野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220
『創業120年祝』
【コラム:】
「いずれ女房とは別れて、君と
一緒になるつもりだ」
―非情に大勢の男たちー
99%は嘘。結婚している男の
切なる願望であり見果てぬ夢だ。
亡き愛川欽也氏はわずか1%の
例外で、みどり嬢は幸運であった。
たいていの男たちは、そんなこと
を口にしても「古女房」とは離婚
しないし、「君」とも一緒にならない。
不倫の恋は秘めごとであるからこそ
燃え上りもするのだ。家庭に知られ、
マスコミに知られても、男も女も
格好悪いだけ。
男が「いずれ女房と別れて君と・・
・」と言う本当の意味は、「キミとの
関係をもうしばらくは続けたい」と
いうことなのだから、
利口な女ならそこでさっさとおさらば
すべきなのだ。
大体女房の悪口を言ったり、離婚する
などと口にする男なんてのは、男の
風上にも置けないつまらない人間なの
だ。
「あの時、奥さんと別れるって約束
したじゃないの。あれは嘘だったのね」
とナツコは眼をつり上げた。
「嘘じゃないよ。あの時は本当にそう
思ったし、女房と別れるつもりだった」
と中年男たちは言いツクロウ。
「嘘というのはね、最初から出来もしな
い約束をあたかも実行可能がように言う
のが嘘なんだ」
日本中の中年男たちは
巧妙に正月に決めた「今年の目標」の
ようなことを言う。
三日坊主にならないことを祈るばかり
である。