クマゲラの鳥見日記   自然観察とバードウォッチングの記録

ブログ名は昔、白神山地で見たクマゲラに由来
2009年5月OCNブログ開設後、
2014年10月20日GOOに引越

クワエダシャク幼虫探し

2023年02月01日 | 元荒川
2021年4月から元荒川沿い北越谷第五公園から梅林公園の間の観察会を某団体で
月一度行ってます。この関係で、事前に観察対象を探すためここを頻度高く
訪れており、色々な生きものとの出会いがありました。
2021年3月にクワエダシャク幼虫をクワの木で多数見つけたことがあり、
この幼虫の擬態の巧みさに感動しました。
その後、幼虫がいた木は堤防管理のため、伐採されてしまい幼虫をが見られなく
なっていました。

今年1月27日に「元荒川の自然をまるごと感じよう!」2月観察会の観察対象候補
であるクワコ卵とクワエダシャク幼虫を探していたのですが、根性がなく今のところ
クワコ卵は見つけられていません。

執拗にクワの枝を見ていると、ついにクワエダシャク幼虫1匹を見つけることができました。
見つけた1匹目クワエダシャク幼虫

近くの枝を探すと、もう1匹・・・通常のクワの枝が生えている方向と反対側に体を伸ばした
幼虫を発見できました。
こいつは、これでも擬態しているつもりなのか「間が抜けている」と写真をとりました。
クワエダシャク幼虫(白丸で囲む)
クワエダシャク幼虫(近影)

二日後ここを再度訪れ、クワエダシャク幼虫を探したのだが見つからなかった。
鳥にでも食べられたのかと思ってあきらめかけたのだが、元いた場所から70㎝位下の
枝の裏側に一匹がへばりついているのを見つけました。
結構移動するようですね。
やっと見つけた
同上 クワエダシャク幼虫
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元荒川を歩く

2021年04月22日 | 元荒川
最近も、フィールドに年中出ているのだが、雑多な作業が忙しく、撮影した写真の整理もままならず、当然、このブログも
更新できないでいる。また、忙しさにかまけて、樹木や昆虫に関する季節感はあるのだが、鳥に関する季節感が欠如して
しまっており、最近、チュウサギ、ムナグロを見たという話しを知人から聞きやっと、5月の連休前頃には、ムナグロなどが
来るのだということに思い至った。

さて、10日ほど前4月12日に元荒川を歩いたときのことを書く。
元荒川の鴨場前の遊歩道が工事中なので、梅林公園から元荒川橋を渡り、右岸側を下流のウマノスズクサ自生地まで歩いた。

元荒川沿いで、ツバメが採餌したり、飛ながら川面に突っ込み水浴び?をする光景が見られた。撮影しようと試みたがツバメは
素早くうまく撮れなかった。
ツバメ飛翔
ツバメ水浴び?
今シーズン初めてジャコウアゲハの飛翔、クロウリハムシを確認できた。また、ナミアゲハを多く見ることができた。
ジョコウアゲハ飛翔
クロウリハムシ
ナミアゲハがカラスウリで吸蜜していた。
ナミアゲハ
ナミアゲハ
また、マスクラット一匹元が荒川フジバカマの里の対岸くらいで泳いでいるのと川岸で採餌しているのを確認した。
今年元荒川で3個所目の確認となる。目撃した場所は、昨年も巣を造っていた場所だ。
マスクラット
マスクラット採餌
観察できた鳥は、スズメ、ツバメ、モズ、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス、アオサギ、カルガモなどだった。
モズ
ツグミ
また、昆虫は、ベニシジミ、ヤマトシジミ?、キタキチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ナミアゲハ、クロアゲハ?、
ジャコウアゲハ(蛹、成虫)、モンシロドクガ?(幼虫)、クロウリハムシ、コガタルリハムシ、ナナホシテントウ(幼虫、成虫)、
ナガメ、ヒメスギカミキリ、トックリバチの古巣などが観察できた。
モンシロチョウ
ジャコウアゲハ蛹
モンシロドクガ?幼虫
コガタルリハムシ幼虫
コガタリリハムシ幼虫
ナナホシテントウ幼虫
ナガメ交尾
ヒメスギカミキリ?
トックリバチの古巣
その他のも生きものは、マスクラット、アカミミガメなどが観察できた。
植物は、ホトケノザ(花)、カラスノエンドウ(花)、ヤエムグラ(花)、カキドウシ(花)、カントウタンポポ(花)、シャガ(花)、
ウマノスズクサ(芽生え、高さ20~150cm)、ツユクサ(葉)、カラスムギ(花)、ナガミヒナゲシ(花)、セイヨウカラシナ(花)、
クワ(雌花)、オニグルミ(雄花)、エノキ(実、葉にできた虫こぶ)、ビワ(実)などが見られた。
カントウタンポポに近い
ウマノスズクサ芽生え
ビワの実が育っている
元荒川フジバカマの里の花壇では、密な状態でナガボノシロワレモコウやフジバカマが芽生えていた。
ナガボノシロワレモコウ
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マスクラットの観察

2021年03月14日 | 元荒川
マスクラットは、元荒川などで確認されている特定外来生物です。
知人から、元荒川出津橋の付近で目撃したとの情報があり、さっそく、3月10日
観察に行きました。昨年は元荒川で目撃情報も含め5個所で確認しました。

マスクラットは水中にある出入り口を使用しているようで、岸の近くで草を
咥えたまま水に潜りました。
マスクラットが草を運ぶ
尾が縦に扁平なのが分かる
水中に潜る
何度も運んでいる草は、巣材なのでしょうか?それとも食料なのでしょうか?

岸に上がった様子なども観察できました。
草を集めに行く

観察していると、マスクラットが運んでいる途中に落とした草をヒドリガモが
食べようとしている光景もみることができました。
ヒドリガモが草を食べる
また、スケール代わりのヒドリガモと一緒の画面にマスクラットが入り込んだ
写真も撮れました。
マスクラットとヒドリガモ
また、近くで泳ぐヒドリガモ60羽程度の群れの中に1羽だけアメリカヒドリがいる
のが確認できました。
アメリカヒドリとヒドリガモ
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昆虫の越冬 見事な擬態

2021年03月13日 | 元荒川
3月初旬に元荒川沿いの場所に観察にぶらりと出かけた。
最初に、クヌギの洞の中でヨコヅナサシガメの幼虫の群れが越冬しているを見つけた。
観察していると幼虫に気付かれ、やがて空隙に姿を隠した。
ヨコヅナサシガメ幼虫

次に、エノキの幹や幹の周辺の落ち葉の裏を探したが、残念ながらアカボシゴマダラ幼虫も
ゴマダラチョウ幼虫も見つけられなかった。

クワの木で、一週間くらい前に見つけたクワコの卵を時間をかけて懸命に探したのだが、
なかなか見つからなかった。前回やっと見つけて、場所を覚えていたはずなのだが・・・
クワコの卵は桑の枝の表皮に溶け込んでおり、簡単には見つからなかった。眼力が足らず、
なかなか、巧みな技を見破れない。
クワコ卵
やっと、クワコの卵を探しあてた時、近くのコンクリートの上においていたカメラ
付近を見ると小さな枝が落ちていた。良く見ると、枝ではなく、クワエダシャク
の幼虫だった。私が、クワコの卵を探しで枝を触っているときに落ちたのだろうか。
コンクリートの上にいた幼虫
折り尺に幼虫を移動させると、また、じっと枝に擬態した姿勢をとった。
折り尺の上で静止
その後枝にうつしてやったのだが、枝の伸びている方向と逆の姿勢をとって静止した。
クワエダシャク幼虫
クワの枝でもクワエダシャク1匹とクワコの卵が近接してあるのを見つけた。
下の写真のどれが卵で幼虫かわかるだろうか?
クワコ卵とクワエダシャク幼虫
上の幼虫の体長測定
この日見つけたクワエダシャクは結局2匹だった。
翌日、撮影した写真が枝に擬態したというには、今ひとつだったことと、他にも
いるのではないかと思い再訪した。
上の方の枝先などを良く見ると、見事、枝に擬態したクワエダシャクが5匹が
見つかった。ほんとに、クワの枝にそっくりな姿を見て、なぜかワクワクした。
何匹が、鳥に見つからずに、クワの葉が展開するまで生き残こり、成虫に何匹が
なれるだろうか。
枝に擬態するクワエダシャク幼虫


頭部の拡大
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クワコ?の卵をついに見つけた

2021年02月24日 | 元荒川
北越谷第五公園と梅林公園間の元荒川沿いの遊歩道が工事のため
どのような交通規制がされているか2月19日に見に行った。
行くと遊歩道はもとより、川沿いも通行できない状態だった。
元荒川左岸の遊歩道は整備工事のため全面通行止めとなっていた。
遊歩道工事立入禁止

北越谷第五公園内やビオトープ内は歩けたので、周辺の観察を
行った。
クワの木にあるはずのクワコの卵を探した。小さなクワの木を丹念
に探すとクワコの卵らしいものが見つかった。
クワコ卵



目が慣れてくると、ほかの枝でも、クワコの卵を見つけられた。
また、何の卵か不明な卵も確認できた。なんの卵だろうか。
特徴的な形状なので同定可能と思われるのだが・・・
何の卵?
同上拡大
ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリの花のほか、
見かけない黄色の花があった。在来か園芸種か良くわからなかった
が、帰宅して図鑑を見ると、どうもヒメリュウキンカのようだった。
ヒメリュウキンカ
造花のような花弁の光沢
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