くっしーの徒然日記

EXEMODE DC502 修理

ジャンクなデジカメ。
ついつい安いのが出てるとポチッと押してしまうorz
次なるジャンクデジカメは、EXEMODE DC502 なんか良く判らんメーカの500万画素、単3電池動作品。落下させて、ピントが合わなくなったとか。ヤフオクで、付属品一式・箱入りで、10円で落札。送料がエクスパックで、500円かかった(汗)

早速、試験してみると確かにピントがさっぱり合わない。


ズームを動かしたりすると距離によっては、たまたま近いピントになるが、基本的にピンボケ。

と言う事で、先ずはバラしてみる。

外に着いてるネジ4本と、USB端子の横のネジ1本、電池BOXの横のネジ1本を外して、背面パネルを外す。途中でフレキと配線がつながってるので、切らない様に気を付けて外す。

外周枠のネジ2本と、LCD固定具のネジ2本、CCD基板上のネジ3本を外して、裏面からアクセスできる物を順に外していく。


と、途中で何か転がり出てきた!

危ない危ない、なんとか机の上に留まってくれたので無くさずに済んだ。物を見ると何やらミニモールドの5pinのICだ。

基板を良く眺めると、カメラ上面側のシャッターSW等が載ってる基板に、1個ICが取れているのを発見。

と言う事で、元の位置と思われる所に半田付けで取り付ける。

何のICだか知らないが、取りあえず取り付けたら、一度組み上げて動作試験をしてみる



が、やっぱり症状は変わらないorz

たまたま、バラした時に外れただけで、これが原因じゃないのね。

と言う事で、またまた原因を探るべくバラしていく。今度は、更に基板もネジ3本外して、電池端子への半田付け2カ所を取る。その下のレンズユニットはレンズの直ぐ横の奥の方(前面に近い所)に3本のネジが隠れているので、それを外して、ファインダーごとユニットを取り出す。

レンズユニット単体にしたところで、ユニットをよくよく眺めるとどうも、脇に付いてるモータがフレキに半田付けされているところでその端子が折れており、モータの内部へ行くエナメル線が切れてる。

ありゃ、これか!テスタで計ると確かに導通がない。このモータってAF用のモータのはずだよな。こいつが壊れているんじゃピント合わないよな、、、、

でも、これ、どう眺めても、モータの中のエナメルが切れてるし、巻き付けるプラスチックの端子も折れてるからモータ交換か、モータをバラして、少しエナメル線を巻き戻して長くして上げないとフレキの端子まで届かないから再半田付けできそうにない。

う~ん、こんな機種、ほとんど他にジャンク見かけないよな。たまたま同じモータ使ってるのが有ればいいけど、ちょっと難しいよな、、、、、と言う事で、DC502は、そのうち、何か丁度良い物が見つかるまで、修理を断念して、お蔵入りとすることに決定。

デジカメジャンクの修理って専用部品ばかりだから、基本2個一修理になっちゃうんだけど、それを考えると、やっぱりマイナー機種はジャンク修理には向かないかも、、、

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実はこの記事、作業が終わってから3ヶ月ほどしてやっと書いたのだが、いざUPしようと見てみると、ちょっと写真が足りない。しょうがないから、もう一度ばらして断線してる写真でも撮るかと、ばらした。

何となく眺めていると、切れてるんだから、なんかで繋げば治るんじゃん?等と思い始めた。でも、この距離で配線を継ぎ足したら、絶対片方付けてる時に、もう一方の端の半田が溶けてうまくつなげないよなぁ、、、とも思う。う~ん、、、、、悩む、、、やっぱり難しいよな、、、、取りあえず晩飯でも食うか(いきなり!なんだ!)

晩飯を食い終わったら、少し修理パワーが上がってきたか、フレキの折り曲げ位置を変えて、繋ぐ配線を長くしてやれば何とかなるんでは、、、と思いついた。でも、こんな機種治してもつかわねーしなぁとも思うが、何となく思いついたので、フレキの折曲げ位置を変えて、長目の配線でつないで見る事に挑戦してみる。

先ずは、ヘッドホンの心線をバラしたケーブルで配線を継ぎ足す↓


半田付けがショートしない様に、継ぎ足した所にボンドでも塗って、折り曲げ位置を変えたフレキに配線を半田付け↓


最後は、テープでフレキと配線を止めて↓出来上がり。


よしよし!と意気揚々と組み立てて、いざスイッチオン!


あれ?レンズ出てこないよorz
モータの音は少しするけどレンズがさっぱり出てこない。画像は相変わらずピンボケ。え~っ!他にもまだ問題があるの??
まいったな~、、、、くそっ!!今日はもう『フテ寝』だ~!!

  zz!


    zzzzzz!


        ZZZZZZ !



と、一晩寝て起きてたら、また少し修理パワーが復活してきたので、もう一度チャレンジ。

先ずは、裏蓋を開けて、どこまで動いて、どこから動いてないのかを調べる。電源を入れると、メインモータは少し回って止まる。配線を治したAF用は回っていない。やっぱりこっちが駄目なの?

レンズを外して、治した所を一旦テープをはがして導通チェック。
OKだ。
端子に直接3V掛けてみるが動かない。モータが駄目?
念のためメインのモータにも3V掛けてみるが、やっぱり回らない。あれ?3Vじゃなくて、昇圧してから使ってるのかな?

試しに電流計を間に入れると、メインもAF用も電流はちゃんと流れる。う~ん、じゃ、何Vかかってるか、メインモータにチェック用のリード線を付けて電圧を測ってみる事にした。リードにテスターを繋いで、モータのフレキはメイン基板に繋いで、半ばらしの状態で電源を入れてみる。

うい~ん、ゴリゴリと音を立ててレンズが机の上から持ち上がる。あれあれ何が起きたの?おや!レンズがちゃんとのびてるよ!

そう、何故かレンズは正常に起動している。
う~ん何だろ???
取りあえず動く様になったので、もう一度フレキをテープで貼って、少しづつ元に戻していく。途中何度も動作試験をしながら。

結局、全部組み立ててもちゃんとレンズは動く様になった。
う~ん、なんだろ、テープを外した時は、導通も隣とのショートも問題なかったから、最初にテープで止めた時に、配線を継ぎ足した所がモータの外筐とショートしていたのかな?

と言う訳で、最後はちょっと謎を残したが何とか治った様だ。
ばんざーい!

でも、これ、きっと使わないよな、、、、

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