心の赴くままに…

夫婦二人でのんびり、気楽に~

思い出

2017-04-10 23:14:00 | 日記

風が強い。傘が煽られてひっくり返った。
午前中、体操教室へ…
先生も高齢猫を飼っていらっしゃる。
数週間前、猫用の腎臓病予防でいいお薬ができたという話から
「家族が居なくてもどうもないけど、ペットが居なくなったらお休みします。耐えられないと思う。」と仰っていた。
まだ12~3歳?先生にはみーちゃんのことは話せなかった。

帰り、遠回りにはなるけど母の月命日なので実家によって亡母にみーちゃんのことを報告。
兄たちには話さなかった…
母が泊まりに来ると最初は「誰?」って顔をしていたけど、慣れてきて準家族として認めていたような…
義母には擦りついた挙句に噛んでいた。他人扱い
甘え上手だけど気まぐれなのかな??
母には「にゃ~~ん」って鳴いて擦り寄って、後は我関せず。
この家の者として認知していたのかな~
寒いと「抱っこして」と膝に座るのは、いつも落ち着いて座っている夫の膝ばかり~
私は座ったかと思うと立つことが多いので居心地が良くなかったのだろう。
反対に寝るのは、あまり寝返りを打たない私と一緒

みーちゃんが来る前に飼っていた猫…犬のような名前の「コロ」
我が家で生まれた雄猫。息子が生まれて間もなく、一年経たないうちに4歳くらいで亡くなった。
この子はまだ和裁をしていた頃なので、じっと座っていたせいか私の膝にばかり来ていた。
子猫の時、台所に立っていると背中を駆け上がってきて肩越しに流しを覗いていた。
寒い時よく「襟巻だ~」と前足と後ろ足を揃えて首に回しても大人しかった。
みーちゃんも試したけどさせてはくれなかった。猫それぞれだね~と言いながら…
私べったりだったのでとても可愛かったけど、オスの習性で出歩くことが多く悪戯っ子だった。
喧嘩をしてケガをした。
ケガが癒えるころだんだん食欲がなくなり、お風呂場で寝ることが多くなった。
珍しく出かけて「元気になったんだ…」と思っていたけど帰って来ない。
数日経っても姿が見えない。
名前を呼びながら近所を探して回ったけど…
ずいぶん経ってから、ご近所の納屋の屋根裏で亡くなっていたと聞かされた。
私のことを気遣って教えてくださらなかったんだと思う。
その時も辛かった。
気づいて遣れなかったこと…
出て行ったのは自分の死に場所を探しに行ったんだと気づいたこと…

みーちゃんは、私たちが外に出る時、玄関まで追ってくることは最近なくて、あっても廊下で見送っていた。
それが、具合が悪くなってから下まで降りて外に出ようとしていた。
家に居る時は出したけど、ちょっと目を離すといつもは行かないお隣まで少しづつ近づいて行った。
床下に行こうとする。
元気な時も行かないところ…
私が一度、次の日に夫が一度連れ帰った。
部屋に居ても、飲みも食べもしない状態なのに外に出たいとせがむ。
涙が出て来た。
一緒に外に出て暫く過ごし、抱っこして連れて帰った。
みーちゃんは死に場所を探しているんだと思った。
「コロ」のように私たちの知らない所で命を終わらせるわけにはいかない。
夫も同じ思いで目を離さないようにしていた。
息子が帰った後はもう出たいと言う元気もなく、自分の身をどうしたらいいのかも考えられない状態。
横にも寝れない。座ったような状態で片肩と頭を付けたようなありえないような状態になる。
静かな場所で眠れるように、と段ボール箱にタオルやマットを敷いて入れ、キャリーケースにはタオルケットを敷いて並べて置いていた。
段ボール箱に夫が入れて遣ったけど気に入らなかったのかすぐに出た。
暫く行きたいところで寝させ、息子が帰ってきたころキャリーケースに入れると暫くそこに居た。
でもやはり出てきていつもの所に…
もう、みーちゃんが居たい所で良いよ。
一緒にベッドに寝て、最期を看取らせてくれてありがとう。
粗相もせず、手のかからない、お利口な子だった。
長患いもせず、最後の最後まで親孝行娘だったね。
あまりに急なことだったけど…
本当に、家族でいてくれてありがとう

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