原発の再稼動が始まった。賛否が分かれる問題について、このブログで個人の主張を展開するつもりはないが、身近な地域社会の問題でもあるので、現時点の考え方を記しておきたい。「理の面では、南海トラフ大地震が起きても絶対安全とは言い切れないし、福島もまだ復興ほど遠い状況であるし、結局、地域社会や住民が犠牲になりながら、「想定外」の事には誰も責任を取らないから『反対』。ただ、地域経済への影響や電力安定供給の必要性を考えると、本当にやむを得ない事なのかわからない。情の面では、万一の事を考えると不安で怖い。安全神話も信用できない。反対派の言い分もわかる。でも、心配しても仕方ない。」と複雑な心境だ。
本件はニュースでも大きく取り上げられた。賛否両論の街頭インタビューも放送されていた。サラリーマン風の若い男性が、「地域経済や電力の安定供給の問題を考えると、現時点では再稼動は必要と思いますね。」と訳知り顔で答えていた。それを見て複雑な反感を覚えた。「あなた事の本質をわかって言ってるのか。自分は安全な所にいて他人事だと思ってるんじゃないのか。万一の時、海の向こうの九州へ船で非難するしかない住民の不安な気持ちわかってるのか。」と。
「現時点で最善の現実的解決」とか「冷静かつ慎重に安全性を確認」などと言えば聞こえがいいかもしれないが、当然のことをしているだけである。安全性を確認せずに再稼動などあり得ない。現実主義とは、問題の大きさに思考停止してしまい、ただ現実に追随していることを正当化しているだけかもしれない。
自分自身、難問にぶつかった際に、「現実的な解決はこれしかない」と安易に妥協したり、「今はしょうがない」と思考停止にならないよう、多様な価値観を尊重して大局的、長期的に考える姿勢、過誤は率直に修正する潔さも持ち合わせたいと思った。もっと自己研鑽が必要だが。
本件はニュースでも大きく取り上げられた。賛否両論の街頭インタビューも放送されていた。サラリーマン風の若い男性が、「地域経済や電力の安定供給の問題を考えると、現時点では再稼動は必要と思いますね。」と訳知り顔で答えていた。それを見て複雑な反感を覚えた。「あなた事の本質をわかって言ってるのか。自分は安全な所にいて他人事だと思ってるんじゃないのか。万一の時、海の向こうの九州へ船で非難するしかない住民の不安な気持ちわかってるのか。」と。
「現時点で最善の現実的解決」とか「冷静かつ慎重に安全性を確認」などと言えば聞こえがいいかもしれないが、当然のことをしているだけである。安全性を確認せずに再稼動などあり得ない。現実主義とは、問題の大きさに思考停止してしまい、ただ現実に追随していることを正当化しているだけかもしれない。
自分自身、難問にぶつかった際に、「現実的な解決はこれしかない」と安易に妥協したり、「今はしょうがない」と思考停止にならないよう、多様な価値観を尊重して大局的、長期的に考える姿勢、過誤は率直に修正する潔さも持ち合わせたいと思った。もっと自己研鑽が必要だが。
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