御前崎市立図書館ASPALぶろぐ

職員のつぶやきや、本の紹介などを綴っていきます。
コメント歓迎!アスパルや本について忌憚なくお願いします。

夫の読書

2020年10月21日 | いろいろ。

私は本が好きです。

ものごころつく頃には常に身近に本がある環境でした。両親は私の欲しい本や為になる本は惜しみなく与えてくれました。

母親いわく、絵を描くことも好きだった私は、本と紙とペンがあればゴキゲンな子供だったそうです。

私の夫も本が身近にある、という点では似た環境で育ちました。実際、夫の姉はかなりの読書家です。

。。。ですが

夫は本を読みません。。。

いえ。まったく読まないわけではないんです。

読むジャンルが漫画オンリーなんです。

誤解のないよう言いますと、漫画だって素晴らしい書物です。数多くの名作が生み出されている日本の誇る文化です。

私も漫画、かなり読みます

さて。

本といえば漫画しか読まなかった夫ですが、今年に入り変化が表れました。

ある日、ToDoリストを作成していた夫。見るとリストの中に

*湊かなえの『告白』を読む

との記述が!!!!!

なんということでしょう~

第6回本屋大賞に輝いたビッグタイトル、湊かなえの名を轟かせた衝撃のデビュー作、松たかこさん主演で映画にもなった『告白』…読まなきゃ人生損する!と、夫が思ったかどうかは知りませんが、興味がわいた事にほくそ笑む私。

「絶対読んだ方がいいよ!」

と、すぐにアスパルで文庫版を借りて夫に半ば強引に渡しました。

文庫を手に取った夫「厚っ!字ばっかじゃん!」

そりゃそうだ。決して厚くはないのだけど、夫が「読み切れるのか…?」と不安を抱いたのは事実。

それでもどうにかこうにかページを捲り始めました。その姿勢はまるで学校からの宿題をいやいや始める小学生のようです。

最初は慣れない文字の羅列に苦戦していましたが、読み進めていくうちに段々と文字のみで表現されている世界に嵌まり込んだようで、貸出期間内に1冊読み切ることができました。

内容が面白かったのはもちろん、1冊を最後まで読み切った達成感に本人なかなか満足の様子。

「オススメの本があったらまた借りてきて」と、まさかのおかわり

夏から秋にかけてすでに5冊読み終えています。

父親の変化に子供たちも驚いています。読書好きの娘はちょっと嬉しそう。

私も夫と共通の趣味が増えて嬉しい限りです

1冊の本との出会いが、皆さまの生活にプラスになるよう、アスパルではお手伝いさせていただきます。

皆さま、ぜひご来館ください。 

 

 

                                                                m

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする