コン・モート

九十九里平野からよしなしごとを。

宮間利之とニューハード

2022-06-15 07:48:06 | Big Band

以下、何年も前に別ブログに投稿した記事です。

 

宮間利之さんがお亡くなりになりました。

千葉県出身、ニュー・ハードの指揮者として活躍されていました。

実は、ご本人にお会いした事もあったのです。

吹奏楽関係の雑誌で、アマのビッグバンドを取材するコーナーがあり、それにうちのばんどが出たのです。

その時の講師が山木幸三郎さんでした。

それが縁で、「今度そちらの方に行くよ。高校の文化行事だけど、聴きに来れる?」と連絡をいただいのです。

たまたま、当該の高校には教員をやっている後輩がいたので、平日暇な数名で行ってみました。

楽屋に伺った時、たまたま宮間さんにお会いしたのですが、満面の笑顔で「ビッグバンドやってるんだってね。頑張って下さいね。」と言っていただきました。

その後、お昼を山木幸三郎さんと一緒に食べ、色んな話を聞かせていただきました。

楽しい、貴重な想い出です。

ライブのニュー・ハードの演奏は、先鋭的で私らのばんどには、手も足も出ない、という感じでした。

「ビッグバンドベスト5」というコンサートがあり、それにも行きましたが、同時にレコードも発売されていました。

その懸賞で「ドナ・リー」の楽譜を貰いましたが、手付かずで今に至っています。

この所、皆が頑張ってばんどの力も伸びて来ました。

挑戦してみますかね。

宮間さんの指揮、拍子をきちんと振る事はなく、真似するのは無理かな、といつも思っていました。

ばんどの音にノッて踊っているような感じですが、実は厳しくばんどの音を聞いているようでした。

それが、観客にはわからないように、あくまで自分はビートにのっている、それを表現していた気がします。

これは、お昼ごはんの時、山木さんにいただいたサインです。
10枚近くのレコードを持って行き、サインをお願いしました。

「随分持ってんだねえ!」

快くサインをいただき、今は私の宝物です。

テレビに出たのをDVD化してあります。
明日は「宮間利之とニュー・ハード」の演奏を堪能します。

では。

 

山木さんもお亡くなりになりました。

シャープスアンドフラッツもなく、かつて私を楽しませてくれたビッグバンドは減る一方です。