KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

姉岩で遊ぶ 【小川山】

2017年08月19日 | フリー(山梨、長野)
日程:2017年8月19日(土)日帰り
天候:
同行:カワちゃん(我が社の山岳部)
 
 この夏は相変わらず不安定な天気が続く。
 本日は小川山かカサメリか悩んだが、甲府を過ぎた辺りでイマイチ曇りがちだったため、より選択肢の取れる小川山へ。
 さらになるべく乾いた所へといつもの姉岩へ。

 
 
【姉岩本峰上部】
僕の場所 5.9 再登
 本日のアップ。カンテ沿いを登る。
 以前OS済みだが、下部はサイドのホールドをうまく使うし、意外とバランスがいるように感じた。
 
ギミー・モアー 5.10a MOS
 二つ目のボルトが少し遠いので慎重に。ホールドを丁寧に探せば問題無し。
 「日本100岩場」では途中で終了点のように記載されているが、頂上まで抜ける。
 
なんとなくホゲホゲ 5.10C MRP
 前回からの宿題。出だしのボルト3つ目は割と得意系の内面登攀で問題無し。
 前回、核心のリップ抜けがわからなかったが、棚の右側をガストンで行けば安定することがわかり、本日一便で解決。
 夏休みの宿題が一つ終わったよ。

  
 ギミー・モアー(左)と、なんとなくホゲホゲ(右)

 【上の姉岩】
アニマライズ 5.10c FL
 出だしのスラブは右寄りに進む。上部核心はトポに倣ってカンテ右側から抜けたが、これだと簡単。
 ロワーダウンの時にトップロープ状態でカンテ限定で登り返すが、これでも行けた。
 
ハラペーニョ ウルトラHOT 5.10d 再登
 前回OS済み。中間部フレーク部分は足が細かいので、ついつい腕に頼ってしまい、意外と疲れる。
 前回同様、ちょっと左側に少し逃げてしまったため、ロワーダウンの際、壁の中央限定でやってみたが、これも手順は解決できた。

  
 アニマライズ(左)と、ハラペーニョウルトラHOT(右)
 
【下の姉岩】
グラッシオ 5.10b MOS
 出だしの大き目の岩、そして上部に細かい浮石が点在しているので、落とさないよう気を使いながら登る。
 ホールドは大きく明瞭。上部核心は少し立っているが、正対にならないようにして思う所に手を出せば、裏切らないガバがある。
 最後は意外と高度感もあり、アルパインチック。体感5.10a
 
 同行のカワちゃゃんは、他に「卒業試験(5.10b)」など。
 陽射しもMAXで、居合わせた関西組が苦戦しているのを尻目に、サクッと一撃。
 まぁ元々この辺りのグレードはとっくに卒業しているレベルだが、追試にならず良かったです。
 
【リバーサイド】
ジョコンダ 5.10d ×
 姉岩は大体どんなものかわかったところで、最後に下山がてらクールダウン。
 昼の陽射しで少し乾きを期待したが、やはり日陰にあるリバーサイドは濡れていた。
 ブラックシープはスタートから滑って離陸できず。
 代わりにジョコンダに取付くが、やはり乾いたベストの状態としっとり濡れた状態では大違い。
 クライミングシューズでなく、ラバーソールの渓流靴の方がまだ信頼できそう。
 「濡れてる=滑る」という良くないイメージだけ脳裏にしっかり焼き付けて敗退。やめときゃ良かった。

  
 卒業試験(左)と、ジョコンダ(右)

 
 とりあえず下に降りてケータイでお天気チェック。
 泊まりの用意をしてきたが、これから夜になってにわか雨ということで、日帰りに変更。
 廻目平を出たところでゲリラ豪雨となり、正解だった。
 
 このところの不安定な天気のせいか、本日はクライマーの数も少ないよう。
 その代わり長期滞在型のキャンパーは依然として多く、ゲリラ豪雨をものともせず居残る姿勢はヘタな山屋よりよっぽと強いものを感じてしまった。
 
 帰りはカラファテに寄った後、久し振りに地元焼肉店「ふじもと」へ。
 お疲れさまでした。

 


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6 コメント

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Unknown (現場監督)
2017-09-02 23:54:20
たしかに。
結局、登ろうとしている山に対して自分でどれだけ自覚してるかだと思うんですよね。
単独行だと危険と思われるのは困った話で、単独だからこそ自分でいろいろ事前の情報入手とか、そこへ行くためのトレーニングとか準備するわけで、自分で何もしないで誰かと一緒に行けば安心と考えている人はちょっとどうかなと思ってしまいます。
・・・なんてエラそうなこと言って自分で不始末起こしたら元も子もないので、私も気をつけます、ハイ。(^^;)
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Unknown (ゆうこ)
2017-08-29 12:25:51
なるほど・・・
谷川岳は少し厳しさを感じたけど
それ以外で面倒臭いとまで感じた事が無かったです。
私はそこまでの経験をしてないのでしょうね。

責任感や危機感の面では
私は山岳会等に属していないので自発的に
アバランチや山岳気象や救急救命やクライミングセルフレスキューの講習を受講したり
それについて勉強したり考えたりしています。
講習を受けたからっていざと言う時に大丈夫とは思ってないし
勉強しててもどうにもならない事も多いと思うけど
しないよりした方が良いと思っています。
でも
「勉強しないとしないとと思いつつ
 山行くのが忙しくて中々ねー」
と言って全く勉強しない人多いです。
その気持ちもとってもよくわかるのですが
「中々ねー」と山に行って、今日、
山で何か起きたら?て事、考えてるのかな?
って思います。
万が一の事を考えると
知識だけでなく体力や気力も必要だと思うから
一概に勉強だけが必要とは言えないけど。。
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Unknown (現場監督)
2017-08-27 16:52:19
ゆうこさん、どうも。
まぁこれだけ事故が多いとしかたないのですが、登山届はともかく縦走路(岩稜帯)でのヘルメット着用、アプローチの混雑など規制というか面倒が多くてつい北アが億劫になってしまいます。積雪期の中アの門番?も然りで、目を付けられやすい単独者にはハードルですね。
シャモニーなんてどこへ行こうが全然自由だったじゃないですか。こんな風に書くといろいろな方面
から非難の声を浴びそうですが、日本の場合、登山する側も自己責任の自覚がもう少し必要なんじゃないかと・・・(^^;)
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Unknown (ゆうこ)
2017-08-25 08:59:03
単独です。
天気、どうかなぁ?と案じていましたが、
5日中、2日晴れ/2日曇り/1日雨
結果、まぁまぁでした。
表銀座・裏銀座とは違う
ひとけの無い山を楽しめました。

北ア、規制多いですかね??
それは感じてなかったですが
昔より混むイメージは有りますね。
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Unknown (現場監督)
2017-08-23 23:28:28
ゆうこさん。こんばんは。
今年の夏は天候不順のようですが、他のエリアがゲリラ豪雨なのに意外と北アルプスは良かったりしますね。最近の北アは人も規制も多く、何だか面倒くさくて足が遠のいていますが、そのルートは割と静かそうですね。単独ですか?

そう、ナナーズ隣のカラファテです。欲しいものはいろいろありますが、いつも見ているだけです。(^^;)
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Unknown (ゆうこ)
2017-08-22 15:09:22
天気、不安定続きですね。
そんな合間に
高瀬ダム→烏帽子岳→針ノ木岳→爺ヶ岳→扇沢
行って来ました。
台風の影響で高瀬ダムの丸太橋の所は
コーヒー牛乳色の濁流を渡渉しました。

帰りに寄ったカラファテって
ナナーズのですか?
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