野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
『創業120年祝目前で
早朝割引を実施
am6;30~8:30まで』
【コラム:
『近所のソバ屋』】
江戸(東京)では、転居の挨拶に、
隣近所へ土産ソバを配る、「引っ越し
ソバ」と呼ぶ習慣がある。
「おソバにめぇりやした。以後、ひ
とつ細く長く」とのシャレという。
幕末、120万人を抱えた世界一の
大都会江戸には約4000店のソバ
屋があった。
その他、屋号のない小さな店や、屋
台は無数とみられる。
現在の東京の人口は、その10倍以
上だから、江戸なみならソバ屋は
四万店あるわけだが、実際は六千店
あまりという。が、
中華、フレンチ、イタリアン・エス
ニック等々、外食の選択枠が拡張を
続ける中で、ソバ屋はむしろ検討して
いえる。
住居、職場の近く、あるいは出先の
ついでに立ち寄る、いわゆるいきつ
けの店を大切にしたい。
いきつけの店をいくつか確保してい
ることが、憩いの極意である。
とどのつまりは、いいソバ屋のソバ
に住むことが、いちばんのぜいたく
だろう。