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青山学院大が日本大学野球選手権連覇 西川史礁選手、大会タイ7四死球 〈2024年6月18日〉

2024年06月18日 08時30分00秒 | 記事


全日本大学野球選手権を連覇した青学大・西川史礁

胴上げされる西川選手


 日高川町山野出身、西川史礁が4番に座る青山学院大(東都)が、13年ぶり史上6校目の全日本大学野球選手権連覇の快挙を達成した。早稲田大(東京六大学)を2―1で下して6度目の優勝で歓喜に湧いたが、侍ジャパンのトップチームで活躍した西川選手は勝負を避けられ、4試合で7四死球の大会タイ記録。2安打の結果に悔し涙を流したが、出塁がチーム最多の5得点に結びつき、優勝につながった。喜びと悔しさをバネに大学4冠を目指す。

 昨年も4番・左翼手でフル出場の西川史礁選手(4年)=丹生中、龍谷大平安高卒=は、今大会も初戦から4試合にフル出場した。しかし、大学侍Jの4番も務め日米野球優勝、大学生ながらプロに混じっての侍Jトップチームでの活躍に、相手チームは徹底して警戒し、初戦から四球で勝負を避けた。フル出場にも関わらず4試合で打数はわずか10。四死球7は大会タイ記録となった。
 16日の決勝早大戦でも第1打席がまたも四球。「個人的には納得がいく結果が出ずに悔しかった」という焦る気持ちが厳しいボール球に手を出し、8回の遊ゴロでは一塁に気迫のヘッドスライディングを見せた。それでも青学の2年連続6度目の快挙に「昨年は、あと一歩で大学四冠を逃した悔しさから4年としての新チームが始まった。どうすれば負けないかを4年中心で考え、大学日本一という最高の景色に立てたことをすごくうれしい」と史上6校目の快挙を喜んだ。「悔しさと喜びをプラスに変えて一からやっていきたい」、2度目の大学侍J招集と秋の東都L連覇、昨年は準優勝で逃した明治神宮大会制覇で大学4冠を見据えた。
 天理大・小池も健闘 天理大の小池倖史郎外野手=3年、湯川中・日高オールスターズ、箕島高出身=は準決勝の青学戦で西川選手と直接対決したが、高い壁に屈した。先発出場で1打数無安打に終わったが、大会を通じて9打数3安打の成績を残すなど天理大初の4強進出に貢献した。


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八幡山公園(御坊市)で宮子姫プロジェクションマッピング 〈2024年6月16日〉

2024年06月17日 08時30分00秒 | 記事


八幡山公園で行う宮子姫プロジェクションマッピング
のイメージ=「Hira&maja」提供


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は14日、市内の「花ご坊」で令和6年度総会を開き、事業計画など承認した。来年の大阪・関西万博に向け、新たに宮子姫ゆかりの地「八幡山公園(髪長姫公園)」で宮子姫プロジェクションマッピング(PM)のイベントを行い、ライトアップも含めて道成寺周辺の新たな観光開発につなげたい考え。日高川の恵みやジビエを生かしたフルコース料理を開発し、提供するツアーやイベントも行い、市内への誘客促進に努める。

 プロジェクションマッピングは、プロジェクター等の映写機器を用いて立体的にCGなどの映像を投影する技術、パフォーマンス。宮子姫生誕の地、ゆかりの地を全国に発信する「宮子姫聖地化プロジェクト」の一環として日高川町在住のデザインで地方を活性化するプロジェクションマッピング集団「Hira&maja」に委託し、宮子姫伝説のプロジェクションマッピングを作成する。
 日本のシンデレラストーリーと言われる「宮子姫伝説」の魅力を美しい映像と音楽で伝える作品(10分程度)をつくり、完成後の秋に八幡山公園の東屋(四阿)で投影するイベントを開き、道成寺との関連を伝える講演・解説なども行う。夜間の観光開発としてプロジェクションマッピングやライトアップを取り入れたイベントを道成寺周辺で継続的に行うことで万博にあわせたインバウンドなどさらなる誘客促進、滞在時間延長等に努める。
 日高川の恵みフルコース開発は、昨年度行った滋賀県への視察研修をヒントにアイデアを出しプロジェクト化。観光協会員と連携し、アユやウナギ、アマゴ、モクズガニなど日高川の川魚、イノシシやシカのジビエを使ったフルコース料理を開発し、秋に行うモニターツアーで提供するとともに、ウナギやアユのつかみ取りなど体験イベントも行う。御坊の食材(豆)を使った地ビールづくり、日高川を屋形船で巡るツアーなども検討し、新しい体験型観光としてブラッシュアップしていく考え。

3月8日「みーやちゃんの日」
ゆるキャラ集めパーティー
 市制施行70周年記念事業で新たに3月8日を「みーやちゃんの日」に設定(語呂合わせで)し、近隣市町のゆるキャラを集めたパーティーを開き、家族連れらに楽しんでもらう。
 SNSを活用したPR事業では「みーやちゃん」が会員事業所を訪問し、インスタグラムで事業紹介など発信する。
 このほか、7月にみーやちゃんぬりえコンテスト、10月に宮子姫時代行列、11月3日に第3回宮子姫こどもまつり、12月にガーデニング教室、1月にみーやちゃんカルタ大会を開く。

 新規会員承認 新規会員に大前章浩氏(御坊市)、とびやま花しょうぶ園(浅井了二園長)、NAVEL(谷口光代表)、日高川漁業協同組合(向井孝行組合長)を承認した。


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三浦源吾・御坊市長が2期目の所信表明 〈2024年6月15日〉

2024年06月15日 08時30分00秒 | 記事


2期目の所信表明演説を行う三浦市長


 御坊市6月定例議会が14日に開会し、5月執行の市長選で再選を果たした三浦源吾市長(64)が、2期目の所信表明演説を行った。公約に掲げたまちづくりの5本柱と連動する第5次総合計画の実現に向け「明るく楽しく前向きに仕事をすることをポリシーに使命感、責任感、正義感を常に忘れず、職員とともに熱い心と冷静な頭で市民の皆様の幸せ実現のため、仕事に邁進したい」と決意を述べた。

 議会代表の山本清司議長から「さらなる市民福祉向上のため、効率的な事業推進を図り、数々の施策展開を大いに期待します。私たち議会も、ともに市勢発展に寄与していきたい」と激励を受けた三浦市長は「議員の皆様から温かくお迎えいただき、身に余る光栄です。市民の皆様のご期待と市長という使命と責任の重さに改めて身が引き締まる思い。全身全霊で市長の職務に励むことを決意している」と述べた。
 市政運営は「健康で明るく楽しく前向きに笑顔あふれるまちづくり」をキャッチフレーズに(1)災害による犠牲者ゼロをめざし市民の生命と財産を守るまち(2)子どもと大人が集い、明るく楽しく学べるまち(3)健康でいきいきと安全に、ここに住みたいまち――など5本柱を掲げ「市民のサービス低下を招かない効率的かつ効果的な施策の選定と推進による持続可能な行財政運営を行っていく」との方針を示した。
 特に防災対策を重点課題と位置づけ、各家庭での家具固定や個別避難計画の策定、自主防災組織の連携強化と未設置地域での組織設立などソフト対策に力を入れる。教育では「学校の再編等を含め教育環境を整える」、健康づくりでは検診受診率の向上、高齢者のフレイル予防対策、認知症施策の推進。観光では笑顔に焦点を当て市民との協働で魅力を発信し、交流・関係人口創出に努める。産業では日高港の振興、農水産業の経営安定化、空き店舗の利用促進や創業者支援などに一層力を入れる。
 今年度は市制施行70周年記念。「今後も市勢発展を願い、市民の皆様とともに誰もが御坊に愛着や誇りを持てるまちづくりを推進していきたい」と述べ、最後に「一人でも多くの市民の皆様が『生まれて住んで良かったまち』『誰もが住みたいまち』と実感できるまちづくりを市民の皆様と協働で進めていきたい」と述べ、市民に行政、まちづくりへの参画を促した。
 引き続き、上程議案の提案理由を説明。市ふれあいセンター経営状況など報告5件、専決処分の今年度一般会計補正予算を承認し、午前中に散会。18日に再開し、一般質問を行う。


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切目川漁協がウナギ千匹を放流、今年度から漁を有料化 〈2024年6月14日〉

2024年06月14日 08時30分00秒 | 記事


ウナギを放流する児童


 印南町の切目川漁業協同組合(廣原敏弘組合長)は13日、同町羽六、美里、切目川ダム上流の上洞地内の切目川3カ所にウナギ1000匹を放流した。同組合は独自事業で令和元年度から放流に取り組み、一昨年に漁業権取得し今年度から切目川でのウナギ漁を有料化。「うなぎをとる人は法により鑑札が必要です」と記した啓発看板を設置するなどし注意を呼びかけている。

 放流したウナギはすさみ町の業者で養殖された体長30センチ前後。清流小学校近くの羽六地内の放流では同校の4、5、6年生35人も参加。廣原組合長が「元気なウナギです。みんなも負けないよう勉強や運動を頑張って下さい。『大きく育ってね』と声をかけて放して下さい」と呼びかけたあと、児童は数匹バケツに入れてもらい手で掴まえるなどして河岸から放した。ウナギを釣ったことがあり、食べるのも好きだという福田篤人君(6年)は「ぬるぬるして捕まえにくかった。大きくなったのを釣って食べたい」と話した。
 放流は「昔のようにウナギがよく捕れる川にしたい」との思いから取り組み始め、今年度から有料化した。竿・手釣り、筒(一人3本まで)いずれも漁券が必要。漁券は組合員(入漁券)が年券2500円、組合員以外(遊漁券)は年券5000円となっている。
 漁券販売所は次の通り。
 野口商店(宮ノ前)、廣原商店(古井)、こさめ庵(羽六)、栄土孝宅(丹生)、堀初吉宅(田ノ垣内)、前田自動車店(上洞)。


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日高町「比井崎コミュニティ公園」13日から供用開始 〈2024年6月13日〉

2024年06月13日 08時30分00秒 | 記事


バーゴラや大型複合遊具などを整備


 日高町の松本秀司町長が掲げた公約で、旧比井小グラウンドを有効活用して整備を進めていた「比井崎コミュニティ公園」が完成し、13日から供用開始する。旧校舎は、すでに民間によるカフェ運営など利活用されており、合わせてグラウンド側を公園にすることで、相乗効果による地域活性化が狙い。大型複合遊具などがある「ちびっこスペース」のほか、「くつろぎスペース」、「多目的スペース」を設け、誰もが憩える空間を作っており、住民らの活用が期待されている。

 旧比井小グラウンド側約3800平方メートルに3つのスペースを取り入れた公園整備に昨秋から着工。400平方メートルの幼児向け「ちびっこスペース」では、3つの滑り台等がついた大型複合遊具「プレイボードワンダー」、スイング遊具、乳幼児用もついたブランコなどを置き、楽しめる空間に。クッション性を高めた地面にし、安全面も配慮した。
 500平方メートルの「くつろぎスペース」には、格子状の屋根を持つ構造物「バーゴラ」を設け、日よけ機能に特化したシェードタイプを導入。地面はレンガ調にしたインターロッキング舗装でおしゃれな仕上がり。社会医療法人黎明会=御坊市=が物販を併設したカフェ「ひいのの」が旧校舎内にあるため、バーゴラにベンチを置いて、保護者らは、くつろぎながら子どもたちを見守れる。
 この2つのスペースは西側の旧校舎側に上下に分けて設け、残る東側はグラウンド2100平方メートルで、スポーツなどができる「多目的スペース」にし、バーゴラや健康遊具も設置。18台(うち障がい者等用駐車区画1台)が止められる駐車場や駐輪場、多目的トイレも整備した。
 先行して宝くじコミュニティ助成事業で1000万円を活用して遊具設置を進めるなどし、10日に完成したばかりの総事業費約1億1000万円の事業。設計は日本工営都市空間(株)和歌山事務所=和歌山市、稲葉英樹所長=、施工は町内の(株)中村建設=日高町、中村昭代表=。


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印南町 井戸手押し式ポンプ設置支援補助、好評 〈2024年6月12日〉

2024年06月12日 08時30分00秒 | 記事


支援補助金を活用し手押し式ポンプを設置


 印南町は、井戸の組み上げに使う手押し式ポンプの設置や水質検査の費用を補助する災害時協力井戸支援補助金制度を今年度新たに設けたが、当初予定の募集件数を上回る申し込みがあり、13日開会の6月議会に上程の一般会計補正予算に54万5000円を計上。町は「能登半島地震の影響で町民の災害時の対応意識が高まっているのでは」と予想以上の反響を喜んでいる。

 同町は平成27年度に「災害時生活用水協力井戸」の登録制度を導入し、昨年度までに13カ所が登録されていたが、手押し式ポンプは3カ所のみだった。大規模な災害では停電になることが想定され、停電時でも生活用水が確保できる昔ながらの手押し式ポンプの設置を促そうと県下で初めてとなる設置費用の補助制度を導入。制度の導入で井戸の登録を促すのも狙いで、今年度に入り20件が新たに登録され11日現在33件に。
 同補助を活用し、切目川防災センター近くにある井戸に手押しポンプを設置した廣原敏弘さん=古井=は、災害時に多くの人が切目川防災センターに避難してくるとし「能登半島地震を受けて生活用水の確保が重要だとあらためて感じた。いざという時に活用できるように備えたいと思った」と話している。
 補正予算では新たに5件分の予算を計上しているが、今後も申し込みが増えるようであれば町は「さらに補正での対応も検討したい」としている。
 補助対象は災害時協力井戸に登録、または登録を希望する井戸の所有者。井戸の汲み上げに使う手押し式ポンプの設置・修繕は10万を上限に、飲料水としての水質検査は9000円を上限に補助する。ポンプ設置、水質検査とも補助金額でほとんど賄える。
 申請は総務課で受け付けており、問い合わせなどは同課危機管理係(電話42・0120)へ。


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「キュウソネコカミ」初の凱旋ライブに全国ファン熱狂 〈2024年6月11日〉

2024年06月11日 08時30分00秒 | 記事


ヤマサキさん、三浦市長らが「かめはめ波」

全国のファンで熱狂した地元凱旋ライブ


 御坊市制施行70周年記念特別事業「キュウソネコカミONEMAN LIVE in GoboCity!!ヤマサキセイヤ地元凱旋・成人式ぶりの御坊市民文化会館」は8日に市民文化会館大ホールで開かれ、市民をはじめ北海道から九州まで全国各地から訪れた満席のファンで熱狂。三浦源吾市長、みーやちゃん、四つ太鼓を模した乗り物が登場するなど御坊ならではの演出もあり、2時間超のライブは大盛況だった。

 ボーカル・ギターを担当する御坊市出身のヤマサキセイヤさん(37)にとっては初の地元凱旋ライブとなり、ファンクラブ、市民限定、一般に販売したライブチケットはすべて完売。ライブ当日も午前中から全国のファンがJRや紀州鉄道、バス、自家用車を使い続々と会場入り。紀州鉄道や小竹八幡神社などヤマサキさんゆかりの地をめぐるファンが数多く、さながらキュウソが御坊のまちをジャックしたかのよう。
 ライブ冒頭で三浦市長があいさつし、歌詞が良いと覚えた「Welcome to 西宮」のワンフレーズを歌って会場を盛り上げ、ライブがスタート。3曲目の「サギグラファー」ではキュウソネコカミのマスコットキャラクター「ネズミくん」と市公認PRキャラクター「みーやちゃん」がステージに登場し、メンバーらと記念撮影できる場面が用意され、ファンは大喜び。
 5曲目の「KMTR645」では、四つ太鼓を模した乗り物が登場し、スタッフが「ワッショイ」「ワッショイ」と担ぎながらギターソロの演出があったほか、メンバーが70周年記念フェイスタオルを掲げて「ふるさと納税よろしく」とPRする場面も。
 10曲目はヤマサキさんが亡き祖父に捧げる曲として13回忌につくった「なんまんだ」を歌い、14曲目の「DQNなりたい、40代で死にたい」では、ヤマサキさんが大ホールの観客席を一周し、終始スタンディングでライブを盛り上げた観客たちとスキンシップ。
 本編16曲を歌い終えたあとのアンコールは3曲。予定は2曲だったが、三浦市長が冒頭で披露した「Welcome to 西宮」を急きょ追加し、歌詞の「西宮」を「御坊市」に変更し、盛り上げた。さらにラストの「お願いシェンロン」ではヤマサキさん、三浦市長、ネズミくん、みーやちゃんがステージに揃い、ドラゴンボールの「かめはめ波」を放ち、ボルテージは最高潮に達した。
 ライブ中、ヤマサキさんはMCで「いい街に生まれた」「お父さん、バンドをやらせてくれてありがとう」と感謝の言葉も述べ、ファンから喝采を浴びた。全19曲、2時間超に及んだライブは熱狂のうちに大成功を収めた。


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道成寺天田橋線拡幅事業が24年かけ今年度で完了 〈2024年6月9日〉

2024年06月10日 08時30分00秒 | 記事


今年度で歩道整備、車道舗装を行う未完了区間


 御坊市が、平成12年度から着手している都市計画道路・道成寺天田橋線拡幅事業が今年度でようやく完了する。拡幅区間は日高川右岸堤防の通称18メートル道路三差路から野口新橋方面、ひまわり団地前までの延長1キロ。境界線確定など問題解決に時間を要したほか、市単独事業による財政負担平準化から年間予算を4000万円に限定していたこともあり、完了まで24年の歳月を要した。

 拡幅事業は、昭和55年度から平成11年度まで約10億円かけ、国道42号線天田橋北詰から拡幅された18メートル道路完了に引き続いて平成12年度から着手。地域住民が日常的に利用する主要幹線道路のひとつで、市街地から高速道路へのアクセスをよりスムーズにするため、幅員約5・5メートルだった現道を全幅12メートル(車道7・5メートル。市街地側の片側歩道3・5メートル)に拡幅。
 18メートル道路三差路から御坊大橋交差点までの500メートル区間は平成25年度に完了し、その後、ひまわり団地前までの拡幅を進め、残すは150メートル区間。この150メートル区間については主に歩道整備が残っているだけで、車道部分の拡幅はすでに終わっているため、見た目には野口新橋交差点まで直線道路でつながっている。
 今年度当初予算に4000万円を計上し、今年度中に残り150メートル区間の歩道整備、車道の舗装、歩道側法面への防草シート設置の仕上げ工事を行う。総事業費は今年度分を含めて約10億2100万円。
 事業着手から24年かかったのは、現堤防と民地との境界線の確定などさまざまな問題解決に時間を要したほか、市単独事業による財政負担の平準化がある。特に平準化については財源の90%が起債を使っていることもあり、年度ごとに予算の増減が生じないように今年度も含めて過去10年以上、年間予算を一律4000万円に設定してきた。
 令和7年度から9年度までは、すでに拡幅事業の終わっているひまわり団地前から野口新橋交差点まで650メートル区間の維持修繕として法面両サイドの樹木伐採と防草シート設置、昇降路取り付け部分の改善を予定している。概算事業費は1億2000万円。


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三浦源吾・御坊市長会見 野口キャンプ場ドッグラン増設 〈2024年6月8日〉

2024年06月08日 08時30分00秒 | 記事


ドッグラン増設のイメージ


 三浦源吾御坊市長は7日の定例記者会見で、14日開会の6月定例議会に提案する議案15件、報告5件を発表。5月の市長選に伴い、当初予算計上を見送った政策的経費の新規事業として野口オートキャンプ場のドッグラン増設、御坊総合運動公園の大型アスレチック遊具新設とスケートパーク整備基本計画策定などを盛り込んだほか、高齢者の健康増進でインフルエンザなど定期予防接種の自己負担をなくす。

 6年度一般会計補正予算額は5億7109万9000円。国の定額減税調整給付金や住民税非課税世帯等支援給付金はじめ、運動公園整備事業やキャンプ場ドッグラン増設、高齢者のインフルエンザや新型コロナの定期予防接種自己負担ゼロなどを盛り込み、財源不足を補うため、財政調整基金から1億2753万6000円を取り崩した。
 新規で野口オートキャンプ場ドッグランサイト整備費に700万円計上。令和3年に全国屈指の広さを誇るプライベートタイプのドッグランサイト(約500平方メートル)を整備し、年間稼働率70%と人気を集める中、利用者の要望を受け、新たに2区画増やす。既設ドックラン近くの電源サイト2区画をそれぞれ150平方メートルから300平方メートルに拡充する。年度内に完成予定。
 御坊総合運動公園の大型アスレチック遊具新設に2900万円計上。幼児や小学生低学年向けの大型遊具は複数整備され、週末等は家族連れでにぎわっているが、小学生高学年用の大型遊具はなく、令和3年に老朽化で撤去された木製アスレチックに代わり、新たな大型アスレチック遊具を新設し、遊びの環境を充実させる。年度内完成予定。
 同公園内に新設予定のスケートパーク整備基本計画策定費に570万円計上した。大型アスレチック遊具とスケートパーク策定費をあわせた予算3470万円については、指定寄付を受けた企業版ふるさと納税寄附金3000万円(寄付先匿名)を充てる。
 市長公約である高齢者の健康増進や健康寿命を延ばすため、65歳以上高齢者のインフルエンザ、新型コロナ、肺炎球菌感染症の各予防接種は、いずれも自己負担をなくす。インフルは500円、肺炎球菌は900円、コロナは1500~3000円程度必要だった。予算額5200万円。
 このほか、防災のコミュニティ助成190万円(島東正会自主防災会の防災資機材購入)や地域介護・福祉空間整備等施設整備補助2335万円(高齢者3施設の防災対応改修)祭礼道具のコミュニティ助成250万円(南塩屋区四つ太鼓の太鼓など)野菜花き産地強化事業補助金2000万円(市負担額を5%から6分の1に拡充)小型動力ポンプ付積載車購入1300万円(塩屋分団)など。


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由良町の濵野さんが会津藩兵の鎧兜を寄贈 〈2024年6月7日〉

2024年06月07日 08時30分00秒 | 記事


会津藩ゆかりの鎧兜を寄贈した浜野さん(左)と藤本さん


 幕末の鳥羽伏見の戦いで敗れ、紀州に落ち延びて由良にたどり着いた会津藩兵のものと思われる鎧兜一式を、由良町網代の浜野節子さん(85)が6日、ゆらふるさと伝承館(旧白崎中学校内)に寄贈した。町内には今回の鎧兜をはじめ藩兵の墓が存在するなど会津藩とのゆかりは知られているが寄贈は初めて。伝承館では会津藩コーナーを設けて展示する。浜野さんは「由良と会津藩とのつながりを皆さんに知っていただければ」と話している。

 由良に逃れてきた落ち武者が助けてくれたお礼として授けた鎧兜と、浜野さんに伝えられている。鎧兜は全長170センチ~180センチほど。鉄製の兜や鎧、草摺をはじめ、手甲やすね当てなど一式が揃っている。屋根裏で2つの木箱に入った状態で保管していた。名前も記されておらず木箱と鎧兜の家紋も相違しており誰が授けた物かはわからない。
 浜野さんは、高齢で空き家となった際には鎧兜も人知れず壊されることを危惧。資料館に展示してもらうことが有効だと考えた。この日、浜野さんは、祖先が会津藩出身で古くから交流がある藤本良子さん(79)と伝承館を訪れた。
 鳥羽伏見の戦いで敗れた旧幕軍諸隊は、御三家の紀州藩を頼って和歌山に落ち延び、加太から1858人の会津藩兵が由良港に上陸し、網代や阿戸、横浜の民家に分宿したという。「会津の知将」と称される山川浩らは日高平野に赴き分宿した。
 町内では横浜光専寺、網代念興寺に3人の会津藩兵の墓がまつられており、近年、町文化財保護審議委員会前委員長大野治さん(故人)らの調査によって会津藩兵ゆかりの品が町内にも残っていることが分かり、横浜の民家では陣羽織が見つかっている。
 町では「貴重な文化財の寄贈ありがたい限りです。由良と会津藩のご縁を後世に伝えていけます」。


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