遠征に出られないので、機材いじりでもしようかと、KissX2の改造記事を、いろいろと見ていたら、赤外線リモコンで、改造機の写り具合いを比較していた記事があったので、真似をして、ノーマルの状態を、調べて見た。
↑EOS Kiss X2で撮影
赤外線リモコンの光は、目では見えないがデジカメに写るのは、周知の事実だが、X2でも結構写る物だ。
続いてEOS20Dでも試してみた。
↑EOS 20D
あれ!?なんかほとんど写らない!こんなに違うの?
ちょっとびっくりしながら、他のコンデジも試してみた。
↑まずは、PowerShot S90。おお!確かにデジイチより良く写る。
↑次はPowerShot S95。概ねS90と同じだな。
↑続けて、IXY30S。おおこれは一番明るく写ってる!
こんなに違う物なのかと思いつつ、他メーカーのコンデジも試してみた。
↑Casio Exilim Z700
↑Pentax Optio M30
↑フジフィルム Finepix Z2
こうやって、比べて見ると今まで言われていた、キャノンのコンデジは、散光星雲が良く写ると言う事が確認出来た?と思ったのだが、ちょっと待てよ!
X2と20Dでこんなに違うの?S90/95とIXY30Sでこんなに差があるの?なんとなく、撮影結果と今回の結果がリンクしていないような気がする。
はた!と気がついて、赤外線リモコンの波長を調べてみると、だいたいは940nmを使っているらしい。散光星雲のHαはだいたい650nm。どうりで散光星雲の写りと今回の写りが一致しないわけだ!
と言う事で更にデータシートを調べてみると、ふつうに手に入る赤いLEDは、主に630nm付近の物と660nm付近の物があって、この辺りがHαに一番近そうだ。
本当は、波長の長い660nmの方を買ってくれば良いのだけど、まあどちらであってもそう大差無いし、赤外線リモコンの940nmよりよっぽどましだろうと適当に判断しして、PCの無線マウスのインジケーターの赤いLEDを写してみた。
↑EOS Kiss X2
↑EOS 20D
これで見ると、X2も20Dも、Hαの写りは、大差なさそうである。
↑PowerShot S95
↑IXY30S
これで見ると、S95より多少IXY30Sの方がよく写りそうだ。後、どちらもデジイチよりは良く写るのが納得できる結果となった。
ちなみに、調べてみると、人間の目は、一番感度の良いのは555nmの緑色だそうで、それに比べると、Hα領域の感度は、15%ぐらいだそうで、デジイチのフィルターは、人の目の感度に近い曲線を再現しているようで、見た目に近い写真が撮れるように設定されている。
天体写真には、このへんが、かえって仇になっていて、赤い星雲を写りにくくしているようである。でもそう言う意味では、キャノンのコンデジは、通常写真では、赤が強めに写っているのだろうか?あんまり気にしたこと無いが、、、、
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