ユーキャン詩集

創作した詩を不定期投稿していきます!感想などございましたらぜひコメントください!時々、旅日記なども載せます!

1つの鐘音

2018-11-11 15:34:30 | 創作(詩)
ペンシルが宙を舞った
白い黒板から入り口の扉に右肩下がりで
降下。

ただ、それだけ。
ペンシルの先がただ赤色のセーターを着るあなたに向いただけなんです
真横に落ちる稲妻の如くあなたを釘で壁に張り付けた夕刻
鐘が響いたのです

音の波が大きく揺らいだ時間
ハンマーで殴りつけた時、風の舞は地に伏せて
釘がめり込む一瞬一瞬には、砂が空に棘を刺してく

誰にもあげない宝物
格好良く見える最高の角度

この時間はひとつだけ
焼けて残る瞼写真は無数に
色変えその日に巡り合う

今夜人間は蕎麦をすする
闇に響くは除夜の鐘

お前か外か
喚く叫ぶ阿鼻叫喚の一室で面白半分のわたし。
こめかみ横にカッターを貼り付けてみた