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日高町 休所中の比井保廃園、有効活用へ 松本町長が町議会で示唆 〈2021年12月9日〉

2021年12月09日 08時30分00秒 | 記事


今後の活用方法に期待がかかる比井保育所


 日高町議会12月定例会は8日に開会。休所中の比井保育所を廃所とする町立保育所条例の一部改正の質疑応答で松本秀司町長は「新たな展開を考えている」と述べ、来年4月以降の有効利用に向け、コミュニティースペースなど具体的な検討に入っていくとした。地元から有効活用の声が上がっており、今後の動向が注目される。

 比井保育所は昭和55年4月に敷地面積1279・43平方メートル、建物面積500・7平方メートルの鉄筋コンクリート平屋で保育室3室を設けるなどして開所。入所幼児の減少に伴い、令和2年4月1日に志賀保育所と統合していた。
 松本町長は「休所して2年が経とうとしている中で統合による影響がないことから廃園としたい」と提案理由を説明。議員から来年4月以降の空き施設の活用法についての検討を問われ、松本町長は「新年度の展開を考える上で、3カ月前に廃所とする届け出が必要なため、この機会に一部改正の提案となった。有効利用を考えるため、担当課を設定して取り組んでいきたい」と答え、文化財の展示や集会場の活用などを示唆した。
 地元に集会場がないことから設置を求める声が上がっているほか、日高中学校に置いている文化財の活用を求める意見もあり、旧比井小跡地利用も進む現状から、相乗効果的な周辺地域の振興に期待がかかる。
 議会は会期を16日までの9日間と決めたあと、松本町長が提案理由を説明。専決処分の子育て世帯等臨時特別給付金関係費7934万円を計上した一般会計補正予算(第4号)を承認。ふるさと納税返礼品費1500万円、取扱手数料1498万5000円などを盛り込んだ一般会計補正予算(第5号)や、旧比井小の跡地利用に関係する町学校教育施設整備基金条例の制定など議案11件について質疑。最終日の議案審議で討論・採決する。


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市議会一般質問 「今こそスケートパーク整備を」 山田議員要望、競技団体結成へ 〈2021年12月8日〉

2021年12月08日 08時30分00秒 | 記事


パーク候補地に上がる運動公園パターゴルフ場


 御坊市12月定例議会は7日に再開し、一般質問を行った。トップバッターの山田勝人議員が平成25年、26年に続いて3回目となるスケートパーク(スケートボード場)整備を取り上げ、今夏の東京五輪で日本人選手が大活躍し、スケボー人気が高まっている「今こそ、整備の具現化を」と強く求め、年明けに愛好家らで競技団体が結成されることも明らかにした。市当局はニーズ調査、競技団体との協議等を行い、方向性を検討する考えを示した。

 過去2回の一般質問で当時の市当局は「しっかりした組織、指導者がいることが大前提」と答弁し、これまで具体的な動きはなかったが、山田議員は「オリンピックの正式種目となり、日本人選手の大活躍で今や市民権を得た押しも押されぬ人気スポーツ。東京オリンピックの熱さめやらぬ今こそ、パーク整備に一歩踏み出す格好の時期」と整備の具現化を求めた。
 細川哲・市教委生涯学習課長は「市としてスケボーの競技人口や施設整備の利用者ニーズを把握できておらず、愛好者ら団体との協議の場も持てていないのが現状」と述べた上で「今後、協議の場を設ける上でも、協議する関係者の調査、日高郡内のニーズ調査を行い、関係者の意見を聞きながら今後の方向性を考えたい」と具体的な調査、検討を進める考えを伝えた。
 パーク候補地として山田議員は現在、老朽化で休止状態の御坊総合運動公園パターゴルフ場(2000平方メートル)が「最適だと思う。騒音の心配もなく、工事にも直ぐに取りかかれる」と当局の見解を質し、林守・商工振興課長は「整備すると決まれば候補地として使えると思う」と答弁。
 山田議員は、市との協議開始に向けて「年明けには競技団体を立ち上げることになっている」と述べた上で、スポーツを通じての青少年健全育成、地域活性化など波及効果が期待できるパーク整備は「市の新政策にふさわしいと思うが」と、三浦源吾市長の見解を質し、市長は「東京オリンピックで関心度、注目度が上がり、地域資源になり得るもの。愛好家の皆さんと知恵を絞り、盛り上げていければ」と、前向きに取り組む考えを示した。


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6日 湯川中学校生徒が薬物乱用防止大会開催

日高川町議選 4月12日告示、17日投開票

 6日 由良町小学校統合推進委員会 来年1月に校名を募集

 6日 印南町商工会スタンプラリー抽選会、特等は野尻吉春さん


御坊市観光協会 焚き火囲んで食事、演奏楽しむ 薪割りや火起こし、火吹き竹も体験 〈2021年12月7日〉

2021年12月07日 08時30分00秒 | 記事

 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は5日、野口オートキャンプ場で全国的に大きなブームになっている「焚き火」にスポットをあてた「『火』の国わかやま焚き火体験事業」を行い、家族連れら5組16人が薪割り、火吹き竹づくり、火起こしを体験し、焚き火で調理した料理を食べ、ミニコンサートを楽しんだ。1月から3月まで焚き火道具の無料貸し出しも行い、キャンプ場の新たな利用者獲得、地域活性化をめざす。

 全国的なアウトドアブームを背景にキャンプ場等での焚き火が大ブーム。フラットで広い河川敷に整備した野口オートキャンプ場は焚き火と相性が良く、サイト内では地元産の薪販売コーナーを常設し、冬場はキャンプ客の多くが焚き火を楽しんでいることから地元製材業事業者と協力し地域住民に焚き火の魅力と、キャンプ場を中心とした豊かな自然にふれてもらう機会を設けようと、焚き火体験事業を企画した。
 第1弾としてキャンプ場で焚き火体験イベントを行い、公募し、抽選で選ばれた家族連れや女性グループら5組16人が参加。市商工振興課、市ふれあいセンター職員を講師に親子、友人で協力しながら、なたを使って焚き火に使う薪を割り、のこぎりで竹を短く切り、中の節を取り除いて火吹き竹をつくり、火を起こし、夕食のアヒージョ、パスタをつくった。
 食事のあとは暗闇に赤々と燃える焚き火を囲んで市職員2人でつくる音楽ユニット「MARUCHANS」がミニコンサートを行い、アニメソング、童謡、Jポップを演奏し、みんなで一緒に歌った。市公認PRキャラクター、協会観光PR大使の「みーやちゃん」も参加者と記念撮影する触れ合った。参加者は「ひごろできない体験ができた」「次はプライベートで楽しみたい」と喜んでいた。
 第2弾としてキャンプ場で年明けから3月末までの期間限定で協会が購入した焚き火道具(焚き火台、焚き火テーブル)10セットを無料で貸し出し、地域内外からの利用拡大をめざす。観光協会事務局は「焚き火と交流という新たな要素を加えてキャンプ場の付加価値を高め、利用促進につなげるとともにキャンプ場を地域観光拠点として積極的に活用することで地域産業の活性化につなげていきたい」と話した。


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ひだか病院 コロナとインフル(A・B型)同時検査 〈2021年12月5日〉

2021年12月06日 08時30分00秒 | 記事


導入した最新の遺伝子解析装置
(写真左下、右から西川副院長、稲葉科長)


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合が経営する「ひだか病院」(尾崎文教院長)が、日高地方では初めてとなる新型コロナウイルス、インフルエンザA・B型を同時に自動検査できる最新の遺伝子解析装置(PCR検査)を2台導入した。高感度の精度があり、検査時間は20分程度と短く、患者の負担も少ない優れもの。冬場を迎え、コロナ再拡大、インフルエンザ流行が心配される中、西川泉・副院長兼第一内科部長は「感染症対策も徹底しているので安心して来院、受診下さい」と話している。

 導入した最新の遺伝子解析装置は「コバス・リアット」。縦19センチ、横11センチ、奥行き24センチと小さいが、性能は従来の装置より格段に優れている。従来のPCR検査はコロナとインフルエンザを別々に行い、コロナの場合は結果が出るまで2~3時間要していたが、最新装置はコロナとインフルエンザを同時に自動判定でき、結果が出るまでの時間も20分程度と大幅に短縮できる。陽性反応が出た場合の信頼性はほぼ100%と精度も高い。
 コロナとインフルエンザを別々に検査する際は、患者の鼻に綿棒を2回入れないといけないが、この装置なら1回で済むため、患者への負担が少ないのもメリットのひとつ。10月14日から導入し、これまで500件を検査しており、コロナ、インフルエンザとも陽性者はいなかった。装置1台の定価は290万円と医療機器にしては格安で、国と県の補助金を活用して2台を購入した。県内では県立医大等が導入しているが、日高地方では初めて。
 今後、補助金対象が拡充されるなど財政優遇措置があれば台数を増やすことも検討する。検査できるのは1台につき1人のため、コロナ感染が再拡大したり、インフルエンザが流行して検査対象が多くなれば、従来から使用している検査装置(1回で90人分検査できるが、結果が出るまで3時間要する)と併用する。
 西川副院長、稲葉芙佐・臨床検査科長、西浩司・用度課長は「当院では外来、入院を含めて院内にウイルスを持ち込まないよう感染対策を徹底しています。今回、精度の高い最新の検査装置を導入したことで検査体制もより充実したので地域住民の方々には安心して来院、受診していただきたい」と話している。


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御坊市震度5弱 庁舎ガラス29枚破損、立ち入り制限 〈2021年12月4日〉

2021年12月04日 08時30分00秒 | 記事


ひびが入った庁舎2階窓ガラス



発生直後、庁舎外に避難する職員ら


 3日午前9時28分ごろ御坊市沖の紀伊水道でマグニチュード5・4の地震が発生し、御坊市で震度5弱、美浜町など管内6町で震度4の揺れを観測。平成7年の阪神淡路大震災時の震度4を超える大きな揺れがあった御坊市では、正午現在で人的など大きな被害報告は入っていないが、耐震化が出来ていない市役所では庁舎窓ガラスが29枚破損し、本震・余震が心配されるため、市民の立ち入りを禁止して被害調査、安全確認作業に当たった。

 地震発生時、庁舎には職員、来庁者が多数おり、机の下に隠れたり、庁舎外に飛び出すなど混乱。職員らは「前後左右に振り回されるような大きな揺れだった」「揺れていた時間は1分以内だと思うが、今まで経験のない大きな揺れだった」「怖かった。死ぬかと思った。生きた心地がしなかった」と話した。
 庁舎は耐震化ができていないため、揺れが治まったあと、すぐに来庁者、職員全員を庁舎外に避難させ、最小限の人数で被害確認等に当たった。庁舎2~4階を中心にすべての階で窓ガラスにひびが入るなど29枚が破損した。阪神淡路大震災の時も約130枚が割れる被害があった。このほか、庁舎階段の壁などでひび割れが確認されたが、以前からあるものかは不明。
 午前10時に対策本部を設置し、市福祉センターで会議を開き、三浦源吾市長が「市民、職員の命が第一。耐震化のできていない庁舎が弱点で、今後本震、余震が発生することも頭に入れ、被害確認、情報収集などに当たってほしい」と指示を出し、庁舎の安全が確認されるまで市民の立ち入りを禁止した。
 市内の学校や幼稚園、保育園、公民館、福祉センター、市営住宅、御坊商工会館、清掃センター、し尿センターなど主要施設では人的被害の報告はなく、建物等は調査中。ひだか病院ではエレベーターが緊急停止した以外、特に被害報告はなく、診察等は通常通り行った。日高振興局で2階窓ガラス1枚破損した。

 議会開会延期 地震発生に伴い、3日午前10時に開会予定だった御坊市12月定例議会は午後に延期。


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日高川町議選 告示まで5カ月切るも低調? 現職11人は前向き、前回無投票 〈2021年12月3日〉

2021年12月03日 08時30分00秒 | 記事


来年4月に任期満了を迎える日高川町議会議場


 日高川町議会議員選挙(定数12)は来年4月30日に任期満了を迎える。町選挙管理委員会は6日に日程を協議し、4月中~下旬にも執行される。議員12人全員が60歳以上で、年齢などを理由に動向が流動的な現職もいるが、現時点で11人は出馬に前向き。4年前の前回は告示3日前に定数ちょうどになって無投票で決着。今回も5カ月を切ったが、目立った争点もなく新人の噂も聞かれず極めて低調。前回同様に議員空白区を中心に、現職引退の場合には新人擁立も考えられ、年明けからの動きが注目される。

 同町議選は、平成23年の6月定例議会で定数を4人削減して「12」にする議員定数条例の制定案を議員発議で提案。8年前の前々回は定数12で施行されたが、定数を1人超過しただけだった。前回も告示直前まで定数割れの状態が続き、3日前に元職の1人が立候補表明したが、無投票当選の結果に終わるなど、周辺市町に比べて極めて低調な選挙が続く。町長選は新町誕生後から3期連続で激しい選挙戦となったが、その後は連続無投票。議会もオール与党的な態勢で以前のような執行部に対立する議員出馬の動きなどもない。町議選は定数4の大幅な削減にも関わらず、この8年の2回で超過は1人だけという動向からも選挙への町民の関心が薄らいでいる。
 議員は現職12人のうち、70歳代が3人、60歳代が9人で全員が60歳以上で、50歳代以下が1人もいないのは管内でも日高川町だけ。このうち1人は高齢を理由に次回の出馬は流動的と話しているが、他の11人は出馬に前向き。現職議員が引退する場合には空白となった地域から、新人擁立に向けた動きも考えられそうだ。平成15年以降は議員不在が続き、前回は告示直前まで積極的に新人擁立に動いた江川区、8年前に現職2人が引退した中津では最大票田の高津尾区、美山の寒川区でも議員が不在で、これら議員空白地域の動きも注目される。


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 1日 日高郡町村会定例会開催

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近畿英語プレゼンコンテ 和高専チームが1位に輝く 新野理子さん(個人部門)とともに全国へ 〈2021年12月2日〉

2021年12月02日 08時30分00秒 | 記事

 第15回近畿地区高等専門学校英語プレゼンテーションコンテストがこのほど行われ、チーム部門で和高専チームが、シングル部門で同校4年の新野理子さん=知能機械工学科=が1位となり、全国大会出場を決めた。

 今年も昨年に続きオンラインでの開催となったが、昨年の地区大会止まりから今年は例年通り全国大会予選として実施。和高専からはチーム部門に加え、シングル部門に新野さんと吉村遥愛さん=知能機械工学科1年=が参加。
 チーム部門に参加の和高専チームは、南口恭哉さん=環境都市工学科4年=、井上明日香さん=生物応用化学科3年=、岩崎なつねさん=同=の3人が「FriendshipthroughFoodDiversity:TurkeyandKushimoto,Japan(食の多様性を通じた友情・トルコと日本の串本)」をテーマに発表。文化や食の多様性を尊重することで、トルコと串本、ひいてはトルコと日本の国際関係が強化されると提言し、1位に選ばれた。
 シングル部門の新野さんは「DefendingTeenagers(ティーンエイジャーを擁護する)」をテーマに性教育について発表。審査員は「新野さんの発表を通して私たちは包括的な性教育は身体的な話題だけでなく、感情や人間関係の分野もカバーすることを学んだ」と高く評価、見事1位に輝いた。吉村さんは「OvercomingGenderStereotypes(ジェンダーの固定観念を克服する)」をテーマに発表し3位に入賞した。
 チーム部門1位の和高専チームの南口さん、井上さん、岩崎さん、シングル部門1位の新野さんは近畿地区代表として来年1月に開催の全国大会に出場する。


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 1日 御坊署年末年始特別警戒出発式

南部高校 食と農園科で、来年度からコース改編


日高川町 ゼロカーボンシティ宣言 管内初、県下2番目の表明 〈2021年12月1日〉

2021年12月01日 08時30分00秒 | 記事


ゼロカーボンシティ宣言書を手にする久留米町長(右)と小早川幸信副町長


 日高川町は29日、2050年までに二酸化炭素排出量、実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を臨時議会の場で久留米啓史町長が宣言した。平成23年の紀伊半島大水害で甚大な被害を出した同町では、地球温暖化に伴う気候変動などによる自然災害発生に危機感を持って脱炭素社会の実現に賛同する。県下では那智勝浦町に次いで2番目の宣言で、全国では479自治体(10月末現在)。

 ゼロカーボンシティ宣言は、自治体が排出する二酸化炭素を実質ゼロにするものではないが、地球温暖化問題の解決を目的に、世界的な脱炭素社会の実現に向けての取り組みに自治体が賛同するもの。環境省は2021年度から同宣言をした自治体に、防災拠点などへの再生可能エネルギー設備(蓄電池、充電設備等)導入を支援、単独から合併浄化槽への転換、獣害対策の捕獲などに支援強化を表明している。
 化石燃料から再生可能エネルギーへの転換と脱炭素社会の実現が求められる中、日高川町内には椿山ダムや県内最古の越方発電所など水力発電4カ所、メガソーラー発電所、風力発電施設53基を有する県下でもトップクラスの再生可能エネルギー施設を有している。
 近年、世界中で地球温暖化の影響とみられる巨大台風や集中豪雨による自然災害が頻繁に発生するなど、地球温暖化の影響は深刻さが増大。同町では、平成23年には紀伊半島大水害で甚大な被害を受けた経験などをもとに県内で2番目に宣言した。豊かな自然環境を後世に引き継ぐため、町民や事業所と一体となって、2050年までに二酸化炭素排出量、実質ゼロを目標に取り組む。
 久留米町長は臨時議会で「2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを実現できるよう取り組むことを決意し、ゼロカーボンシティへの挑戦を宣言します」と述べ、(1)防災減災への取り組み(2)森林や農地の保全と水資源の保全(3)ゴミの減量、分別化等(4)温暖化防止や気候変動問題への教育と啓発活動等(5)蓄電池システムなど新エネ技術の普及促進の5つに取り組むと表明した。


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 佐竹万里子さん(御坊市)弓道で文科相表彰

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(公社)御坊納税協会のごぼう税金クイズ当選者決まる

 

2021年10月 データバンク

2021年12月01日 08時29分59秒 | データバンク

1日
御坊市の弓倉正啓・新教育長に辞令東京や大阪に出されていた緊急事態宣言等がすべて解除され、県が県民に求めていた不要不急の外出自粛等の制限緩和切目川でモクズガニ漁シーズン日高川町観光協会が町内にサイクルトラック13カ所設置近畿高校総合文化祭の美術・工芸部門県代表に管内3校から5人赤い羽根共同募金運動スタート

2日
新型コロナの積極対応でひだか病院令和2年度決算が10年ぶり黒字御坊市など全国9都県、2市が参加した地方版認知症希望大使がオンラインで初交流印南町の山口、印南両八幡神社で秋季例祭神事。今年も管内神社秋祭りはコロナ予防で神事のみ

3日
2年ぶり開催の市民教養講座講師5人発表

4日
御坊市が新年度予算編成で初の還元枠設定印南町有志でつくる江戸時代・印南漁民顕彰会が「江戸時代・印南漁民顕彰の日」にあわせて献花式

5日
JA紀州の人気ブランド、極早生ミカン「ゆら早生」の選果始まる緊急事態宣言等解除後、再開の野口オートキャンプ場にぎわう

7日
日高町のさばコロッケが全国CHやユーチューブで拡販夕暮れの満潮時、煙樹海岸に一本の川?和歌山市内での大規模断水で管内から支援の輪続々

8日
JOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学バレーボール大会の県選抜チームに管内から男女4人全国土地改良事業団体連合会長表彰を受けた美浜町土地改良区理事長の塩崎葵さんに表彰状伝達

9日
紀州体験交流ゆめ倶楽部事務局長の山下泰三さんが関西広域連合アドバイザー人材バンク事業の観光交流分野アドバイザーに登録日高木材協同組合が御坊市薗の組合事務所前に紀州材で作った4種類の木塀をモデル展

10日
和歌山市出身のアーティスト、HYDEさんが白崎海洋公園で新曲のミュージックビデオ撮影全国防犯栄誉銅章に日高川町鐘巻の石倉忠明さん日高看護専門学校で看護宣誓式

12日
日高川町内の有志が昭和50年代前半まで美山地区で活用されていた「藤布」技術継承へ活動開始

13日
御坊市体育協会令和3年度スポーツ賞受賞者決まる県剣道道場連盟の令和3年度県剣道体験作文発表会中学生の部で御坊市の道場弘武館の向井飛雄君が最優秀賞を受賞し近畿大会へ第34回全国和紙画展で御坊市藤田町藤井のグラフィックデザイナー、池口肇さんが3度目の入選日高川町千津川で住宅・倉庫全焼

14日
衆院解散、総選挙へ県美術展覧会華道部門で美浜町和田、西厚美さんが最優秀賞

15日
NHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」再放送で日高川町が誘客に取り組む

16日
由良町令和3年度文化賞に阿戸の獅子舞保存会、文化功労賞にバイオリニストの小高根眞理子さん印南町が町内4中学校統合に向け町立中学校統合委員会を設置し、初会合全国のハーレーオーナー愛好家ら200台が御坊市の野口オートキャンプ場で紀の国バイカーズキャンプ初開催

17日
御坊市令和3年度文化賞に名田町野島、おおたにクリニック院長の大谷和正氏、御坊少年少女合唱団自民党の二階俊博幹事長(当時)が地元後援会事務所で会見、13選へ決意由良町里、中紀バス(株)が10期連続27年6カ月無事故で国交省近畿運輸局長表彰日高川町美山地区で昭和28年7・18水害の山津波で犠牲になった85人の名を刻む慰霊塔で筆入れ

19日
総選挙公示、和歌山3区は自民前職、共産新人、諸派新人、無所属新人の4人立候補令和3年度厚労相表彰・生活衛生功労者に御坊市島、飛鳥美容室経営の小畑和明氏

21日
御坊市の令和2年度地球温暖化対策実績が過去最高値更新日高町地域活性化事業「うぶゆひだか」の一環で来春、一般向けビーチヨガ開催へ御坊納税協会副会長、狩谷典男氏が大阪国税局長納税表彰受賞

22日
危険業務従事者叙勲で印南町南谷、元県警部の片山莊一氏と同町印南、元日高広域消防事務組合消防司令長の弓場研二氏が瑞宝双光章受章日高町が公募した旧比井小学校施設有効活用で大洋化学(株)と社会医療法人黎明会が協同優先交渉権者に決定

23日
国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭に向け、日高、紀央館両高校が特別支援学校と書道交流日本美術展覧会第2科洋画部門で洋画白玄会員の阪本由捷さん=御坊市=と鳥居佳子さん=日高川町=が4度目入選日高川町の前教育長、湯川宗一氏に地方教育行政功労者文科相表彰関西電力(株)御坊発電所で3機関総合防災訓練

24日
第67回御坊市美術展展覧会入賞者決まるジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会男子砲丸投で大成中3年の永江翔太朗君が準優勝、U18女子円盤投で紀央館高2年の阪本海月華さんが5位入賞

26日
日高川町の道成寺で16年半ぶりの2代目釣り鐘里帰りイベント今年度第1回市民教養講座で発達障害のピアニスト・あすかさんの母、野田恭子さんが講演ジュニアオリンピックカップU18陸上競技大会男子やり投で紀央館高3年の川口翔君が5位入賞

27日
県ナース章に日高地方から3人受賞近畿秋季学童軟式野球大会で川辺西ビクトリーズが準優勝

28日
県と御坊市、地元区、関係団体が日高川かわまちづくり協議会を設置し、野口橋~野口新橋の右岸河川敷利活用検討開始日本陸上競技連盟の中学優秀指導者章に名田中教諭の林竜生氏ル・サロン2022フランス芸術家協会展で美浜町和田、田中美惠さんが3度目入選

30日
国民文化祭きのくに和歌山文化祭2021開幕御坊日高博覧会「おんぱく2021」開幕印南町の伝承文化を楽しむ会が4王子キャラクターの手づくり衣装・面をお披露目日高川町農業振興協議会若い農業者部会が次世代の農業担い手を育成する農育プロジェクト開始学童野球大会「夢高砂杯」県選抜チームに日高地方から4人

31日
衆院総選挙投開票、自民党前職の二階俊博氏(82)が新人3人下し、圧勝で13選果たす実業家の前澤友作さんが募集したふるさと納税10億円寄付に御坊市、日高町、美浜町、由良町が応募