から切って生け花に使う。

枝葉が混んできたら間引く。途中から切っても途中から新しい枝がかえてくる。枯葉はなかなか落ちない、

見苦しいのでこまめに取り除こう。

あおき

個人的には好きな庭木ではないが、物心ついた時から生えていて毎年赤い実をつける。

雄と雌の木が有り雄の木には実が付かない。斑入りの葉種は班が消えて緑だけの葉になったら、枝ごと切る。

日当たりが良すぎると班が消えやすい。剪定は伸びすぎた枝、内側に伸びた枝を切り詰める程度で良い、

直ぐに新しい枝が生えてくる。

つつじ

我が家で一番多い木である。我が家は私が小学校に上がる前に建てた家である。

全ての植木が56.7年経っている為背が高い。増して斜面に植えてあるので、剪定の時の梯子が掛

けられない。高枝鋏も届かない。剪定は木の外側ないし上側から見て行うが、木の真下に入り内側から

でないとできない所が多い。非常にやりにくい。花が咲き終わる頃が剪定時期と言われ剪定した。

しかし夏までに新芽が伸びる。家族が禁断の時期に又剪定し上部を整えた。がしかし上記写真のように

又徒長し上部から枝が突出してしまう。手が掛る木である。手が掛ると言えば、花が咲いた後、ポロリと

落ちずに、ぶら下がったり、小枝にくっ付いたり、と見栄えが悪い。花が散った後にできる種のような

物は取り除いた方が良いと言う。これが又大変な作業となる。手が届く範囲ならまだ良しとするが、

90%が届かない。12月になると枯葉が落ちる。掃いても掃いても後から後から落ちてくる。

1月までこれが続く。殆ど斜面な為箒が使えない。炭を掴む手ばさみで1枚1枚拾う。リタイアしているから

暇は腐るほどあるが早く春が来ないかと、つくづく思う。

わが家の梅は先に書いたように植えてから56・7年経っている。と言うことは

樹齢は70・80年以上経っているはずである。幹はささくれ立ち、切り口が腐り、蟻が出入りし余命

幾ばくも無い。しかし良く花は咲く。10年前頃剪定すると必ず背中が赤くなり痒みが出た。毛虫のせいか、

アレルギーなのかは不明だが、それ以来梅の剪定は他の人に任せていた。最近試しに剪定してみたが、

何も起こらなかった。剪定は花が散った後と言われていたが、上記「庭師の知恵袋」の作者は「冗談じゃない」

とおっしゃっている。梅の花芽は8月いっぱいで決まるそうで、それ以前に切ると葉芽に勢力がいってしまい、

花芽が付きにくくなるそうです。葉芽と花芽の見分けは素人には難しいそうで、素人は1月になって花芽が

はっきり解るようになってから剪定しても良いそうです。

椿

椿は根が浅く張る為夏の水枯れに注意が必要だ。根本付近に日を遮るものが植わってない

場合は落ち葉等の遮光による乾燥防止がほしい。花が咲いてもポロリと落ちる。2・3月ころから成長活動が

盛んになるが、この時期に油かすや堆肥等の有機肥料を与えよう。但し土用を過ぎてからの肥料は禁物です。

剪定は3・4月頃葉芽の上から切る。強剪定続けると花付が悪くなるので5・6年に1度位にしよう。