これは、桜島の東側(黒神地区)にある「腹五社神社」の鳥居です。
わざと低く作ってあるのではありません。
桜島が大正3年の1月12日に大噴火したときに、大量の火山灰で埋もれてしまったものです。
【桜島埋没鳥居】と呼ばれ、県の重要文化財に指定されています。
写真の参道は、鹿児島市立黒神中学校の校舎と体育館の間を通り抜けるようにして本殿へ通じています。
もちろん、今の本殿は再建されたもので、以前の本殿は火山灰の下に埋もれています。
大正3年の大噴火は凄まじいものだったらしいです。
火口から流れ出た溶岩で、私達が住む町と桜島の間の瀬戸が埋まって陸続きになってしまったのですから・・・
大正の噴火以降は、昭和21年に大噴火をして以来、60数年も小康状態が続いているわけで、
何時、大噴火が起きてもおかしくありません。
うちの集落は、避難指定区域になっています。