くっしーの徒然日記

イタリア旅行5日目(ローマその1)

さてイタリア旅行も5日目の12月15日。朝バスに乗り、いよいよ永遠の都ローマへ向けて出発。


午前中はローマへの移動。ローマ市内に入ると目につくのは、ビッチリと並んだ路上駐車の列



なんでもローマでは、高い建物の建設は規制されているし、地下駐車場を作ろうとして穴を掘ると、すぐに遺跡が出てきて、調査が入って、なかなか駐車場が出来ないので、今は穴も掘らず、あきらめて路上駐車で賄っているとか。何ともすごい国だ。

この日は午後からローマ観光。まずは、バチカン美術館に入る。



もちろんお目当てはシスティーナ礼拝堂の、ミケランジェロの最後の審判だが、そこへ行くまでにもたくさんの彫刻や壁画、天井画が並んでいる。



礼拝堂の中では、残念ながら撮影禁止、ガイドも禁止と言う事で、礼拝堂に入る前にガイドさんの説明を受けてから、いざシスティーナ礼拝堂へ。

と言っても、写真は撮れなかったので、ここは、マリみての1シーンでも、、、



アニメやネットで見たことが有る位で、もちろん実物は初めてなのだが、一番びっくりしたというか感動したのは、他の媒体経由で見た時には判らなかった、もの凄い立体感!

大塚製薬が徳島に立てた大塚美術館と言うのがあり、システィーナ礼拝堂の最後の審判をコピーして実物大で展示しているが、本物は迫力が違う。

特に中央のキリストの上と言うか上辺のあたりに腰かけて足を出している人の足の立体感が一番すごくて、あそこだけ彫刻で出来ていて、前に突き出てるんじゃないのかと感じるほど!思わず何度も前に寄ったり後ろに下がったりして確認したほどだ。

システィーナ礼拝堂を出た所で次は、サンピエトロ大聖堂に入る。


↑内側からみた聖なる扉

実は25年に一度しか開かない「聖なる扉」が、今年、まだ15年目なのに、急きょ12/8に開かれたらしい。本来なら、予約して礼拝に参加する人しか通れないらしいのだが、まだ警備も混乱気味の時期だから間違って入ってしまったと言うふりをして通れば通れるとガイドさんが言うので、ガイドさんを含めて、みんなで「聖なる扉」を通過。

添乗員さんも、前に入ったのは2000年で、自分がこの仕事をやってるうちには、もうくぐる事は無いだろうと思っていたのに、まさかの2度目の通過だと添乗員さんすら驚いていた。

そんなラッキーな「聖なる扉」を通過して中に入ると、他の大聖堂以上に高く広く沢山の彫刻等が飾られていた。



サンピエトロ大聖堂の内部見学を終えて外に出てくると、丁度入り口辺りに立つ衛兵の交代式を見れた。



サンピエトロ大聖堂の広場側から中央の建物を見た所



中央の前方に突き出した小さい屋根の下に法皇様が表れて、謁見式を行うのだそうだ。手前の黒い椅子はその時に信者が座って話を聞くところだとか。



またこの建物の両サイドには、聖人の像がたくさん立っている回廊の様な建物が広場をぐるりと囲んでいる。

広場を出て、バスの来られるポイントまで行くと、前方に中国人のツアー客が沢山いた。
その少し手前に女子高生位の白人女性が3人程いて、一人は手に地図を持っていたので、国内観光者なのかなと私は思った。



そうすると、ガイドさんが、あそこにジプシーが居ますと、遠巻きに女の子たちの事を指して教えてくれた。

ジプシーとは決まった住所を持たずに生活しており、グループで仕事をしていて、今回なら、3人組のうち1人が観光客に色々話しかけたりして注意をそらしているうちに、他の人が、観光客のカバンの中から金目のものをすったりしているらしい。

昔は着ている物が貧しくて、外見ですぐ判別できたらしいが、最近はすった金で、いい服やカバンを買って持っているらしく、外見だけでは、普通の人と見分けが付きにくいらしい。

中国人観光客が無事にやり過ごせたか、被害にあったか判らないが、我々は早々に自分たちのバスに乗って移動した。

この後、バスで移動して、真実の口のあるサンタマリアコスメディン教会へ行く。真実の口は、写真を撮る為に並んでいる人が多く、ツアー時間内に収まらない事が多いので外からの下車観光の予定だったが、並んでいる人が少ないので、我々もそこに並んで、真実の口に手を突っ込んで記念撮影。



冬場はオフシーズンで、観光地がこまない事も有り、元のツアー予定では、下車観光のみだったピサの斜塔や真実の口が入場観光出来てかなりラッキーだった。


↑ちなみに、これが真実の口のあるサンタマリアコスメディン教会

↓この後、コロッセオ周辺を散策。


ここでも、自動小銃を持ったイタリアの兵隊さんが沢山いる



↓直ぐ近くにある凱旋門


ちなみに、今回のツアーは明日、明後日の飛行機搭乗時間(22時ごろ)まではフリータイムに成るので、コロッセオ入場やその他のローマ観光は、フリータイムを使って各自でめぐる事に成っていて、今日は最後の晩餐とローマの概要と言った感じのメニューだった。

明日のフリータイムは、ポンペイ・ナポリのオプションツアーを予約しているので、ローマを細かく回るのは明後日の予定だ。

ちなみに、明日のオプションツアーはホテルに車で迎えが来て、ローマの中心部まで行き、他のツアー客と合同でのオプションツアーと聞いている。

但し、解散はローマ中心部となるので、ホテルまでの帰りは、タクシー(30-40分/30-40ユーロ:4k-5.5K円)か、自分で地下鉄とバスを乗り継いで帰る(60-90分/1.5ユーロ:200円)のいずれかになる。

嫁さんは難しそうだからタクシーで行こうと言うが、高いので、ここは地下鉄+バスに挑戦でしょ!


↑と言う事で、夜に外を散歩して、ホテル直近の降車バス停を確認した。

通り過ぎるといけないので、手前の停留所2つ分ほど歩いて、バス停名と景色を確認しておいた。これで明日の帰りも準備万端だ!

2015.12.15(12/21)

いざ!イタリアへ!!
イタリア旅行 2日目
イタリア旅行3日目(ベネチア&舞台探訪)
イタリア旅行4日目(フィレンツェ&ピサ&舞台探訪)
イタリア旅行5日目(ローマその1)
イタリア旅行6日目(ポンペイ&ナポリ)
イタリア旅行7~8日目(ローマ2&舞台探訪&帰国)

コメント一覧

くっしー
コウイチさん、こんばんわ。

そうですね。こちらに来て、添乗員さんから、バスの時計や、町中の時計は絶対間違ってるから、自分の時計を確認するようにと、いかにもイタリアな注意を受けました(汗)警備も中途半端にいい加減なところがイタリアっぽいです。まだまだこの先長いので、きっと一度や二度行く機会に恵まれる事もあるかと思いますので、是非本物に手を突っ込んでみてください。
コウイチ
こんばんは。読んでると次から次から書きたいコメントを思いつくのに、印象深い出来事が多くて、次から次へと忘れてしまいます(笑)。駐車場の件は、いい加減なイメージのあるイタリア人らしい理由ですね。
聖なる扉を知らないふりで通り抜けられるというのもイタリアらしいですし、でもそんな希少な体験を出来て良かったですね!真実の口は、よくあるまがい物なら手を入れたことは有りますが、本物は見ること無いだろうな~、と思います。
くっしー
電球さん、こんばんわ。

確かに同年代で比べると日本の方が文化が遅れてますので、その分形に残る物が少なかったのでしょうかね。そう、ご開帳みたいなタイミングでしたね、聖なる扉は。運が良かったですね。真実の口は、この日入場できなければ、最終日に入場の予定でしたが、それよりも早く実現できました。ローマの休日の手を噛まれた振りをするシーン良く覚えてます。
くっしー
kameさん、こんばんわ。

まだ2日観光予定がありますので、、、でも最後はやっぱりローマになるんですが、、、ヨーロッパの建築物は、基本、石で出来ているんで、日本の木造に比べて長持ちするところが、やっぱり大きく違うんでしょうね。日本の紀元頃の物ももし石造りだったら、もっと残っているかもですね。そういう意味で、お城は石垣だけ残ってますが、上まで残ってないとちょっと残念ですよね。
電球
世界のローマでしょうか?日本で言う古刹寺社と同じように思いますが出来てからの歴史がけたちがいですよね。
日本のご開帳のように数十年に一度見たいなチャンスに訪問出来てラッキーでしたね。くっしーさんは何か持っていますね。
真実の口は映画ローマの休日でしか知りませんが、こちらも良い思い出になりましたね。(笑)
kame
旅のフィナーレは、やっぱり永遠の都ローマですか。
凄いですよね。。。
2000年程も前にこんな建物を作って、今も残ってるんですから。
日本の歴史や建築物も世界に誇るべき物だと思いますが、やはりローマって偉大ですね。

そしてサンピエトロ大聖堂の聖なる扉に入れたのは、超ラッキーでしたね。(^^
やはり日頃の行いの賜物でしょうか。
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