くっしーの徒然日記

CHDKのPTP Extension

先日、hubbleさんにコメントで、CHDKPTPエクステンション成る物を教えて頂いたので、導入の手順等を備忘録をかねて簡単に紹介しておこう。

ちなみに、このPTP、何をする物かというと、CHDKの実装されているカメラを、PCから遠隔操作したり、ライブビューで、リアルタイムの画面をPCで見たり、撮影画像を取り込んだりという機能を持っている。キャノンのデジイチEOSに、『EOS utility』と言うsoftが付属してくるが、あれと似た様な機能が、キャノンのコンパクトデジカメでも出来ると言う代物だ。

今まで、デジタル一眼レフの専用機能だったのがコンデジでも出来る訳である。まあ、コストダウンの為か量産効果を上げる為か、デジイチも、コンデジも同じ、DIGICエンジンを積んでるから出来る事なのだろう、、、


ただ、このPTPエクステンションを導入するに当たり、LiveUSBドライバーを導入する必要があるが、これを導入すると、通常のキャノンカメラウインドウなどのフファイル取り込みソフトが、カメラを見つけられなくなるので注意が必要だ。

元に戻す場合は、デバイスマネージャーから、libusb-win32の下にある自分のカメラを削除すれば元に戻る。

もっとも、PTPにもファイル取り込み機能はあるから、そちらで間に合うのだが。

先ず導入であるが、以下の2つをインストールすればOKだ。

1. Live USB Driver
2. CHDK PTP Extension

1.Live USB Driveの導入

 注:これを導入すると、キャノン純正のSoft、カメラウインドウが指定したカメラを認識しなくなるので注意
 
 a)先ずは、ここから、『Download libusb-win32-bin-1.2.6.0.zip』をクリックして、『libusb-win32』をダウンロードする。(1.2.6.0の所は最新版をDLする事)

 b)DLしたファイルを、好きな所に解凍する。

 c)キャノンのコンデジをUSBケーブルでつないで電源を入れる。

 d)通常の自動起動が立ちあがった場合はキャンセルしておく

 e)解凍したファイルの中の『\libusb-win32-bin-1.2.6.0\bin』の下に有る『inf-wizard.exe』をエクスプローラからダブルクリックする


NEXTをクリック


Digital still Cameraを選択してNextをクリック


そのまま、NEXTをクリック


そのまま、保存をクリック(別に保存ファイルは使いませんが)


Install Nowをクリックして、インストール開始。


サクセスフルのメッセージがでたら、Live USB Driveの導入は完了。


念の為、マイコンピュータ>プロパティ>ハードウエア>デバイスマネージャでlibusb-win32devicesとその下に自分のカメラが有る事を確認しましょう。
 
2.PTPのインストール
 a)ここから『chdkptp-r461-win32.zip』をDLする。(r461部分は最新版をDLする)

 b)DLしたファイルを、好きな所に解凍する。

 c)解凍したファイルの中の『chdkptp.exe』をエクスプローラからダブルクリックするとプログラムがスタートします。

これで、準備は完了です。
 
3.使い方

0.当然カメラ側にはCHDKの最新版をインストールしておきましょう。やり方はこちら
(CHDKのVersionが、1.1よりも古いと動かないようです。)

1.PCにUSBケーブルで、最新版のCHDKをインストールしたキャノンのコンデジをつなぎ、電源を入れます。

2.先ほどの『chdkptp.exe』を起動します。


3.右上の『connect』ボタンを押して、次に左上の『Live』タグをクリックする。


4.右側の『rec』ボタンを押して、画面の右のVewfinderにチェックを入れると画面がライブビュー表示されます。

『UI overly』にチェックを入れると、操作情報表示もでます。

5.『Vewfinder1.1』にチェックを入れると一回り画面が大きくなります。

あと、右の方に、操作パネルと同じボタンが付いているので、それでPCからの遠隔操作が可能です。

6.ファイルのダウンロードは『files』のタグをクリックして、フォルダを開いて、必要なファイルを右クリック→ダウンロードでPCに取り込めます。


と言う訳で、これでカメラを望遠鏡にセットした状態で、PCにファイル取り込み出来て、ピントエイドを使う事が出来るかな。

但し、ライブビューではあまりバーティノフマスクの光条がでないので、撮影画像のDLが必要ではあるが、、、、


ちなみに、キャノン純正のカメラウインドウでは、ごらんの通り、つないだとたんに、カメラのレンズも引っ込んで、だんまりモードになる。モードはともかく、レンズが引っ込むのは、コリメート撮影には都合が悪い(再度レンズがでた時に、アダプタに当たって、レンズエラーになる)

そんな訳で、上手くバーティノフマスクとピントエイドを使える様になるかな。

2013.11.3(11/15)

コメント一覧

くっしー
bin-starさん、こんばんわ。

コンデジでも出来てしまうんですね。いやほんとロシアの方々様々です。
今度頑張って、長いUSBケーブルで、車の中から遠繰すれば、寒い思いをしなくて済むかも知れませんね。(車の中でも寒いですが、、、、)
くっしー
kameさんこんばんわ

ライブビューでバーティノフマスクの光条は難しいですが、通常の星の大きさを見ながら合わせるには大きな画面の方が都合が良いですね。
ただPCをカメラの横に持って行って操作するのは慣れるまでに少し時間が掛かりますね。
bin-star
スゴイ!コンデジですか?本当ですか?
これで寒い日も車中で写せるかもね!
kame
コンデジの画面が大きく見られるってのはピント合わせでとっても役に立ちそうですね。

有益な情報をありがとうございます。m(--)m

でもパソコンを持ちだすと、セッティングが大げさになってしまうのがネックですね。。。(^^;

とりあえず私も試しに入れてみます。(^^
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