「とんび」重松清(角川文庫)
去年の初め、原作を読み終えてから録画しておいたNHKのドラマ(前・後編)を見ました。
そして今年はTBSの連続ドラマと並行してもう一度原作を読みました。で、終了後NHK版をもう一度見てみました。
ドラマ版を比較してみると
キャストはNHKのほうが断然好みだけど、時間が短いのもあって、かなり駆け足で進行してしまっていたことや、大事なシーンが変わってしまっていたりしたのが残念。
TBS版は年代が10年スライドしてしまってるのと、台詞が方言ではなく舞台も何所と限定しなかったのはまあ仕方がないか。その他は原作を逸脱することもなく、丁寧に作ってあったと思います。
どれが一番よいかと訊かれると…そりゃ原作が一番いいに決まっている。
けど、TBS版は原作になかった味をつけてくれました。
原作では、由美さんはアキラの結婚相手として、2人でヤスさんの家を訪ねるところから登場するので、どうしても「よそ者感」がワタシには見えてしまうのですが
アキラの視点からストーリーを進めて、由美さんと結婚に至るまでのプロセスを描いたことによって位置づけがかなりハッキリして、最後の海のシーンがぐっと良くなったと思います。
重松清は新作もまだ読んでないのがあるし、再読したいものもたくさんあります。
再読中の「鉄のライオン」もうすぐ読み終わる。次は何を読もうかな。
去年の初め、原作を読み終えてから録画しておいたNHKのドラマ(前・後編)を見ました。
そして今年はTBSの連続ドラマと並行してもう一度原作を読みました。で、終了後NHK版をもう一度見てみました。
ドラマ版を比較してみると
キャストはNHKのほうが断然好みだけど、時間が短いのもあって、かなり駆け足で進行してしまっていたことや、大事なシーンが変わってしまっていたりしたのが残念。
TBS版は年代が10年スライドしてしまってるのと、台詞が方言ではなく舞台も何所と限定しなかったのはまあ仕方がないか。その他は原作を逸脱することもなく、丁寧に作ってあったと思います。
どれが一番よいかと訊かれると…そりゃ原作が一番いいに決まっている。
けど、TBS版は原作になかった味をつけてくれました。
原作では、由美さんはアキラの結婚相手として、2人でヤスさんの家を訪ねるところから登場するので、どうしても「よそ者感」がワタシには見えてしまうのですが
アキラの視点からストーリーを進めて、由美さんと結婚に至るまでのプロセスを描いたことによって位置づけがかなりハッキリして、最後の海のシーンがぐっと良くなったと思います。
重松清は新作もまだ読んでないのがあるし、再読したいものもたくさんあります。
再読中の「鉄のライオン」もうすぐ読み終わる。次は何を読もうかな。
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