Revive

 

黄昏れたこの空にまだ夕べの星灯らない

2022-09-27 22:47:00 | 日記


仕事が終わり
空を見上げると
ため息の出るような
美しい雲が広がっていた。

その柔らかく滲んだ
美しい空が見えないのか、
どこへ急ぐのか、
みんな私を追い越して行く。


陽が沈んでいくにつれ
色を変えていく空は
幻影のように静かに消えていく。


ボンヤリと私の目に映っていた
その車も人も茜の空も
全て滲んで見えていたのは
訳もなく流れ落ちた涙のせい



それは、
きっと、
眼精疲労と加齢によって
涙腺が緩んだせいだ。







あなたを想うたびに心が苦しくなるよ

2022-09-07 22:08:00 | 日記
深い深い森の中で
進む道がない



いくら歩いても歩いても
永遠に続く森林。

時を刻む静寂の音だけが聞こえる
時間が止まったこの深い森から
私は抜け出す事ができるのだろうか?

8/20
森の妖精になった私は
窓から開放的な青い空が
見えているのに、
社会という世界から隔絶され煢然とした長い長い一日を何日も過ごした。


当たり前だと思っていた事が
当たり前でなくなり
当たり前と思っていたことが
出来なくなった。
快適な生活のの中で
不平不満、不足ばかりを嘆いていた
煩悩具足の私は
ひとりぼっちの時間の中で
今まで感じることが出来なかったものを
感じ取る事ができたような

そんな気がする。