クマゲラの鳥見日記   自然観察とバードウォッチングの記録

ブログ名は昔、白神山地で見たクマゲラに由来
2009年5月OCNブログ開設後、
2014年10月20日GOOに引越

定例観察  春が来ている

2023年04月22日 | 大吉調節池
このところ、雑用に追われて忙しく、好きな場所での観察もできない状況で、
当然ブログの更新も滞っていました。

遅ればせながら、4月18日に息抜きで行った大吉調節池での定例観察について書きます。
一挙に春が進んでいます。

昆虫が多く見られるようになりました。
ヤナギの木ではヤナギルリハムシが1週間くらい前から見られるようになり、
交尾しているような個体も多く見られました。

  ヤナギルリハムシ交尾

アゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハなどの飛翔が見られ、ハラビロトンボを初認
しました。

  アオスジアゲハ(大吉公園)

  ハラビロトンボ

また、ヒゲナガガの仲間も多く飛翔しており、イタドリの葉でハグロハバチの
幼虫を多く確認しました。

  ヒゲナガガの仲間

  ヒゲナガガの仲間

  ハグロハバチ幼虫がイタドリの葉を採餌

  ハグロハバチ幼虫

ギシギシの葉でコガタルリハムシ幼虫がまだ、多く見られますが、茎に沢山
へばりついた黒いギシギシアブラムシも見られるようになりました。

  ギシギシアブラムシ

植物についても一週間くらい前からマメ科やキク科植物に寄生するヤセウツボが
見られるようになりました。

  ヤセウツボ(シロツメクサに寄生)

  ヤセウツボ

  正面から見た花

  花を切断してみた

また、この調節池では、スズメノエンドウ、カスマグサ、カラスノエンドウの三種を
観察することができます。

ノヂシャやタチイヌノフグリなどは、花の盛りは過ぎており、実をつけ始めて
いました。

  タチイヌノフグリ

  タチイヌノフグリ実

チガヤの花やアゼナルコの花が見られ、オヤブジラミの蕾が見られました。

  チガヤの花

  アゼナルコ花

  オヤブジラミ蕾

大吉公園のイチョウは雄花は、ほぼ終わり、イチョウの雌花が膨れ初めています。
ハナミズキの花が盛りとなっています。

  イチョウの雌花が膨らむ

クスノキは、まだ蕾で、花が咲いていません。カリン、カツラなどはとっくに花が
終わっています。

  クスノキ蕾

鳥は、ツバメの飛翔とコガモの求愛ディスプレイが同時に見られ、ツグミも
まだ見られます。ヒクイナの鳴き声が二週間ほど前から聞かれるのですが姿は
当然のように確認できません。

  ツバメとコガモ

  コガモ雄のディスプレイ

  ツグミ

鳥は、スズメ、カワラヒワ、メジロ、シジュウカラ、ツバメ、ムクドリ、モズ,セグロセキレイ、
ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ドバト、ハシブトガラス、アオサギ、ダイサギ、ゴイサギ、
カイツブリ、オオバン、コガモ、カルガモ、キジ、カワウ、ヒクイナ(鳴き声)などが
確認できました。

   オオバンとコガモ

   アオサギ

   ダイサギ

昆虫は、ヒゲナガガの仲間、ベニシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハ、キアゲハ、
アオスジアゲハ、ハラビロトンボ、キムネクマバチ、ヤナギルリハムシ成虫、
コガタルリハムシ成虫、幼虫、ナナホシテントウ成虫、幼虫、ヨツモンホソチャタテムシ?
などが見られました。

  ナナホシテントウ成虫

  ナナホシテントウ幼虫

  ヨツモンホソチャタテムシ?

この他、ゴミグモなども観察できました。


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