[個人史]: 日記 晩夏 セミ
<再び指に乗せて..>
たった一匹だけで 空しく 蛍光灯に向かって飛び続けるセミ の姿を追っていたときだった。
台所の窓の方に落ちたので 探してみると 垂れかけたスダレの上を昇っていた。
セミの目の前に人差し指を差し出すと 指にしがみついてきたので、 そのまま再び木カブのところへ持って行った。
木カブに降ろそうとした時 セミは明らかに 木カブを嫌って 木カブから遠い方へと移動した。 同時に私の手は 木カブの冷気 を感じた。 次に 前回同様 雨戸の木枠にセミを運ぶと 日中に蓄熱していた木枠にセミは自分から移って行った。
<奇行の原因>
なるほど セミは より温度の高いところに留まりたいらしい。
だから玄関先の冷たいコンクリートを避けて 蓄熱した蛍光灯に止まろうとして失敗を繰り返していたのだ。 台所のスダレよりも 私の指が高温だったから自分から移って来て、 手よりも低温の木カブからは遠ざかろうとした。
セミの奇行が 異常な温暖化にあることは間違いがない。 夜になっても大気は冷えず セミの生態を活性化させ続け、 日中に蓄熱したままの ”より高温な場所” へと誘われ続ける。
<食物連鎖はどう現れる?>
セミの大繁殖は 必ず別な生態をも大繁殖させている事だろう。 朝には2つあったセミの死骸は 昼には跡形もなく消えていた。
(記)
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09/02 日記: (続)都会のセミ 『意思表示?』
08/26 日記:都会のセミ (後) ・・・ 本記事
08/26 日記:都会のセミ (中) 『まるで 蛾 のように』
08/26 日記:都会のセミ (前) 『指の上の蝉(セミ)』
<再び指に乗せて..>
たった一匹だけで 空しく 蛍光灯に向かって飛び続けるセミ の姿を追っていたときだった。
台所の窓の方に落ちたので 探してみると 垂れかけたスダレの上を昇っていた。
セミの目の前に人差し指を差し出すと 指にしがみついてきたので、 そのまま再び木カブのところへ持って行った。
木カブに降ろそうとした時 セミは明らかに 木カブを嫌って 木カブから遠い方へと移動した。 同時に私の手は 木カブの冷気 を感じた。 次に 前回同様 雨戸の木枠にセミを運ぶと 日中に蓄熱していた木枠にセミは自分から移って行った。
<奇行の原因>
なるほど セミは より温度の高いところに留まりたいらしい。
だから玄関先の冷たいコンクリートを避けて 蓄熱した蛍光灯に止まろうとして失敗を繰り返していたのだ。 台所のスダレよりも 私の指が高温だったから自分から移って来て、 手よりも低温の木カブからは遠ざかろうとした。
セミの奇行が 異常な温暖化にあることは間違いがない。 夜になっても大気は冷えず セミの生態を活性化させ続け、 日中に蓄熱したままの ”より高温な場所” へと誘われ続ける。
<食物連鎖はどう現れる?>
セミの大繁殖は 必ず別な生態をも大繁殖させている事だろう。 朝には2つあったセミの死骸は 昼には跡形もなく消えていた。
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