このたびの新型コロナウィルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられている皆様に、心よりお見舞いを申しあげます。
当初、教室の考えは初心貫徹でした【ひぃblog】が、感染経路不明者が増えている厳しい状況となり、生徒やお客様の安全と充分な準備ができる状況の元、お客様にフラメンコを心から楽しみにいらして頂きたいという思いから、4/1時点で以下の日程へ延期させていただくこととなりました。
苦渋の判断となりました。御理解いただきますようお願い申しあげます。
幸い、延期決定時の出演者・アーティスト・スタッフさん等、全員が同じままの日程で振替公演も決まり、まずはコロナウィルス撃退に向けて今私たちに出来ることを頑張り、落ち着いたら更にレベルアップした公演に向かってお稽古する方針です。
1月末頃からコロナウィルスの話題はクラスでも出ていて、みんなで「ヤバイ ヤバイ」と話したり、マスクで会いアルコール消毒をしてマスクで別れる・・・となっていたものの、当時の私は認識が甘く、こんなに脅威になるとは思っていませんでした。
”教室がアブナイ場所になってはいけない”と常に心配に思いながらも、5/24(日)の発表会に向けて2年近く頑張ってきた自分とそれについて来てくれた生徒を知っている私としては、簡単に変更する判断ができませんでした。
「普通に過ごす素晴らしさ」というテーマがフラメンコにはあり、それを学ぶ者として「気を付けながらもいつも通り」というように思い、その生き方に誇りも持っています。芸術はこのような時に力をくれるものだと、今も思っています。
でも、今回この脅威を知るにあたり、フラメンコは生きる強さをくれるけれどコロナと闘ったり命がけでするものではないと思いました。哀しい場所になってはいけません。
それを本気で考えだしたのは3月の連休くらいからです。2月後半から、無観客で行うことや、新宿村でお披露目会を行うのはどうか、ビデオに残して後にお客様と出演者で鑑賞会をしようかと100人入れる【なかのZEROの視聴覚室】を8月に2枠予約してみたり「延期するなら会場あるのかな?」と会場の予約状況を見て見たりはしていましたが、東京で感染経路が不明な方が増えてきた時に「これは他人事ではない」と本気で思いはじめ「がっかりする生徒や”言ってることが違うだろ”と言う生徒がいても、場合によっては独断で全部中止だな」と思っていました。
そして3月末の週末が「外出禁止」になるかと思っていたところ、小池都知事が「外出自粛」と言った時に「本当にみんなの協力のもとリハーサルだけは1回して音と動画を残させてもらって、最悪の場合は中止。でも大丈夫そうならもう少し様子を見よう」と思い、1回目のリハーサルを行いました。
それで、その時のブログに書いたような流れになっています。
翌日休講にしたはクラスのみんなでLINEのカメラ通話をして、翌週のギターカンテとの予定を話しました。
3/30(月)と3/31(火)は第5週でお休みだったので少しゆっくりしながら報道を注視していました。
リハーサルで頑張っていたみんなと、かなりヤバイ状況っぽい報道との間で悩みました。みんなに相談するのではなく自分が決めないといけないと思いました。
そして翌4/1(水)になかのZEROの予約状況を見たら、以前見た時に空いていなかった12/27(日)が空いているのを見て、その場で即決で予約をしました。もしもアーティストが違ってしまっても、5月にするより良いものができると自分もみんなも信じました。
そう思いながら順番にアーティストに電話をしたところ、なんと全員がOKで、カメラの大森さんも、ビデオの吉田社長も、チームAMETANIのあめちゃんも、そっくりそのまま振替できることとなりました。本当によかったです。
前日の夜は「あと1回で必ずフォーメーションを完成させる」と思い、フォーメーション図をクラスのラインに送ったりしていたのですが、延期を決めた時はそのやりとりも含めて延期でよいと思いました。
夜のクラスも急遽休講との連絡をして、クラスの時間はお花のみんなに伝えるための【延期をお知らせするメッセージ動画】【クラスを4/12までお休みとする動画】を撮り、その後全クラスのグループラインに送りました。
このライングループは、もしもの休講の時にみんなに動画を送れるようにと3/30(月)につくったものでしたが、大変役に立ちました。
メールでなく、自分の言葉でみんなに伝えられてよかったです。本当の気持ちだけ伝えたかったので、生徒に直接【動画メッセージ】を送ることは重要でした。
様々な感想を頂きましたが、みんなが私を信じてついてきてくれているのがわかり、全員が12/27が大丈夫という奇跡の中、とってもアブナイ橋を一緒に渡らせようとしていたことを反省しました。今のところ、みんなが安全なうちに軌道修正できてよかったです。ほっ☆
といっても、誰が出るかわからない13か月前に会場費を払い、これまたキャンセルできるのかわからないのに振替公演の会場費を払うという大変なことになるのですが、ここは敏腕ひぃたん?で中野区にまで電話しちゃったりしてキャンセル料がかからないように頑張ります。
今回、うちの教室で一番大事で良いことの一つは「コニュニケーション」だということをより強く思いました。みんなが仲間との会話で信頼しあって心配しあってお互いを認めあっています。踊れることよりも大事だと思いました。
この「LAS FLORES MIASの絆」を大事に、この大変な局面を乗り越えたいです。そのために今私ができることは、みんなを心配な場所に出さないこと。
報道をより注視しながら、せっかく延期にできたのだから、安心してお稽古ができるようにしたいと思います。
動画メッセージでお伝えした通り、ただの延期ではなくレベルアップできる延期です。
オープニングもフィナーレもこれから振付していくので、コロナが落ち着くのを祈りながらまた一緒に踊る日を待ちましょう。
12月なら出られそうな人も数名いるので、出演者が増えるかもしれません。
まずはくれぐれも身体に気を付けて。みんなが元気でありますように。
そして、世界中の苦しんでいる人が少しずつ減り、コロナウィルスの終息を祈っています。
みんなの自己管理と信頼と新宿村さんの協力のもと、気持ちを強く持ってまたみんなで踊りましょう。
これからも引き続きよろしくお願いします。
長文またまた失礼しました。
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