さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

自分のHIVの話もたまには「ちゃんとします」21

2008年09月29日 03時56分44秒 | HIV

先週は、月一回のHIV診察の日。
自分の通っている病院は、結構大きい病院で大きな敷地には、
別組織で感染症の研究所があって、研究所と病院は連携をとっているんですね。

ずっと前から気になっていたけれど、
HIVとは直接関係のない、あのことについて、
こないだ、世間話をしながら、ドクターに聞いてみました。

くまぞー「また、HIVと関係ないは話ですいませんが、
     鳥インフルエンザってあるじゃないですかー。
     パンデミックって、本当にあると思いますか?」

パンデミックとは、感染爆発のことですね。
数か月前にNHK特集で
パンデミックをシミュレーションした再現ドラマを見たことがありました。
とある村でのインフルエンザの集団感染が発覚し、
それが鳥インフルエンザが原因だとわかると、
行政機関は村を封鎖をするのですが、
肝心の感染ルートの解明は難航します。

そうこうしている間に、
感染源である漂着した不審船付近にいた第一感染者の子供と
接触のあった人間が封鎖前に、東京に戻って発症し、
そのたった一人の感染者から、毎日のように感染者が増え続け、
重症患者で病院があふれて、全国でパニックに陥るという内容でした。

縦割り行政や事なかれ主義に阻まれ事前の対策どおりに進まないドラマのストーリーは
リアリティあるようでバーチャルな感じもして、
どこまで現実的な話なのか、ずっと気になっていました。

ドクター「めちゃくちゃ現実的ですよ。僕らにとってはイラク戦争より現実的です」

くまぞー「もし流行ったら、予防注射とか打ってもらえるんですか?」
ドクター「感染したら治療するけれど、そうでなかったら、
     病院に近寄らないほうがいいですよ。僕らが一番やばいです。」

くまぞー「再現ドラマとか見たことがあるんですけれど、
     本当にあんなになっちゃうんですかねー」
ドクター「プロ野球のキャンプって沖縄であるじゃないですかー、
     沖縄のインフルエンザの流行って、キャンプが始まった後から流行るんですよ。」

取材や観光で訪れる人に中には、多少体調が悪い人もいたりして、
そこから感染が広がるとか、広がらないとか。

ドクター「たとえば成田で検査したとしても、水際で食い止めるのは
     難しいんじゃないかなー」

鳥インフルエンザの感染については、僕の認識とは比べ物にならないほど
リアルなドクターの認識。どうやら、本当にありうる話のようです。
じゃ、僕らに、今、できることは???

…「病院に近寄るな!」という話に隠れて、
聞いてくるのを忘れてしまいました。

それは、次回の診察の時にでも、また聞いてみましょうかねー。
HIVの診察は、こんな四方山話で終わることもしばしば。
いたって、ありがたいことです。