今でこそ読書も趣味の一つと言えますが、子供の頃はあまり本を読むのが好きではありませんでした。
転機は高校生のとき。
図書室がとても居心地良かったんです
『MOE』という雑誌(アスパルにもあります)が置いてあり、それが大好きで繰り返しページをめくっていました。
司書の先生がとてもいい先生で、いろいろ話をするようになりました。
そしてあるとき、ふと手にした分厚い長編小説。なぜか借りる気になり、それを楽しく一気に読破できたことがきっかけで、読書が好きになりました。
でも、「読書好き」というより「図書館好き」なんです。
高校卒業後もたまに図書館へ行っては半日時間を潰す…ということが大人になっても繰り返されました。
特に何か調べものや読みたい本がなくても、普段接点のないジャンルの書架を眺めて、気になる本を手に取って見たりするのが好きでした。
知らない街へ行っても、図書館があると入ってみたくなります。
去年、東京へ行って待ち時間ができたとき、近くの図書館に入ってみました。
高層ビルの中ほどの2階分が図書館になっていて、その上はホテル
都会だなぁ~、とちょっとワクワク
久々の探索でしたが、仕事柄これまでと別のところに目がいってしまいました
以前、映画に図書館のシーンが出てきたときも、ストーリーとは関係のないところが気になってしまって…
本にも図書館が舞台になっているおもしろそうな小説がいろいろありますね
『図書室のキリギリス』竹内真(本館45)
『図書館の子』佐々木譲(本館43)
『図書館の神様』瀬尾まいこ(東書庫8)
『図書館は逃走中』ディヴィッド・ホワイトハウス(本館50)などなど。
図書館が仕事となっている今、映画同様、読みながらツッコミたくなり、ストーリーに入り込めないような気がして、手を出していません。気にはなっているのですが…。
また、図書館そのものの魅力を綴った本もあります。興味のある方はこちらもどうぞ。
『ぼくは、図書館が好き』漆原宏(東館31)
『日本の最も美しい図書館』立野井一恵(東館31)
『図書館逍遥』小田光雄(東書庫21)
『スローライフの停留所-本屋であったり、図書館であったり-』内野安彦(東館31)
(MM)