【コラム:】
みえないものをどれくらい
信じることができるだろう
どこまでいけば 理解るだろう
ぼくたちは 確かなものを
探し続けて旅をする
確かなものなど ひとつも
ないのに
ふと通りゆく玉響は ぼくを
どこへ誘うだろう
どこまでいけば 理解るだろう
【ほんのかすか】
「かすかな」「あるかないか」「はか
ない」といったことをさす
「玉響」は 現在ほとんど使わない
言葉ですが、なんという美しい響き
と文字でしょう。
しかもその意味するところは、
翡翠や瑠璃、真珠などの美しい
宝石が触れ合って、かすかな音を
たてる様子がもとになっている
のです。
昔の人は、宝石の見た目の美しさ
とともに、かすかに響くその音
までも愛でていたのでしょうか。
現代でももっともっと使って、残して
いきたい言葉の筆頭かもしれません。
「君が手とわが手とふれしたまゆらの
心ゆらぎは知らずやありけん」
手が触れ合った瞬間、ほんのかすかに
胸がときめく。
恋の始まりにつながるかどうか、
自分にもわからないような、
心の動きが・・・・。
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『創業120年