見えそうだから探してみて下さいとアドバイスを頂いた。
そんな訳で、久々に夜中に晴れたので、月も低くなった
時間から、庭でM13を探してみた。
晴れたとはいえ、空が少し白くなってる様な感じで
肉眼で見えるのはベガやアルクツルス等の1等星クラス。
2等星の前半の物が、双眼鏡で確認した後に、その
場所に向かって目をこらすと何とか存在が判る程度。
もっとも、くっしーは眼鏡を掛けても視力が1.0を切る位
なので、目のいい人はもう少し見えるのだろうが、、、
そんな訳で、ベガからヘラクレス座を経由して探すのだが
初心者のくっしーには、ヘラクレス座自体が良く判らない。
しょうがないのでしばらくガレージ前にサマーベットを取り出
して、双眼鏡片手に、PCと見比べで天頂付近のヘラクレス
を探して全体の位置関係を把握する。
やっと全体の位置関係が判ったので、ファインダーで導入を
試みるが、天頂付近なのでファインダーが非常に見づらい。
ベガは東天側だが、ヘラクレスはほぼ天頂を超えているので、
ベガから追いかけると、鏡筒が逆方向まで傾き見辛さに拍車を
掛けている。
ファインダーで追うのをあきらめ、26倍の主鏡でベガから
少しづつ地道に追いかけた。やっとこさヘラクレス座の
中のM13を見つけたが、25mmアイピースでは、何か
ボーとした淡い光芒が見えるだけで、星団としてのイメージ
では見えていない。
アイピースを10mm65倍にして見ると、何となく星団で
有る事が認識できた。さっそく先日の赤いLEDで光軸
合わせを済ませて、撮影に挑戦してみる。
10秒で1~2枚撮った所で、試しに15秒露出にしてみると、
銀河や星雲と違って、恒星の輝点がはっきりしているせいか、
光害に負けずに良く写ってる様に見えたので、15秒で
撮影したのが↓この絵
R130S/D:130 f:650 PL10mm 65倍
IXY 910IS ISO1600 S:15s F:2.8 f=4.6mm 10コマ
撮影日:2011/5/15 01:34-01:45 撮影場所:三鷹(自宅)
倍率が高い為、いつもどおりの手動眼視追尾だが、多少流れが
多い。それに何となく輝点がはっきりしない様な、、、、、
撮影の途中で、液晶画面に、近くの星が見えていたので
試しにその星を中央に置いてピントを合わせ直してみる。
レンズとアイピースがぶつかる程の距離なので、光学ズームや
デジタルズームを効かす訳にも行かず、最広角側でのピント
合わせで、凄く判りずらかったが何とか感でこの辺!と合わせて
撮影を再開。その絵がこれ↓
R130S/D:130 f:650 PL10mm 65倍
IXY 910IS ISO1600 S:15s F:2.8 f=4.6mm 7コマ
撮影日:2011/5/15 01:47-01:59 撮影場所:三鷹(自宅)
カメラの液晶画面上では良く判らなかったが、後でPCで見ると
明らかに、こちらの方がピントが合ってる。倍率が高いだけに、
ピント位置もシビアなのだろう。
倍率が高い事に加え、ガイド鏡の倍率が38倍で主鏡より
低倍率だった事も手伝ってか、頑張ってガイドした割には、
やはり輝点が流れて、横長の星になってしまっているが、
倍率を高くしたおかげで、東京の光害下で、かなり細かい
星まで分解できている様な気がするが、いかがだろうか?
但し写ってる星の数は光害下なのでちょっと少なめだけど。
M13を一通り撮り終えて、次に先日見つけられ無かった、
M101を探してみる。ステラリウムを頼りに何とか、ここに有る
はずだと思われる場所までは行き着いたが、眼視では、
なんにも見えない。
デジカメなら写るかもとデジカメをセットする。この時、アイピースは
室内試験で影の出なかった17mmを使って撮った。がしかし、
17mmでは、まだ斜鏡の影が見事にど真ん中に出てしまい、
本来M101が有るべき位置が黒くなってしまっている。
R130S/D:130 f:650 PL25mm 26倍
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 7コマ
撮影日:2011/5/15 02:53-03:04 撮影場所:三鷹(自宅)
色補正無し
がっかり、、、、12.5mm位に倍率を上げれば、斜鏡の影は
消えただろうか?何を使っても、三鷹の光害下では写らな
かったのかもしれないが、、
もう少し光害下での撮影でtestして13cmで使えるアイピースを
見極めないと駄目か、、、或いは低倍率は8cm9cmでTRYして
見ようか?
2011.5.14(5/21)
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くっしー
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