毎年の様にここを訪れているが今年の柿は実りが少ないと思う。特異な天候に翻弄され僅かづつ例年とは何かが違う感じがする。ともあれ天候の変わる前にはシャッターチャンスがあると言われるのは確かだ。１時間後には薄雲が張り出し空が真っ白に変わった。
快晴微風の朝、小川村に柿の風景を求めてみた。まだ葉っぱが残っていたが、そよぐ風に少しづつ舞い落ちている。日差しがあるのに肌寒いなか、刷毛で引いた様な巻雲がゆっくりと移動してゆく。
赤く色付く木々や既に葉を落とした木々、眺望のアルプスは雪を頂いている晩秋。畑には野沢菜が収穫を待つ北信濃の晩秋風景。
番所の桜で有名な小川村の表立屋。眺望が良い駐車場に一本だけ晩秋から初冬にかけて咲く「四季桜」がある。この時期に訪れる人は殆んど居ないが冠雪のアルプスと共に鑑桜もいい。
