新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

寡黙な作家

2006年11月25日 | 読書
 『さらば長き眠り』を本屋で見つけて早速読みだす。1995年発表。トマス・ハリスもそうだが、原寮(正しくはウ冠がない)も寡作な作家だ。トマス・ハリスほど儲かっているようには見えないが。これで沢崎シリーズ第一部終了。2004年に、『愚か者死すべし』が早川書房より2004年に出ていることを知った。
 チャンドラーの心酔者のEが、「これを読め!」と興奮ぎみに、『そして夜は甦る』を持ちこんできたのが、1988年。あの頃は、われわれも解体工事現場のアルバイトで資金力潤沢で、ハードカバーの新刊書も買えたのだ。私もたちまちファンになった。
 かれこれ20年近い。こんな息の長い付き合いができる、自他ともに認める寡黙・遅筆作家がいてもいい。


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