ウナギを放流する児童
印南町の切目川漁業協同組合(廣原敏弘組合長)は13日、同町羽六、美里、切目川ダム上流の上洞地内の切目川3カ所にウナギ1000匹を放流した。同組合は独自事業で令和元年度から放流に取り組み、一昨年に漁業権取得し今年度から切目川でのウナギ漁を有料化。「うなぎをとる人は法により鑑札が必要です」と記した啓発看板を設置するなどし注意を呼びかけている。
放流したウナギはすさみ町の業者で養殖された体長30センチ前後。清流小学校近くの羽六地内の放流では同校の4、5、6年生35人も参加。廣原組合長が「元気なウナギです。みんなも負けないよう勉強や運動を頑張って下さい。『大きく育ってね』と声をかけて放して下さい」と呼びかけたあと、児童は数匹バケツに入れてもらい手で掴まえるなどして河岸から放した。ウナギを釣ったことがあり、食べるのも好きだという福田篤人君(6年)は「ぬるぬるして捕まえにくかった。大きくなったのを釣って食べたい」と話した。
放流は「昔のようにウナギがよく捕れる川にしたい」との思いから取り組み始め、今年度から有料化した。竿・手釣り、筒(一人3本まで)いずれも漁券が必要。漁券は組合員(入漁券)が年券2500円、組合員以外(遊漁券)は年券5000円となっている。
漁券販売所は次の通り。
野口商店(宮ノ前)、廣原商店(古井)、こさめ庵(羽六)、栄土孝宅(丹生)、堀初吉宅(田ノ垣内)、前田自動車店(上洞)。
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