2019年9月8日(日)勝浦フラメンコ
台風が心配な中、ご来場のお客様。田代さん、共演の皆様、主催の勝浦市の皆様、本当にありがとうございました。
こちらは本番前に集合写真。
数日前に天気予報で台風が近づいていることがわかり「最悪の場合は中止」という連絡をいただきながら、晴れ女がいっぱいのお花ちゃんと一緒に【わかしお7号】にのって遠征してきました。
リハーサルのビデオを観たり、お弁当を食べたり、とってもいい雰囲気で会場へ向かうみんな。
LasFloresMiasの歴史に残る1日になるとは、この時は誰も思わず。
台風の時間はギリギリそれそうということで開催決定となり、タクシーで会場へ向かいました。
大きな会場。田代さんとママと記念写真。
コンパネ30枚の舞台。ちょうどW302スタジオくらいの広さで踊らせていただきました。9名でちょうどというか、本来なら横にスペースはないので、いろいろなフォーメーションをするには若干狭かったです。
そしてここからが予想外の濃い一日がスタート。
日程:2019年9月8日(日)
時間:開場17:30/開演18:00
場所:勝浦市芸術文化交流センター Küste ホール 〒299-5231 千葉県勝浦市沢倉523番地1
電話番号:0470-73-1001(会場)
ショーチャージ:一般:前売1,500円(3Kü-Point)当日1,800円3Kü-Point)高校生以下無料
※全席自由
ギター:尾藤大介、宇田川卓俊
カンテ(歌):ディエゴ・ゴメス
パイレ(踊り):ロシオ・ロメロ、斎藤克己、小林成江、二村広美
オープニング:二村広美舞踊団
吉本恵美✿田中久美子✿猪狩江利子✿堅田亜紀子
高橋美鈴✿斉藤由実子✿渋谷有希✿別木桂✿南雲映吏子
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14:00からゲネプロ。
オープニング:9名のお花によるセビジャーナス。
スペイン人アーティストと初めての共演で緊張もするみんなは、カンテさんからファーストアタックをいただき、急に実力テストのようなリハーサルとなりました。
セビジャーナスなので難しくないのですが、歌のキーの高さなどでいろいろな制限がでて、フォーメーションチェンジなどで変更が必要になり、みんななりに考えながら踊っていたところで現場がストップ。
私もスペイン語で応戦し、みんなもその様子をみて気合も入り、普段のソフトスパルタで鍛えられている上級生はそんな中でも笑って踊っていたり、私はアーティストの後ろに移動してギターさんにも説明しながら頑張ったのですが、それでも現場はまたストップ。
今度は「踊っている姿が機械みたいで、全然歌を聴いてないんじゃないか」とのご指摘。もっと楽しんで踊るようにとのアドバイスでした。
私は自分も踊るし、カンテさんは初共演。でもみんなにとってはお母さんなのと、リクエストを頂いたからみんなが一生懸命練習したところを簡単にカットさせたくないので、カンテさんにみんなの気持ちや状況を説明。
そしたら急にわかってもらえたのか?「ダイジョーブ。コワクナーイ」とみんなを集めて円陣のハグをしていただき、「ダイジョーブ・ダイジョーブ」と愛のあるありがたいお言葉をいただきました。
そのスペイン語を通訳しながら、「みんな、大丈夫だからね」と笑いながら言っている私が汗にまみれて泣いているという、全然ダイジョーブじゃないオープニングのリハーサルでした。
そして次は私のゲネプロ。
事前に「みんな、リハーサルは見ないでまずは自分のお化粧などを優先して準備を完了させてね」と伝えてあったのですが、あの状況で何とも言えない気持ちであろうみんなに、自分が構成を説明して踊る姿を見せることがあの時できる私の最大限のことと思ったので「私のリハーサルを客席から観て」と伝え、2曲とも正面から見学してもらいました。
ソフトスパルタ返しのように9名が審査員のごとく一列に並んで背筋を伸ばして舞台を観ているお花ちゃん達。
ガロティン・シギリージャと見学してもらいました。
自分が踊りきることがみんなの演目にとっても必要なミッションだと思ったので、みんなが楽屋でリハーサルの音を聴きながらずっと練習している時も声をかけず、みんなとは違う楽屋に移動したりして自分の曲に集中させてもらいました。
私がいる時も、いない時も、それぞれが録音を聴いて(リハーサルを録音するように伝えてありました)確認したり練習している姿は、深夜番組でドキュエンタリーになるくらい感動ポイントがたくさんあったと思います。
フィナーレの演目ゲネの時は、お花たちように何度も出ハケを指示していただき、アーティストのみなさんと一緒にフィナーレに立たせていただきました。
あたたかく深いフラメンコの輪の中に全員を入れていただけたことに感謝です。
そして本番はというと、ゲネとその後の楽屋での心配が嘘だったかのように、みんなのセビジャーナスはギターさんにも支えていただき大成功でした。
踊っている姿からも、みんなのプライドと笑顔のなかには私もいることを感じたし、自分の踊りの中にもみんながいたと思います。
本番はみんなが舞台袖から私の踊りを観ていました。なかなかないよね~
LAS FLORES MIASの歴史の中でも、間違いなく伝説となる舞台でした。
みんな大成功 おめでとう 👏💃
今までのセビジャーナスの中で最高でした👏
プライドをかけた笑顔🥰と現場対応にole❤️
私の2曲も自由に踊ることができ、シギリージャのマチョでは歌ぶりから長い拍手をいただきました。
振付に捕らわれず音もしっかり入ったと思うので、この夏を踊り切ってほっとしています。
翌日停電で大変となることを知らずに、ホテル三日月に宿泊した私達は、笑いあり、涙ありの打ち上げとなり、最高に美味しく乾杯しました。(ご家族がいらしてくれたお花ちゃんは帰宅されました)
こちらは送迎バスを待っている時。
こちらは打ち上げの写真。
私と、Wえりこちゃんだけ、着替えていました。
打ち上げの後は4人で部屋のみをして、2時半ごろに停電になってしまったため「とりあえずお風呂に入ろう」ということで強風の音に興奮しながら夜中の3時に真っ暗な中で温泉を満喫。ぷかぷかお尻を浮かして遊んでいました。
その時は非常灯はついていたのですが、翌朝は自家発電も消えて、朝食バイキングはローソクの中いただくことになり、大変な被害に驚きました。
千葉は今も停電のところがたくさんあって心配ですね。
本当に大変な1日となりましたが、泊まりで踊るのもすごく良かったです。団結し絆が深まりました💞
ホームページのツイッターに、お客様から感想コメントを頂いていて、タクシーや電車を乗り継いで大変な時間をかけて帰り着いた後だったので泣けました。
励みになります。ありがたいです。みんなが勉強になったなんて~!!!
翌日、帰宅するまでも大変だったり、地元の方にお世話になりました。
それはまた改めて投稿させてください。
熱い夏でした。
本当にありがとうございました。