出ていた。114mmの経緯台 Action 1000Jrである。どうにも
6cmだとやっぱり口径に不満が出そうな気がして、まだ6cmが
届く前に3,000円で落札。
この114mmの反射は、比較的廉価版として各メーカから売って
いたサイズらしく、一般的に余り人気がない。スペック的には
精密球面D=114mm F=915mm、付属のアイピースは、24.5mm
サイズのf=20mmf=8mm、f=6mm。使いもしない2倍バロー付き。
一応範囲限定だが上下微動、左右微動が付いている。
WEBを探していると、ER114MとかER115M辺りの鏡筒と同じ様で、
花巻の大一光学と言うメーカーのOEM供給品じゃないかとの
情報が有った。たしかに、WEBの工場内の写真を見る限り
そっくりな物が並んでいる。一応その方の情報によると
手持ちのまともなアイピースで見る限りは、そこそこ
見えるとの情報が有った。
またまた、でっかい箱で送られてきた。中には購入当時の
レシートとビクセンの保証書が入っていた。
レシートは、ケイヨーホームで2万円、購入年月は1994年で
16年物だ!その割に外観は綺麗で、余り使われていなかった
のかも知れない。組み立ててみると水平のクランプ止めの棒が
少し曲がっている。気にせず組み付けて例によって木星を
見てみる。
おお、さすがに口径が倍近く有るせいで、当然6cmよりはるかに
明るい。衛星もはっきり綺麗に見える。本体の縞模様も、
大きい1本以外の縞も何となく見える。でも、まだ見慣れて
ないからかあんまりクリアって感じじゃないけど。
この望遠鏡、微動が付いているので6cmに比べ格段に操作
しやすい(当たり前か)でも、ホールドが今一なのか、
かなり揺れる。6cmでもそうだが、ピント合わせは、画像が
揺れてる中で、出来るだけシャープに見えたかなって点で
手を離す、もしくは少し戻すと言った感じで、かなり技が
必要だ。手を離してもしばらくビヨヨヨ~ンて感じで揺れが
収まる間に最大倍率の150倍では、木星が視野の1/3位移動
してしまう事もざらだ。
鏡筒のバランスが少し後ろにあるせいか、上下微動は上には
素直に向くが下に向けるには、左手で鏡筒の先に、下向きの
テンションを掛けながらじゃないと滑って、うまく下を
向かない。今度前側に重りでも付けてバランスを取らないとね。
と言うわけで、初心者のくっしーとしては、6cmとこいつしか
まともに覗いてないから、良く判らないが、それなりに見えて
いて、結構気に入った。鏡筒が揺れるのもご愛敬で、まあ
揺れながらピントを合わせたり、見たりするのもこれ又楽しい
と言った所である。
そう言えば、先日会社の文化祭で、夜、木星観望を披露して
いたのと比べると、像のシャープさでは当然負ける。
明るさも少し落ちるかな。でも木星本体の見え具合と言うか
縞に関する情報(縞の見え具合)は、そう大きな遜色もない様に
感じる。単にくっしーが初心者だからその程度の違いしか
感じないのかも知れないが、、、逆を言えば、初心者の私には
この程度でも充分と言う事か。
ちなみに、文化祭で見せてくれた望遠鏡は高橋製作所の130mmの
短い鏡筒の反射で赤道儀で自動追尾をしていた。その時の倍率は
100倍程度で見せてくれていた。それなりに古い物みたいだったが
値段を聞いたら、鏡筒が6万ぐらいで、下が17万位とか言って
たっけ。
それを考えると、3,000円の望遠鏡でこれだけ見えれば、
まあ、値段以上には見えてるかな??
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