おらが町も八幡様境内で「どんど焼き」が行われた。
「どんど焼き」は1月15日の小正月に行われる全国的な行事だが、10日の日曜日に開催された。
子供の頃の多少の気憶があるが、この歳になり久しぶりに参加した。と言うのも、町内会の役員となり、
準備の要員として借り出されての参加である。
改めて調べてみると、お正月に使った門松や、しめ縄、お守り、破魔矢、祈願成就した「だるま」等を
持ち寄って焼き、その火にあたったり、餅を焼いて食べて無病息災を願い、又正月にお迎えした神様を
お送りする日本の伝統的な行事だそうです。
(参考資料)http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/b/archives/2005/01/840.php
注意:どんど焼きは神事であり、「だるま」は仏事の物で有るからと「だるま」は持ち込み禁止とする
地域もある。(我が地域も「だるま」は禁止である。)
青竹を骨格として、藁を詰めて三角柱の櫓を組み火を点け、正月飾りを投げ入れるのが一般的のようだが、
現在では藁も手に入れ難く、広い場所もなく防火的観点から難しい。私の担当する地域は昔からの住宅地で
年寄りの世帯が多く、子供が少ない。参加人数を心配したが、新興宅地区の町内会から子供さんと、その父兄
の方の参加を得て盛会に行われた。
とん汁と、蜜柑農家から蜜柑が無料で配られ、子供会の父兄らの手作り焼きそばが格安の100円で販売
され完売された。大変だったのは予想だにしていなかった穴掘りであった。何故どんど焼きで穴掘りか。
焼いて出た灰や燃えカスを埋める為であった。1立法メーター程の穴を手掘りする。土は固くスコップが入ら
ない。ツルハシで固い土をほぐし、スコップで掻き出す。この繰り返しである。
神社の役員、町内会役員は職をリタイアされた高齢者が多く、私等は若手である。先頭に立って穴掘りをし
なければならない。事務職をリタイアした者にはきつい作業である。おまけに神社内の水施設の排水溝が詰
まって排水ができないという。地下30cmの排水溝を掘り出し泥で埋まった溝を修復という作業までやる
はめになった。「腰がはいってねーぞ」「そんな腰付きじゃ彼女に振られるぞ」等とバカを言いながら、
きつくも楽しく作業を終えた。やれやれ・・・・。薪を運んでくれれば良いからと言われて来たのに。