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和歌山知事選10日告示、新人3氏出馬で選挙戦へ 〈2022年11月10日〉

2022年11月10日 08時30分00秒 | 記事

 12月16日任期満了に伴う県知事選は、きょう10日に告示され、27日投開票に向け、17日間の選挙戦に突入する。今期限りで退任する現職、仁坂吉伸知事(72)=当選4回=の後任を選ぶ選挙。立候補を予定しているのは、いずれも新人で、前衆院議員の岸本周平氏(66)=和歌山市、自民・国民・立憲各党推薦=、共産党県常任委員の松坂美知子氏(66)=和歌山市=、政治団体「くにもり」役員の本間奈々氏(53)=田辺市=の3人。県庁で届け出を済ませたあと、和歌山市内などで第一声を上げ、県内各地で支援を訴える。

 岸本陣営 午前7時から必勝祈願を行ったあと、午前10時からJR和歌山駅西口前で出陣式を行い、第一声を放つ。その後、県庁前や市役所前など和歌山市内を回り、岩出市、紀の川市など街宣。日高地方には14日、24日に入る予定。
「和歌山が最高!だと、子どもたちが思う未来を!」をスローガンに衆院和歌山1区で5期連続当選した国会議員の経験を生かし「県民に開かれた、あたたかい県政」をめざす。共産党を除く幅広い政党をはじめ県市長会、県町村会、連合など各種団体から推薦を受け、盤石の体制で選挙戦に臨む。
 松坂陣営 午前9時から和歌山市の南海和歌山市駅前で出発式を行い、松坂氏が第一声。その後、和歌山市で支持を呼びかける。
 「県民のいのちと暮らしを守る県政への転換」を約束、「国のいいなりに自公政権の暮らしや社会保障を削る県政のストップ」に力を込める。
 物価高騰から暮らしを守る経済対策、福祉の増進、子育て・教育の充実、ジェンダー平等などの訴えで支持拡大に尽くす。
 16日に日高地方入りを予定している。
 本間陣営 去る9月に、IR誘致反対の立場で立候補を表明した。カジノ反対を強く主張し、第一次産業の保護と、将来につなげられる産業育成の必要、和歌山の自然や熊野古道等神秘的歴史を守り生かす使命、アフターコロナについてはまず公務員が率先してマスクを外すべき、など訴え、官僚時代の豊富な行政経験を生かせるとしている。
 前回県知事選の投票率低調を嘆き、今回も「政治家同士が話し合いで候補者を決めてしまう、選挙になるまでにほぼ流れを作ってしまうのは、談合ではないか」と批判。
 第一声は和歌山市内で上げ、街宣に出る。


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