ステラリウムをインストして、庭に引っぱり出して、メシエ天体
探しにチャレンジ。その結果は、、、
いざ、外に出て西を見ると、まだカペラが高かったのでM36~M38の
星団に挑戦。実はこの3つは、冬に挑戦して、途中で追いかけきれ
なくて、見つけられなかった星団だ。
ステラリウムで辿ると、目印が非常に判りやすく、比較的簡単に
見つけられた。但し三鷹の空は明るく、春特有の透明度の低さのせいか
あんまり星団としてたくさんの星を認識するのは難しいが、『たぶん
こいつが、そうだ。何となくいくつか星が集まっているのがぼんやり判る』
的な感じの見え方である。
あんまり星団っぽく見えないけど、取りあえずこれがそうだ!
と見つける事は出来た。
次に、北天でまだ比較的高い位置に有るであろうM81/M82ボーデ銀河を
探す。
PCを逆さに持って、画面と視野の方向を合わせながら探すと
『たぶんこの視野内のこの辺に有るはずだ』と言う位置は判るが
残念ながら眼視では、それらしき天体は確認出来なかった。
やっぱり三鷹の空の明るさでは、銀河は無理かな、、、、
次に南に向けてM104ソンブレロ銀河を探して見る。
カラス座から上へ追いかけていく。特徴的な、3角形並びの星とか
3個並んでる星とかをたどりながら行くと比較的たどりやすく
PCで見る限り、ここに有るであろうと思われる場所に、確かに
なにやら、かすかに見えている!これがM104か???
眼視で見る限り、それがM104銀河の形に見えるかと言うと、
う~ん、かすかに何かここに有るのは判るけど、M104の銀河の形を
認識するまでには至らない。とりあえずここに何か有るのがM104だなと
判断するのがやっとである。
ひょっとしてデジカメなら人間の目より光を貯められるから、
判るのでは?とIXY910ISを引っ張り出して撮影してみる。
で、とりあえず10秒露出で試しに撮ったら、非常に小さいけど
何やら、それっぽく写っている。思わず、露出時間を変えたり
アイピースを変えたりして夢中で何枚か撮ってみた。
その中から、10秒露出で手動追尾した絵を何枚かコンポジット
したのが、下の絵↓
R130S/D:130 f:650 PL25mm
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 6コマ
撮影日:2011/4/25 22:30-23:20 撮影場所:三鷹(自宅)
小さく、かすかにではあるが、M104ソンブレロ銀河の横長の形が
確認できる。追尾がうまくいって無くて、星と一緒に銀河も
ちょっと肥大しているようだけど、、、春の夜で冬ほど透明度が
無く、3等星が見えない明るい三鷹の空で捕らえられるとは!
しかも、コリメート撮影で。『Nikon8cmの世界』に書いてあった通りだ!
ちなみに露出時間をこれ以上長くしても、空が明るいので、これ以上
はっきりと映った物は無かった。今日は眼視でのメシエ探しをメインに
するつもりだったから、即席ガイド鏡の準備がして無く、6x30の
ファインダーで覗きながらの追尾なので10秒を超える露出は、
ほとんどぶれて使い物に成らなかったと言うのも有るけど。
しかし、東京の明るい空で、眼視、撮影共に捕らえられるとは!!
こんな事なら、もう2ヶ月も前に少し夜更かしして探してみるべき
だったかな~?
しかし、これ以上はっきり見るには、後は遠征しないと無理だろうな、、、
あと、これって13cmの成果?東京は空が明るいから、口径が大きくても
それほど効果が出てないんでは?白い114mmでは見えたかな?
今度、両方でのぞいてみよう。
2011.4.25(5/11)
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くっしー
globefish
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