金華山とその頂上にある岐阜城は、信長天下取りの拠点となったことで有名です。長良川を挟んでその対岸にある百々ヶ峰は全国的には無名ですが、展望に恵まれた山として、この地方では名を知られています。特に岐阜市民にとっては身近で自然に恵まれた里山として親しまれているようです。以前から一度訪れたいたいと思っていた山の一つでした。
百々ヶ峰山頂から長良川対岸の金華山と岐阜城を望む
29日朝6時45分日進の自宅をを出発、岐阜各務原インターで高速を下り、登山口の松尾池に着いたのは8時過ぎ。ここで、登山口の看板に、予定していた道の一部が「通行止め」とあったので、少し迷いましたが、林道経由をやめ、松尾池から頂上へ直登する山道をとりました。傾斜が急でかつ岩場があり、妻は少し苦労していましたが何とか通過。10時には標高 418m の頂上展望台に到着しました。
斉藤道三が築き、信長の拠点となった岐阜城
ここからの展望はまさに絶景。長良川を挟んで金華山と岐阜城、その向こうに濃尾平野、名古屋市の遠望。北方には御嶽、乗鞍だけでなく、北アルプスの槍、穂高、笠ヶ岳もぼんやりですが見えています。東には中央、南アルプス、南に鈴鹿、養老の山々、西には伊吹山から白山にかけての白銀の峰々が続きます。
百々ヶ峰山頂からの北アルプス・笠ヶ岳と槍ヶ岳
風もなく暖かい日和に誘われ、週日にもかかわらず、たくさんの人が次から次へとやってきます。展望台に置かれたノートを見ると、3000回以上登っている人もいるようです。それでも、頂上であった地元の人の話では全方向の山が見えることはまれだそうです。
西峰 反射板付近から伊吹山・関ヶ原方面
百々ヶ峰の山頂は「東峰」にあり、西峰の反射板のところも展望が良い、というので、西峰まで1.5kmを往復し、東峰に戻って昼食にしました。最近買ったコッヘルを使って湯を沸かし、インスタントラーメンの昼食でしたが、絶景をおかずにゆっくりと楽しむことができました。
昼食は新しく買ったコッヘルで ただし、メニューはインスタントラーメン
地元の人に教えてもらい、帰路はなだらかな林道経由で、3時半には松尾池に戻りました。松尾池近くにある萩の滝、松尾池で遊ぶオシドリ見物で短い山旅を締めくくりました。
通行止めは山頂に続く部分ではなかったようです。看板の案内がもう一つわかりにくかったので、少しばかりハードな山登りになってしまいましたが、その分十分楽しんだ一日でした。
一日のハイライトを動画にしました。 http://youtu.be/ZFaxL310BzM
萩の滝、オシドリの夫婦?がじゃれ合う姿も入っています。
同じ山好きの方に見ていただき、大変うれしく思います。BMですが、「平針の梅」の方は“海浜音詩”、「百々ヶ峰」は“瑞萌江辺”、という題名の曲で、ともに中国旅行で買ってきた“盛中国”(組曲でしょうか?)というCDに入っている曲です。オーケストラをバックに、主旋律を奏しているのはどちらもヴァイオリンだと思います。このCDに入っている曲は皆なかなか良い曲で気にいっています。花は、妻が詳しく、これも名前は妻に教えてもらいました。
癒される曲ですね。昨日、「同じ花が近くの林のはずれでも咲くなあ」と名前を調べようと思っていました。今朝シヨウジョウバカマとわかりました。