さて、久々のシーナの「怪しい探検隊」シリーズである。
第一次の「東日本何でもケトばす会」が焚火、第二次の探検隊がカヌー、そして第三次のこの隊は釣りをメインの遊びにしているが、その活動の基本はイイ歳したオヤジたちが集まって野外のあちこちへ繰り出してキャンプしながら酒を飲むというもの。
この「雑魚釣り隊」でも毎度バカバカしい行状が繰り広げられるが、初期の「わしらは怪しい探検隊」「怪しい探検隊・北へ」に較べると、あまり心惹かれるものはなかった。
書いている内容はあの頃とほとんど同じで、ファンとしては「シーナ健在」と一瞬嬉しくなるのだが、どうも読み進むうちに（自分だけがそう感じるのかもしれないが）やっつけ仕事的な書きっぷりで要領よくまとめているような気がして、うーん何だかなぁといった感じ。
まぁこの辺は映画の「ロッキー」にしろ「ダイ・ハード」にしろ第一作が一番面白いというのと同じ理屈なのかもしれないが・・・。
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