くっしーの徒然日記

40mmのアイピースを買った (視野角測定)

くっしーの手持ちのアイピースで一番長いのはK25mm。ER114Mに
期せずしておまけに付いてきた奴。これ、Hやfに比べて視界も
広くて良いんだが、それでもプレアデス星団は、通常肉眼確認可能と
言われる6個の星(くっしーには無理だが)がギリギリ視野に
入る位で、ちょっと油断するとすぐ視野からはみ出す。
そんな訳で、もう少し低倍率で良いから、広範囲に見えるアイ
ピースと思って、ミザール?のAH40mm↓をスコープタウンで買った。

31.7mmサイズなら広視界をうたうアイピースも結構見かけるが、
24.5mmはあまり広視界をうたう物は見かけない。まあ、25mmに
対して40mm、反射で37→23倍、9cmで40→25倍に落ちるから、
だいぶ広範囲に見えるかな?

夜に注文して、翌日発送、翌々日に届いた。さっそく外で見比べ。
丁度満月が出てるので、満月を見てみる。25mmで丁度満月が2個
並ぶ位の視界だから1度位?40mmに変えると、、、、、

あれ、あんまり広くならないぞ!満月の幅で言って2個半は無い。
2.1~2.2個分って感じ1.1~1.2度位?月は小さくなったのに
視界は対して広がらない。これがKとHの差?買ったAH40mmは、
アクロマートレンズを使っているが方式はHだから、視界が
稼げないのか、、、ちょっとガッカリ。

翌日、どうせだからアイピースの視野角を計っておこうと思い
立ち、赤道近くのオリオンの三つ星の一つ、ミンタカを使って
測定してみた。

K25mmで、ミンタカが視界に現れて、真ん中を横切って消えて
いく時間が278秒、AH40mmで300秒。恒星の移動角度は、
地球の自転周期に地球の公転周期を加えた物に成るらしい。

自転の角速度が360度/(24*60*60)=4.167E-3
公転の角速度が360度/(365*24*60*60)=1.142E-5
足し算すると4.178E-03(度/s)

これに通過するのに掛かる秒数を掛ければだいたいの視野角が
出るかな。

これで計算するとK25mmは1.16度、AH40mmは1.25度と0.1度位
しか変わらない。ちなみにこれからアイピースの見かけ視界を
逆算するとK25mmが42度、AH40mmが28度となる。
う~ん、たいして視野角が広がってないな~、、、、

ついでだから、手持ちのアイピースの視野角を一通り計って見た。

結果が以下の表。

(ピンクのセルは、ちょっとデータが特出しすぎて怪しい。
公称の焦点距離が正しくない可能性が大きい物)

これからすると、K、Orは見かけ視界が40度ちょいあるが、
付属のH、f、SRあたりは30度そこそこ。AH40はその焦点距離の
長さからか、見かけ視界が更に広く取れない感じかな、、、
ちなみに、反射と9cmで見かけ視界がだいぶ違う物が出たので
もう一度再測定しようかとも思ったが、寒いので止めた。
この辺の測定誤差を考えると、公転周期は2桁違うから意味が
なかったかも、、、

それにしても、アメリカンサイズにして見かけ視界の広いタイプの
アイピースにしたいな。

2011.01.19~22(3/4)
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