今や管理人も絶賛放置プレイで、定番記事にしかアクセスのない、限界集落ブログです。しかし、11月22日のダブル選挙に向けて、静かな場所で、ひとり冷静に考えてみるには、これもいいかも。
先日の団体交渉の場で、労働組合執行部の立場を借りて、労使の立場、あるいは政党や信条を超えて、府知事はくりはら貴子氏、市長は柳本あきら氏を推薦するよう、組合員と会社の人達に呼びかけた。
過去の全俺は、そんな俺を全否定するに違いない。
「自民党を打倒する前に、まず、おおさか維新を打倒しようではありませんか!」
「ナンセンス! 自民を支持するな!」
「大阪ダブル選挙・突入・占拠・解体!」
「維新帝国主義の大阪民国侵略戦争を内乱へ!」
「そんなことより、まど☆マギ続編を要求する!」
ひとり党内権力闘争がはかどって楽しい。カフカの「世界と君が対立した場合には、世界に加担せよ」を思い出す。「世界」を「他者」と書き換えると、これはそのままラカンのことばになるのだそうだ。http://blog.tatsuru.com/archives/000501.php
以下は、プレイディみかこさんの《元人質が語る「ISが空爆より怖がるもの」》より、「IS」を「おおさか維新」におきかえて、Twitterで配信したものである。本当は一緒にしてはいけないのだが、最近一部の左派も活用する憎悪と恐怖のSNS炎上マーケティング手法は、共通のものが見られる。http://http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20151119-00051589/
《おおさか維新はおそらく今「我々は勝利している!」と大声で連呼しているだろう。彼らは、すべての過剰反応、分裂、恐怖の兆しに気分を鼓舞される。ソーシャル・メディアの醜さのすべてが彼らを惹きつける。あなたが橋下を叩けば叩くだけ、その怒りと憎悪に歪んだ醜い顔を見て、彼らは溜飲を下げていることでしょう。
我々は維新の存在を静かに悲しむ。しかし維新の人々とも、共に大阪の未来を築いていく勇気と強さが、我々にはある。
「維新VSそれ以外の人々(抵抗勢力)」という構図を狂信する彼らは、たとえどんなことが起こっても、それは橋下の正しさの証明であり、すべてが正しい方向に進んでいると信じる。無敵の楽観主義者。だが、そんな彼らにも弱点はある。
彼らの世界観の中核を成すものは、大阪都構想、これを否定する者は抵抗勢力というものだ。彼らは毎日アンテナを張り巡らせて、その説を裏付けする証拠を探している。だから、オール大阪の取り組みは、橋下徹を大いに悩ませている。連帯と友情、それは彼らが見たいものではない。
橋下徹さんには『陰陽師』の「鬼は美しいものを恐れる」という言葉を思い出す。攻撃すること、罵ること、レッテルを貼ること、上手く言うことにかけては、誰も橋下さんには及ばないし、そんなことができないのが、あなたのいいところです。あなたらしく清く正しく美しく。
怒りより笑い。スピードより優しさ。理屈より人情。論争より対話。制度より実行。政党より人間。破壊より創造。本当の改革へ、さあ、ご一緒に。》
『共産党宣言』のマルクスとエンゲルスなら、《大阪のコミュニスト》の任務について、次のように書いてくれるかもしれない。「死人に口なし」とは昔の人は良いことを言う。御大から苦情が来ることもあるまい。パブリックドメインとして、ありがたく使わせていただこう。
《大阪では、コミュニストは、自由民主党が、絶対的ハシモト政党、土着的ヤンキー階級、新自由主義者に対抗して、革命的にふるまっている限りで、自由民主党と共闘している。
しかし、コミュニストは、大阪のプロレタリアート(働き者、と訳したい)に、自由民主党とプロレタリアートの間の敵対について、可能な限りはっきりと認識を共有していくことを、一瞬たりとも止めない。それは、自由民主党が支配権を手にすると必然的に導入するにちがいない社会的・政治的条件を、大阪の働き者たちがただちに、自由民主党に対する多くの武器として、使えるようにしておくためであり、大阪で反動的維新が没落したら、直ちに自由民主党そのものとの闘争を始めるためなのだ。
いま、日本のコミュニストの関心は、主に大阪にある。それは大阪が、新自由主義のもっと進んだ状態の下で、60年安保のブントや1968年の全共闘よりも、もっと発展したプロレタリアートをもって行われる、民主主義革命の前夜にあるからだ。それにまた、大阪の民主主義革命は、その後直ちに続くプロレタリア革命の序曲でしかないからだ。
かんたんにいえば、コミュニストはどこにいても、現存する社会的、政治的秩序に対するあらゆる革命的運動を支持するのだ。》
そう、私たちには、イデオロギーや過去のしがらみも含めて、自分たちを束縛する鎖以外に失うものは何もない。しかしプロレタリアには勝ち取るべき世界がある。
万国の労働者団結せよ!
2015.11.20/大阪より くろまっく
【敗戦の弁 選挙結果について】
残念ながら、大阪ダブル選挙は、激戦を最後まで制することができませんでした。この分析と検証は、また改めて。今は選挙結果判明直後のツイートを引用して、候補者、各団体、スタッフ、ボランティア、ご支援いただいた全ての皆さんへの連帯のご挨拶とします。
《柳本あきら・くりはら貴子両候補、スタッフの皆さんの健闘に、心より敬意を表します。
残念ながら闘いには負けました。この敗因を徹底分析し、教訓化していきましょう。
しかしこの共闘は歴史的に貴重な体験でした。今度は敵か味方か……しかしお互いもっと強くなってお目にかかりますことを!》(11月22日20時20分)
《この選挙でご支援ご協力いただいた(ご批判含め!)全ての皆さんにお礼申し上げます。
吉村さん、松井さん、当選おめでとうございます。粗にして野だが卑ではない、大阪人の支持を得た皆さんの完勝でした。
明日からまた雄気堂々、闘っていきましょう。よろしくご指導のほどお願い申し上げます。》(11月23日0時14分)
先日の団体交渉の場で、労働組合執行部の立場を借りて、労使の立場、あるいは政党や信条を超えて、府知事はくりはら貴子氏、市長は柳本あきら氏を推薦するよう、組合員と会社の人達に呼びかけた。
過去の全俺は、そんな俺を全否定するに違いない。
「自民党を打倒する前に、まず、おおさか維新を打倒しようではありませんか!」
「ナンセンス! 自民を支持するな!」
「大阪ダブル選挙・突入・占拠・解体!」
「維新帝国主義の大阪民国侵略戦争を内乱へ!」
「そんなことより、まど☆マギ続編を要求する!」
ひとり党内権力闘争がはかどって楽しい。カフカの「世界と君が対立した場合には、世界に加担せよ」を思い出す。「世界」を「他者」と書き換えると、これはそのままラカンのことばになるのだそうだ。http://blog.tatsuru.com/archives/000501.php
以下は、プレイディみかこさんの《元人質が語る「ISが空爆より怖がるもの」》より、「IS」を「おおさか維新」におきかえて、Twitterで配信したものである。本当は一緒にしてはいけないのだが、最近一部の左派も活用する憎悪と恐怖のSNS炎上マーケティング手法は、共通のものが見られる。http://http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20151119-00051589/
《おおさか維新はおそらく今「我々は勝利している!」と大声で連呼しているだろう。彼らは、すべての過剰反応、分裂、恐怖の兆しに気分を鼓舞される。ソーシャル・メディアの醜さのすべてが彼らを惹きつける。あなたが橋下を叩けば叩くだけ、その怒りと憎悪に歪んだ醜い顔を見て、彼らは溜飲を下げていることでしょう。
我々は維新の存在を静かに悲しむ。しかし維新の人々とも、共に大阪の未来を築いていく勇気と強さが、我々にはある。
「維新VSそれ以外の人々(抵抗勢力)」という構図を狂信する彼らは、たとえどんなことが起こっても、それは橋下の正しさの証明であり、すべてが正しい方向に進んでいると信じる。無敵の楽観主義者。だが、そんな彼らにも弱点はある。
彼らの世界観の中核を成すものは、大阪都構想、これを否定する者は抵抗勢力というものだ。彼らは毎日アンテナを張り巡らせて、その説を裏付けする証拠を探している。だから、オール大阪の取り組みは、橋下徹を大いに悩ませている。連帯と友情、それは彼らが見たいものではない。
橋下徹さんには『陰陽師』の「鬼は美しいものを恐れる」という言葉を思い出す。攻撃すること、罵ること、レッテルを貼ること、上手く言うことにかけては、誰も橋下さんには及ばないし、そんなことができないのが、あなたのいいところです。あなたらしく清く正しく美しく。
怒りより笑い。スピードより優しさ。理屈より人情。論争より対話。制度より実行。政党より人間。破壊より創造。本当の改革へ、さあ、ご一緒に。》
『共産党宣言』のマルクスとエンゲルスなら、《大阪のコミュニスト》の任務について、次のように書いてくれるかもしれない。「死人に口なし」とは昔の人は良いことを言う。御大から苦情が来ることもあるまい。パブリックドメインとして、ありがたく使わせていただこう。
《大阪では、コミュニストは、自由民主党が、絶対的ハシモト政党、土着的ヤンキー階級、新自由主義者に対抗して、革命的にふるまっている限りで、自由民主党と共闘している。
しかし、コミュニストは、大阪のプロレタリアート(働き者、と訳したい)に、自由民主党とプロレタリアートの間の敵対について、可能な限りはっきりと認識を共有していくことを、一瞬たりとも止めない。それは、自由民主党が支配権を手にすると必然的に導入するにちがいない社会的・政治的条件を、大阪の働き者たちがただちに、自由民主党に対する多くの武器として、使えるようにしておくためであり、大阪で反動的維新が没落したら、直ちに自由民主党そのものとの闘争を始めるためなのだ。
いま、日本のコミュニストの関心は、主に大阪にある。それは大阪が、新自由主義のもっと進んだ状態の下で、60年安保のブントや1968年の全共闘よりも、もっと発展したプロレタリアートをもって行われる、民主主義革命の前夜にあるからだ。それにまた、大阪の民主主義革命は、その後直ちに続くプロレタリア革命の序曲でしかないからだ。
かんたんにいえば、コミュニストはどこにいても、現存する社会的、政治的秩序に対するあらゆる革命的運動を支持するのだ。》
そう、私たちには、イデオロギーや過去のしがらみも含めて、自分たちを束縛する鎖以外に失うものは何もない。しかしプロレタリアには勝ち取るべき世界がある。
万国の労働者団結せよ!
2015.11.20/大阪より くろまっく
【敗戦の弁 選挙結果について】
残念ながら、大阪ダブル選挙は、激戦を最後まで制することができませんでした。この分析と検証は、また改めて。今は選挙結果判明直後のツイートを引用して、候補者、各団体、スタッフ、ボランティア、ご支援いただいた全ての皆さんへの連帯のご挨拶とします。
《柳本あきら・くりはら貴子両候補、スタッフの皆さんの健闘に、心より敬意を表します。
残念ながら闘いには負けました。この敗因を徹底分析し、教訓化していきましょう。
しかしこの共闘は歴史的に貴重な体験でした。今度は敵か味方か……しかしお互いもっと強くなってお目にかかりますことを!》(11月22日20時20分)
《この選挙でご支援ご協力いただいた(ご批判含め!)全ての皆さんにお礼申し上げます。
吉村さん、松井さん、当選おめでとうございます。粗にして野だが卑ではない、大阪人の支持を得た皆さんの完勝でした。
明日からまた雄気堂々、闘っていきましょう。よろしくご指導のほどお願い申し上げます。》(11月23日0時14分)