ラウル フォン コチャルスキ。
ショパンの弟子であったミクリの弟子。つまり、ショパンの孫弟子になりますね。幸いなことに彼の録音はショパンを中心に多く残っています。
彼の録音を聴くと、なるほどたしかにショパンはこのように演奏したのではないか?と思わされます。実に即興的パッセージ、崩れることのない左手のタクト。
ここで有名なショパンのノクターンOp.9-2をコチャルスキの演奏で聴いてみましょう。
いかがですか?
恐らく、現在聴かれるノクターンとはだいぶ違って聴こえるかもしれません。しかし、ショパンは二度同じ演奏はしなかった、と証言が残っていますね。ある意味ジャズのような即興、それでありながらバロックのスタイル(左手のパッサカリア様式)であることを考えると、現在のショパン像というのは大きな差異があるのではないでしょうか。
「ピアノの詩人」と言われるのはよく分かります。しかし、その「詩人」とはなんなのか。昔の詩人は哲学を詩として残しました。ならば「ピアノの哲学者ショパン」では?心地よい響きに任せてショパンを見失いつつあるショパン。今一度見直してみましょう。
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じゃバイバイ(^_^)/