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現地に着くと、下から見た通り低空に雲は有る物の概ね良い感じで晴れていた。
よしよし、と機材を展開し、9時前ごろから撮影を開始する。しばらくは良く晴れていたのだが、10時ごろになると少し雲が出てきた。
10時半ごろになると、雲が撮影対象にもかかる様になってきた。撮影対象のある空をじっと眺めながら、雲がかからないタイミングを見計らって、シャッターを切る事にする。
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なかなか枚数がはかどらなくなるが、なんとか1対象目の撮影を12時前に終えて2対象目に移る。
しかし、また雲がかなり出てきて、なかなか2対象目を捉えられない。やっとの事で2対象目を画面の中央に入れる事が出来たのは、1時近くなってからである。
空はそこそこ晴れているのだが、何か肌にあたる風の中に冷たい物を感じる。
ん??なんだ?
しばらく様子を見ていると、どうも細かい雨粒が風の中に交じっている感じ。
空はかなり晴れているのだが、低空に見える近くの根子岳や四阿山の山頂付近は曇っている様で、Xrainでみるとそこは雨が降っているらしい。そこから雨粒の飛沫が風に乗って飛んできている感じで、かなり細かい雨が少しだけ降っている感じだ。
カメラ撮影用に2台目の赤道儀を準備しかけていたが、そのまま傘を掛ける。
通常は、雨が降ってきたら撤収だろう!って思うのだが、撤収するほど沢山は降ってないと言うか、ほんの細かい雨粒が風に交じっていると言った感じである。
なので、撮影鏡筒も、鏡に水滴が付くほどにはならない程度である。それでも気になるので、撮影中は、接眼~カメラにかけてを傘で覆い、ノイズ減算中は、鏡筒開口部も合わせて傘を掛けながらしばらく撮影を続けた。
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しかし次第に空の雲の量は増えてきて、撮影対象に雲のかかっている時間が多くなってきた。やがて、一時全天の星が隠れる状況になる。しばらく傘を掛けたまま様子を見る。
時々晴れてきたりもするが余り長い時間は晴れない。そんな訳で2対象目は7枚ぐらいしか撮影できないうちに高度がかなり下がってきた。
このお天気で、次の対象に行くには、残り時間も少なく、諦めて2時をまわった所で撤収開始。撤収が終わる頃には、また少し天気は回復していたが、そのまま帰路につき、3時には自宅に帰着した。
やっぱり、GPVの予報通りだったか、、、夕方晴れているからって、なかなかそううまくは行かない物だな、、、、
2016.9.3-4 (9/5Up)