ミニチュアワンダーランドの場所から、Uバーン越しに塔が見えます。
ハンブルク、聖ミヒャエル教会の塔です。
時刻はお昼を少し回っています。
昼食は名物料理を食べましょう。
ユンカースにも乗れず、ミニチュアワンダーランドも見られず・・・
このままじゃハンブルクの思い出が中止や満員や体調不良しかなくなってしまう
ガイドブック通りでもいいじゃない、美味しいものを頂きましょう。
そこは昨日ワタシが下見しておいたオールドコマーシャルルームという名のお店です。
聖ミヒャエル教会の塔が見えるなら、その下にオールドコマーシャルルームはあるから・・・
レッツゴーと歩き出しますが・・・
遠くもないけど、近くもなく・・・でもガイド本的に最寄駅はこのBaumwallでいいので、まぁいいお散歩となりました。
昨日の夕刻一人お散歩時、うす暗い・・・と思われた公園も、昼間に見ると紅葉
がきれいな開放的な公園じゃない。
ドイツの夜の薄暗さを改めて実感しました。
ここでちょこっとお遊び。「今のオレは何腹か
」
とイノガシラゴロー風をオールドコマーシャルルーム前でやってきました。さて、オールドコマーシャルルームですが、歴史は古く1795年からこの地で営業されていたそうです。
まだ有名になる前のビートルズが当初拠点としたのがここハンブルクだと言うことで、このお店にも訪れてたそうです。
ハンブルクの名物料理にラプスカウスというものがあります。
じゃがいもとコンビーフがペースト状になったものに目玉焼きが乗っかっている。
これは船乗りの料理だったそうです。
ありあわせのものを混ぜ込んで焼いたもの。今は、郷土料理として定着しています。
ちょっと話はそれますが、そもそもこの辺りではその昔ミンチ肉を生で食べる料理というものがあったそうです。
これがのちにアメリカに渡り、その日のうちに食べられなかったものを焼いたのがハンバーグの原型とか・・・
ハンブルク出身の人が「ハンブルクのステーキだよ。」
と言ったのがハンバーグステーキと言うことみたいですよ
ニューヨークの人をニューヨーカーと言うようにハンブルクの人をハンブルガーと言うんだけど英語読みするとハンバーガー。
ホントかウソかわかりませんが、色々読み漁ってへぇ~って思ったことを併せて書いておきます。
で、オールドコマーシャルルームに到着した我々。
前夜来た時もひっそりしてるなぁ~と思った印象からあまり変わらない感じにひっそりしていました。
でもガイド本を信じてその扉をあけましょう。
店内は雰囲気イイんだけど、しずしずとしています。
HPを見ると200席もあるらしい。
船内をイメージしている・・・と書いてあるものをどこかで読んだと思いますが、船内だったかなぁ
マジマジと店内見まわさなかったので定かではないけど…
ワタシの座った席の横にはこのようなボトルが並んでいました。
写真がコレだけじゃわかりづらいけど、そうとうな巨大なボトルでした。
下の写真、ダンナさんの視線の先に少しだけ写ってるでしょ。で大きさをイメージしてください。
と、病み上がり君の視線の先は・・・遠い目をしていますが・・・ボトルを見ているのだろうか・・・
毎度の大皿なるドイツ料理ですが、このラプスカウスはクライネサイズ(小さいサイズ)もありました。
病み上がり君なのでラプスカウスのクライネサイズ1つにスープを付けて二人で分けて食べました。
ドイツ人的には子供一人分なんじゃないかしら
と思える量です。
病み上がりと言いつつもここでやっとドイツでビールを飲む事ができました。
ドイツ入国から1日半も飲まずにいたってのもビックリです(笑)
それでもワタシは久々のアルコール(1日半ぶり)だったので、レモネードで割ったものなんて頼んでしまったわ。
弱気・・・
さて、その名物料理はと言うと、ラプスカウスにフォークを入れてみたら、結構な生肉感ある色をしてたので
「うわぁ」って思ったんだけどその味は・・・美味しいじゃない
繊細に味付けされていて、柔らかいその食べ物は風邪っぴきには嬉しい一品だったでしょう。
これならクライネサイズを一人1個食べられたね。っていうところでした。
スープはね、エビのビスク。
エビ大好きな我々なので満足のお味でした。
ドイツで暖かいものを食べると、ホッとします。
古き良き時代のレストランを満喫して、ハンブルクの思い出が一つできてほっとしたなぁ~
オールドコマーシャルルーム
HP こちら
このHPの中を読んでいると、メニューは日本語もあるって書いてあります。ホントかなぁ・・・
2014.10.30