八幡山公園で行う宮子姫プロジェクションマッピング
のイメージ=「Hira&maja」提供
御坊市観光協会(高垣太郎会長)は14日、市内の「花ご坊」で令和6年度総会を開き、事業計画など承認した。来年の大阪・関西万博に向け、新たに宮子姫ゆかりの地「八幡山公園(髪長姫公園)」で宮子姫プロジェクションマッピング(PM)のイベントを行い、ライトアップも含めて道成寺周辺の新たな観光開発につなげたい考え。日高川の恵みやジビエを生かしたフルコース料理を開発し、提供するツアーやイベントも行い、市内への誘客促進に努める。
プロジェクションマッピングは、プロジェクター等の映写機器を用いて立体的にCGなどの映像を投影する技術、パフォーマンス。宮子姫生誕の地、ゆかりの地を全国に発信する「宮子姫聖地化プロジェクト」の一環として日高川町在住のデザインで地方を活性化するプロジェクションマッピング集団「Hira&maja」に委託し、宮子姫伝説のプロジェクションマッピングを作成する。
日本のシンデレラストーリーと言われる「宮子姫伝説」の魅力を美しい映像と音楽で伝える作品(10分程度)をつくり、完成後の秋に八幡山公園の東屋(四阿)で投影するイベントを開き、道成寺との関連を伝える講演・解説なども行う。夜間の観光開発としてプロジェクションマッピングやライトアップを取り入れたイベントを道成寺周辺で継続的に行うことで万博にあわせたインバウンドなどさらなる誘客促進、滞在時間延長等に努める。
日高川の恵みフルコース開発は、昨年度行った滋賀県への視察研修をヒントにアイデアを出しプロジェクト化。観光協会員と連携し、アユやウナギ、アマゴ、モクズガニなど日高川の川魚、イノシシやシカのジビエを使ったフルコース料理を開発し、秋に行うモニターツアーで提供するとともに、ウナギやアユのつかみ取りなど体験イベントも行う。御坊の食材(豆)を使った地ビールづくり、日高川を屋形船で巡るツアーなども検討し、新しい体験型観光としてブラッシュアップしていく考え。
3月8日「みーやちゃんの日」
ゆるキャラ集めパーティー
市制施行70周年記念事業で新たに3月8日を「みーやちゃんの日」に設定(語呂合わせで)し、近隣市町のゆるキャラを集めたパーティーを開き、家族連れらに楽しんでもらう。
SNSを活用したPR事業では「みーやちゃん」が会員事業所を訪問し、インスタグラムで事業紹介など発信する。
このほか、7月にみーやちゃんぬりえコンテスト、10月に宮子姫時代行列、11月3日に第3回宮子姫こどもまつり、12月にガーデニング教室、1月にみーやちゃんカルタ大会を開く。
新規会員承認 新規会員に大前章浩氏(御坊市)、とびやま花しょうぶ園(浅井了二園長)、NAVEL(谷口光代表)、日高川漁業協同組合(向井孝行組合長)を承認した。
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