ユーキャン詩集

創作した詩を不定期投稿していきます!感想などございましたらぜひコメントください!時々、旅日記なども載せます!

イタイヒト

2018-11-15 22:59:11 | 創作(詩)
視界で捉えてすれ違い
数歩歩けば頭が回ってきて
初めて考える(そういえば)
顔に張り付いた蜘蛛の巣を一本ずつつまんで引き剝がしながら
地面と空を行き来する(誰だっけ)
見るものがなくなったら遠くの山がターゲットになる
ザラザラした顎を指の腹で撫でながら
いつかの舌で舐められた感覚を思い出して
「こんな気持ちだったのかな」
はてなが栄養になることなんてない
積もれば見えなくなっていって
時間が経てばまた同じものが湧いて
誰かが悩んでるのを傍観して記憶して
さも自分はベテランのような雰囲気で
失敗だけを積み重ねてく
僕は自己紹介の一言目を決めていて
天才ですよろしくって言うんだけど
君は初めになんていうの?