今日は手術もなく休診。
久しぶりに名取市から依頼のあった訪問診療に行く。
ここ名取市では行政と歯科医師会がタイアップして歯科訪問診療事業を行っている。
通常であれば保健センター所属の衛生士を帯同し、センターの器材を持って出向くのだが、今日はあいにく予定が合わず。
急遽、当院の訪問診療器材を持って患家を訪れる。
休診日なのでスタッフもおらずたったひとり。。
患者さんは当クリニックのすぐご近所の方で、開業以来20年近くご夫婦でずっと当院にいらしていた方。
今回は奥様の診療依頼。
主訴は上顎前歯ブリッジの破損。
実は一昨日診療後に口腔内を診査してきた。
治療計画を立て必要な機材をそろえ診療開始。
上顎犬歯間の6歯ブリッジを部分的に切断。
その後、切断したブリッジを現義歯に増歯するとともにクラスプ増設の予定。
文章で書くとこれだけだが、結論から言うとクリニックに戻ること2回でトータル2時間かかりました。。。
義歯は10年ぐらい前に当院で入れたコバルトクロムの金属床。
金属が固くてなかなか削れません(涙)
5倍速につけた除去用のカーバイドバーも熱で折れまくり・・・
仕方なくお預かりして自院に戻りタービンで増歯用に削合し形態修正。
そして破損したクラスプ除去にかなり時間を要しました。
結局その場でのワイヤーベンディング→クラスプセットはあきらめ、印象をとってきました。
いやはや、やはり一人での訪問診療はきつかったです。。。
ずっとそばでお手伝いしていもらったご主人に感謝です。
それにしても、ご主人もかなりのご高齢の方。
これが居宅介護の実態。
失礼をはばからずにい言えば、老老介護の現実をかいま見てきました。
先日の施設もそうだったがこれでいいのか日本は・・・
いい年してお母さんから知らないうちに億単位のお小遣いをもらっていた現総理にはこの現実は絶対わかるまい。
どうせ介護保険など利用せずに自腹(お小遣い!?)で快適な老後を送るのだろうから。。。
高速道路無料化なんてどうでもいい。
もっとせっぱ詰まった現実に目を向けて欲しい。
いつかは自分を含めみなたどり着く老後生活。
介護する立場、介護される立場、いすれにしても急に不安になりました。。。
本当にこのため"だけ"に使うのならば、消費税アップもやむなしと感じました。
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元気が出ますので...
m(_"_)m