昨年より、赤湯温泉にあります旅館瀧波様のもち米でオリジナル日本酒を造っています。
酒母と麹米は美山錦ですが、掛米は全量瀧波様で作ったもち米「ヒメノモチ」を使っています。旅館瀧波は搗き立ての杵つき餅を朝食に出すので有名です。その朝食に出す餅と同じもち米でお酒を造り、お客様に楽しんでいただこうという発想からこの企画が立ち上がり、今年で2年目の造りを迎えました。
昨年造って判ったことは、もち米特有の香り?が有ることです。精米歩合も90%程度なので若干糠っぽいところもありました。あとは、アミノ酸度が低いので、あっさりとした飲み口になるようです。
今年、を踏まえ糠っぽさを無くす為、洗米時に充分掛け流しを行ないました。また、酵母も山形酵母を使ってみました。
で、今日、上槽しました昨年大吟醸に使った木綿の袋を使い、小槽で絞り中です。出てきた荒ばしりから中どりをきき酒しましたが、昨年のような糠っぽさは無く爽やかな香りと甘味でした
皆さんは、もち米のお酒ってどんなイメージがありますか?赤湯温泉、旅館瀧波に宿泊した際には、是非このお酒を飲んでみてくださいね
蔵人S