テープカットやくす玉開披、餅つきで祝う
阪和道及び湯浅御坊道路の有田IC~印南ICの4車線化供用を祝い、田辺市のガーデンホテル「ハナヨ」で26日に事業完成式典が挙行され、仁坂吉伸県知事や県内選出国会議員、県議、市町関係者ら200人が出席し、テープカットやくす玉開披、餅つきなど4車線化完成を盛大に祝った。
式典で西日本高速道路(株)の前川秀和代表が「完成前の日曜日は最大17キロの渋滞が発生していたが、完成後は全く見られず早くも大きな効果を発揮している。4車線化は渋滞の解消はもちろんですが、重大事故に対する安全性の向上、災害時などにおける迅速な交通確保が期待される」。仁坂知事が「一日千秋の思いで完成を待っていた。渋滞が消えたこれからは我々の時代になるぞと心から思っている。4車線化を生かして私たち県民がそれぞれ考えて、頑張ってこのチャンスをものにしていきたい。皆さんとそのことをお誓いして頑張っていきた」と述べ、来賓の国会議員7人が祝辞。二階俊博代議士は「お互い夢にまで描いた4車線化の完成式典を迎えるに至った。関係者の皆様の今日までの多大なるご協力に対し感謝申し上げます」と述べた。
和歌山工業高等専門学校4年の田上凜さんが「4車線化は私たちが想像しているよりもはるかに多くに人たちの笑顔につながる。和歌山県がまた一段と住みやすい、訪れやすい場所になったことを誇りに思います。和歌山県に住む一員として心から感謝申し上げます」と喜びの声を届けたあと、仁坂知事や国会議員、沿線首長らがテープカットやくす玉開披、餅つきを行い、最後に近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会長の三浦源吾御坊市長の音頭で万歳三唱し完成を祝った。
同事業は、湯浅御坊道路の有田~御坊間19・4キロと阪和自動車道の御坊~印南間9・8キロで実施。このほど完成し今月18日から供用を開始した。
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