KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

秋の女子トレ@甲府幕岩

2018年10月21日 | フリー(山梨、長野)
日程:2018年10月20日(土)~21日(日)
同行:ヒロイ、クリハラ(我が社の山岳部)
 
 秋も深まり、久々に甲府幕岩。
 今回は三十路女子部員二名を伴い、出かける。
 アプローチはヒロイ号で小田原から出発。
 箱根-御坂峠越えで甲府盆地へアクセスするが、途中では箱根駅伝のチームが試走している風景も。もうそんな季節なんですね。
 ゆっくり朝出だったので、現地に着いたのは13時頃。駐車スペースはほぼ埋まっていたが、少し離れた所に停めてぼちぼちスタート。
 
一日目 天候:
 
森の唄 5.10a 
 アップはペンタゴンかイエローマウンテン辺りにしようと思っていたが、既に順番待ち。
 この課題ももしかしたら限定有りなのかもしれないが、上部が正面突破だとやや細かい。まぁアップなので、適当に左側のカンテも使って登る。
 後の二人も問題無し。

 
ペンタゴン 5.9  
 ようやく空いたので、改めてアップ。
 もちろん二人とも問題無し。クリハラさんは外のロープは久々、まして甲幕は初めてなのでどうかなと思ったが、普段横浜のマムートで登っているだけあってムーブもきれい。ソツなく登る。
 ちなみにスタート地点に赤ペンキで書かれている現地グレードでは5.10a。

 
秘密の岩園 5.10c 
 今回のお題の一つ。
 まずはヒロイ嬢からトライ。
 前回(今年の五月)来た時に少しチラ見してしまったもしれないが、ほとんど初見。で、そのまま見事マスターでOS。
 最近、ジムでも細かい課題となるとこちらも太刀打ちできないほどうまくなっているので、これはまず順当な結果。
 
 で、次はクリリン。
 傾斜は垂直以下でもそれなりに高さがあるので、高所恐怖症?の彼女にはTRがいいかなぁと思ったが、本人は「リードでやります!」と力強い返事。
 それならばと送り出したが、まぁ4つ目のボルトまで行けたら上出来と思っていたところ、あれよあれよと登っていってしまい、核心のラストもそれほど躊躇することなく見事FL!マジか!
 何しろついこの前の春の小川山では、10台前半のリードで怖さのあまり本気で号泣していたぐらいの高所恐怖症だったのだから、これは驚きの大金星!
 
 立場上、自分もラストに回収便で登ったが、途中何度か落ちそうになりヘンな汗をかかされる。
 何とかテンションかけずにトップアウトできたが、最後の核心も決め手となる右側のホールドを見落とし、もしかしたら一番ジタバタしてしまったかも。

 
ダダ 5.10b 
 ヒロイちゃん、いわくの宿題。
 前回、終了点手前で足をプルプルしたあげくドカ落ちしたので、今日こそはと退治してやると鼻息も荒い。
 で、最初に取付き、マスターで見事RP。
 
 が、しかし。続くクリリンが今度はハマる。
 先に取付いていた他のグループの女子もダダには手こずっていたので、やはりこのグレードにしてはイヤラシイ。(現地グレードでは5.10c)
 自分が登った後、再度クリリンがヘッデンまで出して残業トライを試みるが、結局TOならず。
 ヌンチャクを残したまま、今日はここまで。

 
 
 本日は予報に反して全体的に曇りで時々薄日が射す天気。途中、ほんの少しだけ小雨が降ったりして肌寒かったが、登るには問題無かった。
 ただFB友だちからのリアルタイム情報では比較的近くの八ヶ岳や小川山ではアラレ混じりで吹雪いたりして、けっこう荒天だったよう。
 甲府幕岩にしておいて良かった。 
 
 夜は適当な所でテン泊。
 夕飯のメインはヒロイ嬢によるキノコ&サバ入り炊き込み御飯とチキンソテー。
 御飯はインスタントのレトルトではなく、ちゃんと白米を飯盒で炊いた本格派。
 今回もたいへん美味しくいただきました。m(_ _)m
 
 
 
 
   
二日目 天候:
 
 一夜明け、今朝はきっちりと晴れ。
 昨夜は大きな月が夜空に煌々と輝き、3シーズンシュラフでは少々寒いほど冷え込んだ。
 朝のカップ麺とモーニングコーヒーを飲んで、二日目スタート。
 
ナベちゃん 5.8 
 まずはアップで。何回も登っているのであまり考えずに左側のカンテ?を使わず右側限定で登ったら、スローパーぽくて意外と悪かった。
 終了点の上、左側のダーティークライマーズの核心下に残置ビナが残っていたので、そこまで登り、ついでにダーティーも少し触るが、やはり朝一で心の準備もできていないのですぐに折れる。orz
 後の二人もここでアップ。
 
GATE 5.10b/c 
 クリリンには昨日の宿題のダダが控えているが、それよりも登りやすいだろうと選んだのがここ。
 ルートも短く、ホールドもわかりすいガバ系。自分がヌン掛けした後トライしてもらうが、ややパワーが必要なようで途中で断念。
 現地グレードでは5.10cと、ダダと同等。こちらの方が素直で登りやすいと思うのだが。

 
 
正門 5.11b ×
 垂直以下の細かいカチ系を得意とするヒロイ嬢がやりたいと言い出した「ミジカシイ系」。
 これまでいろいろな岩場に行ったが、大抵まずは私が課題をオススメしていたので、本人からコレをやりたいと言い出したのは初めてかも。頼もしくなったなぁ。
 で、さっそく彼女からトライするが、やはり激カチ厳しく2本目のボルト辺りまで。
 試しに自分もやってみるが、メッチャ指に来て、もちろんギブ。ヒロイ嬢の方がまだ半馬身ぐらい上に行ってたんじゃないかな。

 
 
30へのアプローチ 5.11b ××(二便、1テンTO)
 以前、自分はRP済。甲府幕岩に多い5.11bの中でも短めで指に優しく垂直以下、パワー不要のバランス系なので、ここは女子の自己グレード更新にはオススメのはず。
 で、まずは自分がヌン掛け。
 もう登ったのは何年も前なのですっかり忘れて、2テンほどしてホールドを確認しながら何とかTO。
 2/3はステミングによるバランス系だが、最後になってカチ連続なので、4つ目のボルトが足元を過ぎた時点でしっかりカチ持ちができていないとけっこう怖い。
 結局、二便出して1テンの状態まで戻せたが、ホールドと手順は覚えたので次回はきっちり再登できるかな。
 
 ヒロイ嬢は最初は「何コレ~?」と手こずっていたが、さすがの学習能力で便出すごとに安定。
 4つ目のクリップをどうこなすかがブランクのまま残ったが、最後はTRでノーテンクリア。
 まぁ次回はイケるでしょう。脱「なんちゃってイレブン」もいよいよですな。

 

 最後はクリリンのダダ。最後まで粘ったが、ラストトライで左の「森の唄」側へ寄り過ぎてしまい、そのまま登って落ちたらかなり危ない。残念ながら今回は宿題となってしまった。

 しかし、二人とも格段に強くなってきた。監督役の私の立場もいよいよ危うい。
 
 それにしても今回の甲府幕岩は自分たちも含めて初級者のグループが多かったようだが、以前と違って外岩も随分とヘルメット着用率が上がっているようだ。
 JFAでも推奨しているのだろうが、自分もどういう形で事故を起こすかわからないので、フリーでもなるべく被るよう軽いメットを新調した次第である。
 ただ、その一方でペンタゴンやイエローマウンテンなどにヌンチャクに通した状態でTR張りっ放しというのは、後から来た者にとってアップ課題が塞がり、ちょっと困りもの。
 自分もヘボなのであまり偉そうに言えないが、TRのペンタゴンで何回もぶら下がっているようでは甲府幕岩で他に楽しめる課題は無いのではないでしょうか。まぁ人それぞれですけど。(^^;)


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