(左から)中村選手、 塩﨑選手、北村選手
NPO法人和歌山野球振興協会・夢クラブ(木村竹志理事長)が、3月26日から台湾で開かれる少年野球国際大会に派遣する県選抜16人に、7~15日に行われた第1回紙の杜杯で初代王者となった日高選抜ジュニアスターズのメンバーから北村虎太郎、塩﨑龍玖、中村大和の3選手が選ばれ、日の丸のユニフォームを背負って世界の球児たちと対戦する。
箕島高校で甲子園春夏連覇を達成し、石井―嶋田のバッテリーで活躍した木村さん(旧姓石井)が代表を務める夢クラブが、台湾の国際大会に派遣する選抜チームは、紙の杜杯での試合や選考会をもとに16人のメンバーが厳選された。
北村選手(和田小・美浜少年)は身長163センチ・体重48キロ、右投左打。右の本格派投手で、110キロ近いストレートが武器。日高選抜でも1番を任され、紙の杜の大会予選2戦目では、4回無安打無失点、自身で決勝打となる2塁打を放つなど投手として2勝を挙げた。台湾遠征に向けては「直球に自信があるので、海外のチームで自分の直球がどこまで通用するのか、三振をたくさん奪いたい。打者でも塁に出ることだけを考えて貢献したい」。
塩﨑選手(御坊小・御坊少年)は、身長160センチ・体重60キロ、右投右打。自チームでは投手なども務め、日高選抜では全試合不動の三塁手として活躍し、決勝では、1点を追う展開で、右中間に柵越え逆転2ランを放って最優秀選手賞を受賞するなど長打力が魅力の強肩強打の内野手。初の国際大会に「選抜メンバーに選ばれてうれしいです。どんなチームかも分からない海外の相手ですが、自分の力がどこまで通用するか試したい。本塁打を打って勝利に貢献したい」。
中村選手(内原小・内原少年)は身長157センチ・体重50キロ、右投右打。日高選抜でも捕手を任され、外野手もこなせる強肩、強打が魅力。選抜チームでは3番・捕手として、準決勝の和歌山市選抜A戦でも2点適時2塁打を放つなど勝負強い。巧打でつなぐ打撃もできるが、長打力もある。海外勢との初対戦に「初めての海外で不安はありますが、チームの仲間と全力プレーで頑張ってきます。野球を通じて台湾の友達もいっぱい作りたい」。
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