家族連れに人気の御坊総合運動公園
公益財団法人御坊市ふれあいセンター(柏木正之代表理事)の令和3年度事業実績書、収支計算書などがまとまり、10日に開会した6月定例議会で報告。コロナ禍の緊急事態宣言中に主要施設を閉鎖、利用制限したが、運動公園は過去3番目に多い4万人台を回復、キャンプ場は過去2番目に多い利用者で売り上げは過去最高、ゴルフ場は利用者、売り上げともに過去最高を記録するなど近場のレジャー施設として人気を集めた。
コロナ感染予防で野口オートキャンプ場は約3カ月間休業、日高川ゴルフ場、御坊総合運動公園などは県外利用を制限したが、キャンプ場は京阪神を中心に人気が高く、日高川ゴルフ場や運動公園は近場のレジャー施設として地域住民の利用が増え、コロナの影響は前年度に比べて少なかった。
キャンプ場はキャンプブームを追い風に「とにかく広い、きれい、近い」「キャンピングカーの聖地」を売りに知名度が上がり、休業明けから持ち直し、利用者は9206人と過去2番目に多く、休業がなければ過去最高を大幅に更新したのは確実。売り上げは1176万4900円で過去最高の元年度を上回った。
ゴルフ場の利用者は9582人、売り上げは1362万5900円でともに過去最高を記録し、近場、手軽に利用できるゴルフ場として好調。割安の回数券販売やスタンプカード導入、シルバー会員導入、花まるコンペ開催などサービス向上に努め、市内だけでなく郡内、県内リピーターも増え、週末や祝日を中心ににぎわっている。
子育て世代が気軽に集える交流拠点施設、各種大型・複合遊具が整備され「遊びの環境」が充実した御坊総合運動公園の利用者は過去3番目に多い4万277人。前年度2万1808人の2倍近く増え、4万人台を回復。有料遊具のサイクルモノレールは前年度比1325人増の1万1818人が利用。市民野球場は8314人(前年度比1022人増)多目的グラウンドは4855人(同832人増)だった。
駅前駐車場は1万953台(自動車1981、自動二輪2768、自転車6204)で前年度比747台減った。コロナの影響でテレワーク推進による鉄道利用の減少や生徒数の減少、学校休業による利用減が大きいと見られる。収益は前年度より46万円の減収におさまり、赤字にはなっていない。今のところ料金値下げなどは考えていない。
日高港新エネルギーパークはPR館利用者が4593人で前年度比546人増。ソーラーカーは令和2年から稼動していない。
全体の収支は276万120円の黒字。キャンプ場、ゴルフ場、運動公園がいずれも増収したこと、支出を極力抑制したこと、県の飲食・宿泊・サービス業等支援金があったことが主な要因だという。
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