子供の頃、「偉い人の本」みたいなものにはだいたい名前のあったアルベルト・シュバイツァー。 医者として有名ですが、 哲学者でもあり神学者でもあり、 オルガニストでもありました。そして、主なレパートリーはバッハ。バッハについての著作もあります。
さて、シュヴァイツァーの録音は昔、図書 館で借りたバッハのコラール集を何度か聴 いていました。 先日、 中古でこのセットを見つけまして、コラールだけでなく、プレリュードとフーガ、トッカータとフーガ、そしてパッサカリア!他にはまさかのメンデルスゾーンとフランクの録音! フランクを録音していたとは... 知りませんでした。
シュヴァイツァーの演奏、 たしかに他のオルガニストに比べたらテクニック的には劣るかもしれません。しかし、彼の演奏は何か心にグッと来ると言うか…説得力があると言うか。言葉にするのが難しい表現力あるように思います。バッハのBWV564のフーガなんかは驚くほど遅いですが、最後まで心を掴んで離さない何かがあります。研究した根がしっかりしているからなのかもしれませんね。
このセットに出会えた事に感謝です。
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